金正恩委員長への三回目のメッセージ
家族会・救う会は2月26日合同会議を開催し、金正恩委員長への三回目のメッセージと今年の運動方針を決めた。
家族会・救う会から北朝鮮指導者への3回目のメッセージ
「全拉致被害者の即時一括帰国を決断して頂きたい」
私たちは1997年以来、拉致された日本人被害者を救出するための国民運動を進めてきた家族会と救う会です。家族会は拉致被害者の両親や兄弟、子弟などの組織です。救う会はそれを支える国民有志の組織です。
私たちは、これまで二度にわたって次のようなメッセージをお伝えしました。
「親の世代の家族が存命なうちに、全拉致被害者の即時一括帰国が実現するのであれば、私たちは帰還した被害者やその家族に秘密の暴露を求めるつもりはなく、国交正常化に反対する意思もありません。」
この私たちの切実な思いは変わっていないことをお伝えします。そして、今回「親の世代の家族が存命のうちに全拉致被害者の一括帰国が実現するなら、我が国が北朝鮮に人道支援を行うことに反対しない」
という新しいメッセージを一つ付け加えます。
人道支援は国連制裁違反ではありません。だから、核・ミサイル問題解決前にも実行できます。その条件は喫緊の人道問題である、全拉致被害者の一括帰国実現です。親の世代の家族が存命のうちに全拉致被害者の即時一括帰国が実現するなら私たちは北朝鮮への人道支援に反対しません。日朝がお互いの人道問題解決をともに図ろうではないかと提案いたします。
岸田文雄総理大臣は「拉致被害者御家族も御高齢となる中で、拉致問題は時間的制約のある人権問題です」と明言し、委員長と直接向き合って拉致問題を解決すると繰り返し表明しています。一日も早く日朝首脳会談に応じ、全拉致被害者を即時一括で帰国させて下さい。
私たちは、ここで再度、金正恩委員長に「全拉致被害者の即時一括帰国を決断していただきたい」と強く訴えます。
26日、日曜日の「しおかぜ」は6145kHzが良好である。DRM波をほぼ制圧する強さで入感している。日曜日は拉致被害者、失踪者家族らから寄せられた肉声による呼びかけである。
1965年失踪の坂本とし子さんへ、お姉さん亀山葉子さんからのメッセージ、
1968年失踪の斉藤裕さんへ、お姉さんの斉藤由美子さん、お兄さんの斉藤和美、お友達の稲井英好さんからのメッセージ。
1973年失踪の古川了子さんへ、お姉さん竹下珠路さんからのメッセージ、「ふるさと」の歌が披露されている。
1974年失踪の山下春夫さんへ、お兄さん山下寛久さんからのメッセージ。
1977年拉致された横田めぐみさんへ、お母さんの早紀江からのメッセージ。
1982年失踪の藤山恭郎さんへ、お父さんの穣さん、お母さんの次女さんからのメッセージ。
1967年失踪の城崎暎子さんへ、お姉さんの百合子さんからのメッセージ。
1967年失踪の紙谷慶五郎、圭剛、礼人、速水さんへ、三女北越優子さんからのメッセージ。
1995年失踪の曽我畠隆文、お父さんの隆文さんとお母さんからのメッセージ。
1324:47に「日本政府からのメッセージ」が出ている。後半1330からも拉致被害者らへの家族からの肉声による呼びかけが出ている。
1972年拉致された田口八重子さんへ、お兄さんの飯塚繁雄さん、本間勝さんからのメッセージ。
1978年拉致された増元るみ子さんへ、お姉さんの平野フミ子さん、弟さんの増元照明さんから。
1980年拉致された松木薫さんへ、お姉さんの斉藤文代さんから。
1982年失踪の堺弘美さんへ、お母さんのシズさんから。
1983年拉致された有本恵子さんへ、お母さんの嘉代子さん、お父さんの明弘さんから。
1991年失踪の森本規容子さんへ、お母さんの幸子さんからのメッセージ。
上記メッセージは2011年に収録されたものである。この後1354:50にも「日本政府からのメッセージ」が出ている、これは「ふるさとの風」の紹介で、朝鮮語と日本語放送を各4回9000kHz帯で放送していることなどがアナウンスされている。依然として内容は古いままである。メッセージ内容は以下の通り。
「日本政府からのメッセージです。1970年代から1980年代にかけ、多くに日本人が不自然な形で行方不明となりました。北朝鮮は2002年9月の第一回日朝首脳会談において、初めて拉致を認め謝罪し、再発防止を約束しました。同年10月には5人の拉致被害者が24年ぶりに日本に帰国しました。しかし残された被害者の方々は、今なお全ての自由を奪われ、長きにわたり北朝鮮に囚われたままの状態で現在も救出を待っています。
北朝鮮による日本人拉致問題は日本政府にとって最重要課題であり、最優先で解決すべき問題です。すべての拉致被害者の方々が、一日も早く帰国を果たし、再開を待ちわびるご家族と再び抱き合うことができるよう、日本政府はあらゆる施策を駆使し、全力で取り組んでいきます。
日本政府は日本語番組ふるさとの風、韓国語番組イルボネパラムを毎晩9000kHz帯で放送しています。日本語番組ふるさとの風は夜十時半から、韓国語番組イルボネパラムは夜十時からそれぞれ30分間の番組を4回放送しています。ぜひお聞きください。」
この番組は2018年8月21日、9月11日、10月2日、23日、11月13日、12月4日、25日、2019年1月22日、2月12日、3月5日、26日、4月16日、5月7日、28日、6月18日、7月9日、30日、8月20日、9月10日、10月1日、22日、11月12日、12月3日、24日、2020年1月21日、2月11日、3月3日、5月5日、6月16日、7月28日、9月1日、22日、10月13日、11月3日、24日、12月15日、2021年1月12日、2月2日、3月1日、4月5日、5月10日,、6月13日、7月18日、8月22日、9月26日、10月31日、12月5日、2022年1月16日、2月20日、3月27日、5月1日、6月5日、7月10日、8月14日、9月18日、10月16日、31日、11月27日、12月25日、2023年1月29日と同じ内容である。
1430の「ふるさとの風」は9560、7520kHzがクリアーに聞こえている。7290kHzのCNR1の混信もほとんどわからない。懐かしい日本の歌「砂山」で番組開始である。拉致問題解説は曽我ミヨシさん(当時46歳)について。1978年8月12日夜、近所に買い物に出掛けたままひとみさん(当時19歳)と共に行方不明になった。日本政府の無策ぶりが露呈した事件で、2002年10月ひとみさんが帰国するまで、拉致されていることさえ分からなかった。その後の調査で在日朝鮮人が関与していることも分かっている、実行犯女性工作員キムミョンスクを2006年11月に逮捕状を得て国際手配、犯人の引き渡しを求めているというが何の解決にも至っていない。紙に書いただけで何も行動を起こしてはいない。
「ふるさとの声」は、曽我ひとみさんから2021年10月の川崎市民の集いでの収録メッセージ。2020年12月「忘れるな拉致新潟県民集会」で収録したメッセージである。続いて2019年9月東京で開催された国民大集会で収録したメッセージである今日の一曲は無し。この番組は2022年4月7日、17日、24日、27日、5月4日、19日、29日、6月8日、19日、29日、7月9日、21日、31日、8月10日、21日、9月1日、11日、21日、10月2日、13日、23日、11月2日、13日、23日、30日、12月15日、25日、2023年1月4日、15日、26日、2月5日、15日と同じ内容である。