2022年07月06日

7月5日ふるさとの風

1300代の朝鮮語と日本語放送、タシケント、台湾送信いずれも強力である。9455kHzにはジャミングが出ている。今日はかなり強い。昨日から新しい内容である。「ふるさとの風ニュース」は6月16日、日本、米国、豪州政府及びEUの共催で、拉致問題に関するオンライン国連シンポジウムが開催された。石兼公博国連日本政府常駐代表による開会の辞が日本語訳で出ている。続いて、被害者御家族からの「生の声」の訴えとして横田拓也家族会代表の発言が出ている。
 皆様こんばんは、そしておはようございます。家族会代表の横田拓也でございます。
 北朝鮮による大規模な人権侵害と拉致事件の速やかな解決の為に、今こうして私達は連帯して集まり、強い志を一つに出来る事に感謝致します。
 また本日の国連シンポジウムを共催頂いた日本政府・米国・オーストラリア・EUに心から感謝の意を表します。
 私の姉横田めぐみは今から45年前の1977年11月に中学校からの下校途中に北朝鮮の工作員達によって拉致されました。工作員達は堂々と領海侵犯のうえ日本の領土に侵入し、13歳の無実の少女を拉致したのです。今も姉を始めとする多くの拉致被害者達を拘束し続け、24時間厳重な管理下でいつ・誰が・何をしているかを監視しています。
 北朝鮮国内は慢性的且つ構造的な食糧不足です。整備されていない医療環境は改善される事なく放置され、対して核開発と弾道ミサイル発射に明け暮れています。剥奪された移動の自由・発言の自由、拉致被害者達は想像を絶する過酷な毎日を強いられています。
  これほどの酷い人権侵害を国際社会が見過ごしてはなりません。助けを待つ私達の家族を必ず助け出す必要があります。
 北朝鮮によって拉致された被害者一人一人に、大切な家族や兄弟との絆があり、自己実現出来たはずの明るい未来がありました。「一方的な力による現状変更」や暴力と恐怖による支配によって他国の主権を侵害し、無実の人々の人権を侵害し、拉致した挙句に45年間も拘束し続け、人質外交を続ける事など許されて良い訳がありません。国際社会は一致団結し、覚悟をもって北朝鮮に立ち向かい、人権侵害そして拉致事件を解決させる必要があります。
 2022年2月、ロシアによるウクライナへの武力侵略が始まりました。
  国家の主権・国民一人一人の人権・家族との絆や平和な時間を取り戻すために、勇敢な意志と行動をもって戦い続けているウクライナの人々の姿を私達は目に焼き付けています。
 一つの暴挙によって、平和や安全がいとも簡単に破壊されるのかという事を知る事となりました。「一方的な力による現状変更」を許す事なく、それに立ち向かう必要がある事も確認しました。国際社会が結束する必要がある事も再認識しました。
 では、北朝鮮による「一方的な力による現状変更」による大規模な人権侵害と拉致事件はどうでしょうか?声なき声に私達は耳を傾けているでしょうか?拉致被害者達を拘束し続けている北朝鮮当局に世界は正面から強い姿勢で向き合っているでしょうか?圧力をもって北朝鮮当局に問題解決を迫っているでしょうか?各国政府はこの問いに真剣に耳を傾けて欲しいと思います。
 最後に、金正恩委員長に伝えます。人権問題である拉致事件の解決、つまり「全拉致被害者の即時一括帰国」を約束すれば、私達は明るい未来を取り戻す事が出来ます。同時に北朝鮮自身も人道支援・医療支援を受ける事で明るい未来を手にする事が出来ます。金正恩委員長、どうか勇気ある英断をもって拉致事件の全面解決を図って下さい。
 本日参加頂いている皆様、闘いは続きます。「絶対に諦めない」、その気持ちを堅持して歩み続けましょう。言葉を武器に闘い続けましょう。
 有難うございました。

ふるさとの唱歌は「ドレミの歌」が出ている。今週の一曲、朝鮮語放送は、たまの「さよなら人類」と1980年のヒット曲八神純子の「パープルタウン」の2曲である。5月にも登場している。日本語放送は1977年のヒット曲、狩人の「あずさ2号」が出ている。

1300の「しおかぜ」は5920と6040kHzがきわめて強力である。ジャミングは全くない。火曜日は前半・後半とも朝鮮語放送である。1405の5980と7295kHzも強力である。連日八俣からの電波はローカル局並みである。

1430の「ふるさとの風」は11955、9705、9685kHzが聞こえている。信号は強力である。この時間、各波ともジャミングは出ていない。懐かしい日本の歌は「荒城の月」である。拉致問題解説は有本恵子さんについて。1983年7月頃コペンハーゲンから手紙が届いたのを最後に行方不明に。1988年に石岡亨さんから家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き、松木薫さんら3人は平壌におり、よど号ハイジャック犯らの手によって北朝鮮に拉致されたことが判明している。そして1988年11月4日に生活していた招待所で家族全員石炭ガス中毒で死亡と北朝鮮は2002年9月に虚偽報告している。しかし客観的事実は何一つ示されていない。よど号ハイジャック犯の妻らによって拉致されたことが判明している。北朝鮮側はこれを一切認めていない。北朝鮮側の主張には、北朝鮮が匿っているテロリストが関与した犯罪行為を隠蔽しようとする意図があったと受け止められる。
「ふるさとの声」は有本恵子さんへ、父有本明弘さんから、2021年12月18日神戸で開催された「拉致問題を考える国民のつどいin兵庫・神戸」で収録されたメッセージである。次に2020年10月に収録したメッセージが出ている。そして2020年2月3日に94歳で亡くなったお母さん有本嘉代子さんから、2019年1月収録のメッセージが出ている。この途中1458に9705kHzは停波している。今日の一曲はなし。この番組は2022年4月12日、19日、5月13日、25日、6月4日、14日、24日と同じ内容である。

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