1300の「しおかぜ」は7335kHzがCNR2の混信でほとんど聞き取れない。5930kHzは混信もなくクリアーに聞こえている。
月曜日は日本語放送から、先週金・土と同じ番組が出ている。後半1330も同じく朝鮮語放送である。
1300の「イルボネパラム」と1330の「ふるさとの風」は7585kHzが今日もジャミングにつぶされている。なぜかこの周波数だけ妨害されている。台湾送信の9705と7295kHzは妨害もなく良好である。しかし後半1330以降は7585kHzへのジャミングは消え、クリアーに聞こえている。
「ふるさとの風ニュース」は3年12月11日作文コンクールの中学生部門入賞作品が代読されている。
私たちにできること
佐賀県立唐津東中学校 3年 脇山 悠
北朝鮮の拉致問題という言葉を聞いて、私は何のことなのか分かりませんでした。また、ずっと昔のことなのだろうと思いました。しかし、めぐみというアニメを見て、色々なことを知ることができました。
まず、北朝鮮の拉致問題は、昔のことでも、自分には完全に無関係ではないということです。たった四十年程前の出来事で、私たちの親世代の方々が拉致されているのです。未だ拉致されている方もいて、その方やその方の家族の気持ちになってみると、言葉では、表すことができないほどの悲しみに襲われました。
そこで私は、日本の人たちは、そのような拉致されている方に対して、どのような取り組みをされているのか調べました。私が一番印象に残ったのは、北朝鮮へ向けて行われるラジオ放送です。「しおかぜ」や「ふるさとの風」といった、調査会や日本政府が取り組んでいるものでした。実際に現地で聴いて、今は日本に帰国されている方の中には、『ラジオから、日本語が聞こえてきて感動した』や、『ニュースなどの情報だけでなく、日本の歌が聞けてうれしかった』と話した方も、いるそうです。私も、少しユーチューブで聴いてみました。そこでは、現在拉致されている方の名前を読み上げられた後、『今、拉致されている方で生きていて名前が呼ばれていない方、その方も自分では拉致被害者であるということが分かっているはずです』といった内容が流れていました。この、ほんの少しのラジオの一部分からでも、拉致被害者の方が、どれだけ心細く思われているのか想像がつきました。私と同じ日本人の方が、苦しい思いをされていると考えると、とても心が痛みます。
私たちに出来ることはないのでしょうか。考えてみると、直接的に拉致被害者を救うことは中学生には難しいと思うけど、今ある生活で、出来ることは、見つかると思います。まずは、この事件について知って、みんなと意見を共有することです。決して遠い話しだとはいえないこの事件、今からの日本を担っていく私たちは、忘れてはならないことだと思います。積極的に意見を交わすことで、大人になってから、行動に起こしたりもできるのではないかと考えます。次に、今ある生活を大切に生きることです。当たり前の生活を奪われてしまった人がいるのだということを忘れてはいけないと思います。産まれてから想像を絶するほどの苦しみを味あわずに生きてこられたこと、学校に通えているということ、家族と幸せに暮らしているということ。今の生活全てに感謝し、大切に生きていきます。拉致被害者の方全員が、日本に帰国されて、楽しい日々を送られる日が来ることを、願います。
「ニュース解説」は2月12日ハワイで日米韓外相会談が開かれた。5年ぶりに共同声明が発表された。北朝鮮は特に反応しなかった。
今週の一曲、朝鮮語は1980年のヒット曲八神純子の「パープルタウン」である。日本語放送は1973年のヒット曲、かぐや姫の「神田川」である。
1430の「ふるさとの風」は7290kHzが良好である。同波のCNR1をほぼつぶしている。7525kHzもクリアーに聞こえている。9560kHzは弱く音にならない。懐かしい日本の歌は「富士の山」である。「拉致問題解説」は松木薫さんについて。1980年5月頃スペイン留学中に消息を絶った。1988年に石岡亨さんから家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き、平壌で生活していると伝えてきた。その後よど号ハイジャック犯とその関係者によって増元るみ子さんを含め3人が平壌へ連れて行かれたことが判明している。北朝鮮は1996年8月交通事故で死亡と発表、しかしこれは拉致を認めて2002年に急遽死亡確認書をねつ造したもので、ニセ遺骨を出すなど客観的なことは何も示されていない。
「ふるさとの声」は松木薫さんへ、お姉さん斎藤文代さんから、2019年12月に熊本で収録したメッセージ。そして2019年5月、東京の国民大集会での収録から。続いて弟松木信弘さんからは2020年12月に収録したメッセージである。次に2019年12月収録のメッセージが出ている。
「今日の一曲」はミュージックボランティア、うらた剛さん作詞作曲の「薫の約束」である。お姉さん斎藤文代さんが、うらた剛さんに依頼し松木薫さんへの思いを込めて作られた曲である。台湾送信は1458に停波するため尻切れである。最後の周波数アナウンスが聞けない。この番組は2021年4月13日、23日、5月3日、13日、24日、6月4日、14日、25日、7月5日、15日、27日、8月6日、16日、26日、9月6日、17日、27日、10月7日、18日、29日、11月8日、18日、29日、12月9日、21日、31日、2022年1月10日、20日、31日、2月11日と同じ内容である。