2021年11月23日

11月22日ふるさとの風

1300の「しおかぜ」は7250と7335kHzが聞こえている。ジャミングはなく受信状態は概ね良好である。月曜日は日本語放送「日本海にかける橋」である。11月19、20日と同じ番組である。後半1330は朝鮮語放送「富士山は知っている」である。受信状態に大きな変化はない。

1300の「イルボネパラム」と1330の「ふるさとの風」は9705kHzが特に強い。7295と7585kHzにはジャミングがかけられている。台湾送信は比較的強くジャミングの影響はあまりない。
月曜日から新しい内容である。「ふるさとの風ニュース」は11月13日、全拉致被害者の即時一括帰国を求める国民大集会での岸田総理の挨拶が出ている。
「国民大集会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げさせていただきます。
 まず、昨年、有本嘉代子さん、横田滋さんがお亡くなりになられたことに、心よりお悔やみを申し上げます。お二人には、私が外務大臣の時代に、お話を直接お伺いする機会がございました。お嬢様の恵子さん、めぐみさんとの再会がかなわぬまま亡くなられたお二人がどれだけ無念の思いを持っておられたかを思いますときに、胸の締め付けられる思いが致します。言葉もありません。改めて御冥福をお祈り申し上げる次第です。
 お二人が御存命の間に、お嬢様の恵子さん、めぐみさんを帰国させることができなかったこと、また、2002年に5名の拉致被害者の方々が帰国されて以来、1人の拉致被害者の帰国も実現できず、いまだに多くの被害者の方々が北朝鮮に取り残されていることは、本当に申し訳なく思います。
 拉致問題は、岸田内閣の最重要課題です。先日、総理官邸で拉致被害者御家族の皆様とお会いし、なんとしても結果を出してほしいという切実な思いを改めて心に刻ませていただきました。拉致被害者の御家族も御高齢となる中、拉致問題の解決には一刻の猶予もありません。私の手で必ず拉致問題を解決しなければと強く考えているところです。
 拉致問題の解決のためには、国際社会の理解と協力を得ることも不可欠です。私は総理就任以来、各国首脳との会談において、拉致問題の解決の重要性を必ず訴え、理解を得ています。
 総理就任の翌日には、米国バイデン大統領との電話会談を行い、拉致問題の即時解決に向けて米国側の理解と協力を求め、バイデン大統領の支持を得ました。今後、米国を訪問する際には、諸懸案の中でも特に一刻の猶予もない拉致問題の解決の重要性について、改めて首脳間で理解を深めたいと思っています。
 同時に、我が国自体が主体的に動き、トップ同士の関係を構築していくことが極めて重要でもあります。
 このため、私は、条件を付けずに金正恩委員長と直接向き合う決意です。日朝平壌宣言に基づき、拉致問題の諸懸案をしっかりと解決し、その上で、不幸な過去を清算して、北朝鮮との国交正常化を目指していく、こうした方向性をしっかりと念頭に置きながら、あらゆるチャンスを逃すことなく、全力で行動してまいります。
 本日、この集会を通じて、日本国民の一致団結した強い意思が示されることは、拉致問題の解決に向けた力強い後押しとなります。その声こそが、国際社会を動かし、北朝鮮を動かすことにつながっていくと信じております。
 私自身、全ての拉致被害者の一日も早い帰国実現に向けて、皆様と心を一つにしながら、総理大臣として自らが先頭に立ち、政府を挙げて、全力で取り組んでまいります。このことを今一度、今日の集会においてお誓い申し上げさせていただきまして、私の御挨拶とさせていただきます。」

続いて松野官房長官の挨拶である。ふるさとの唱歌コーナーは「荒城の月」が出ている。いつものことながら曲名アナウンスはない。
今週の一曲、朝鮮語は、たまの「さよなら人類」と八神純子の「パープルタウン」の2曲である。日本語放送は1993年のヒット曲、藤井フミヤの「TRUE LOVE」である。1357放送終了。

1430の「ふるさとの風」は9560kHzが完全にスキップ全く聞こえない。7525kHzはクリアーに聞こえている。7290kHzは八俣の電波が優勢である。混信はあるもののおおむね良好である。懐かしい日本の歌は「肩たたき」である。
拉致問題解説は横田めぐみさんについて。当時新潟県に住んでいた横田さん、1977年11月15日夕方、新潟市内の中学校クラブ活動のバドミントンの下校時北朝鮮に拉致された。当時13才である。20年後に拉致されたことがマスコミの報道で一般に知られることになった。女子中学生が拉致されたということで北朝鮮の残忍さ、拉致事件の象徴として注目を浴びている。北朝鮮は拉致はしたがすでに死亡したとして元夫が2004年ニセ遺骨を提出、死亡時期を1993年3月死亡から1994年4月に改ざんするなど、トップとの関わりをカモフラージュするために、亡き者にしないと北朝鮮にとっては都合の悪いことばかり。
「ふるさとの声」は横田めぐみさんへのメッセージで2020年6月5日逝去された、お父さん横田滋さんから、2017年4月に東京で開催された「拉致問題を最優先として今年中に全被害者を救え!国民大集会」での収録から、年令を感じさせる聞き取りにくいメッセージである。続いて2015年2月に収録のメッセージ、この時はまだ元気そのもの、はっきりと聞き取れる。モンゴルで孫と会ったことも述べている。そしてお母さん横田早紀江さんから2020年10月国民大集会で収録のメッセージである。続いて、めぐみさんとは4才年下の弟さん横田拓也さんから、2020年12月12日の国際シンポジウム~グローバルな課題としての拉致問題の解決に向けた国際連携~で収録したメッセージが出ている。同じく横田哲也さんから2020年11月新潟県民集会で収録メッセージが出ている。
「今日の一曲」は2019年12月14日の国際シンポジウム第三部ミニコンサートから参加者全員で歌われた唱歌「ふるさと」である。この番組は2021年4月5日、16日、26日、5月7日、17日、27日、6月7日、18日、28日、7月8日、30日、8月9日、20日、30日、9月9日、20日、10月1日、11日、21日、11月1日と同じ内容である。

上の画像に書かれている文字を入力して下さい