2021年11月11日

11月10日ふるさとの風

1300の「イルボネパラム」と1330の「ふるさとの風」は昨日と同じような受信状態である。7295と7585kHzが実用になっている。1100代のRTI9740kHzは強力だが、この時間9705kHzは完全にスキップしている。
「ふるさとの風ニュース」は10月18日拉致被害者家族は岸田総理と面会。その後の記者会見で飯塚家族会会長の発言が出ている。
今日、岸田総理大臣が家族会と面会していただいたというのは、総理就任後選挙もあり忙しい中で、大変早かったと思います。そういう意味では、拉致問題を重要視しているという意志の表れだと思っています。
 私たち家族会のメンバーからは、これだけ長い間待たされていることの背景、何とかしてほしいという思いがそれぞれの人から話されました。
 雰囲気としては、拉致問題は国の重要課題であるという政府の態度については変わりありませんという雰囲気でした。岸田総理も、毎回総理大臣がおっしゃっていることを、どっちかというとそのまま言及しているという感じでした。
 私たちが言ったのは、具体的に進めてくださいということ。「やります、やってます」じゃなくて、「いつやるの、どこまでやるの」と。
 そういうことを踏まえながら、外の国に対しても支援、応援をより具体的にする。「日本の態度が分かりました、協力します」というだけでは何ら進歩もありませんので、何を、どうしてほしいのかということを日本政府から各国の担当あるいはトップにお願いしてほしい。それをいつまでにやるということを含めて。
 特に私の願いですけども。そういうふうに、「やりますよ」という言葉だけではだめだと。「いつまでに何をどうして行くんだというような具体的な計画のもとに進めてほしい」と。これは毎回言っているんですけれども、残念ながら結局は何も動きがなかったということになってしまいました。
 そういう点では、チェックというのは変ですけれども、こうやって、やってくれているんだな、もう少し経てばこうなるんだな、というようなことを見極めながら、皆さんと思いを共通しながら注視していくということができればと思います。
 ですから、進めていくための強い意志と、強い覚悟をぜひ持っていただいて、総理も「一所懸命やりますよ、全身全霊をもってやります」と言いますので、それとともに一緒になって見ていきたい、注視していきたいというふうに私は思います。
 そうは言っても、私も体がいうことを聞かなくて、どうしようもないんです。そういうことで、そういった状況も踏まえて、皆さんと一緒に、もう一回、諦めるわけにいかないこの問題について戦っていきたいと考えています。よろしくお願いします。有難うございました。

続いて横田早紀江さんは、
 皆さん、こんばんは。お忙しい中、拉致問題に大きな関心を持っていただき、応援していただいて、本当にありがとうございます。あまりにも長い年月が経ち、何も分からない、何がどう動いているのかも分からない状態なので、具体的なことを教えてほしいとお願いしました。
 変なことを言っている人もいますが、拉致は大変なことなのです。希望を持って待てるようお願いしました。

斎藤文代さん
 私たちは家族に会いたいのです。また私も歳ですし、どこまで待てるか分かりませんので、家族に会って、自分が満足して、またお父さん、お母さんにも報告ができるということを願っていますので総理に頑張っていただきたいと思っています。宜しくお願いいたします。
そして増元輝明さん、
 まず総理に申し上げたのは、総理が先日の会見で、「アメリカの出方を見ながらその中で日本がどうするか考えたい」とおっしゃったことについて、それは他人事でしょうと言いました。
 被害国の総理が、「他国の出方を見極めながら」というのは、家族と政府、政治家の方々との思いの乖離が大きいと思っています。
 生方議員の発言ですが、「自民党の議員も被害者が生きているとは思っていない」とおっしゃった。私もそう思います。そういう感覚を持っていた。そうでなければ19年も放置するわけがないんです。わが国は残念ながら、19年間何もしていないような、そんな国なんです。
 総理が「覚悟」という言葉を使われましたので、「覚悟を持ってやってほしい」と申し上げました。

横田拓也さん、
 本日、岸田総理はお忙しい時間の中で、私たちに1時間の時間を与えてくださって、感謝したいと思います。
 私が総理に申し上げたのは、私の姉めぐみが拉致されたのは13歳で、今年10月5日で57歳の誕生日を迎え、既に44年が経過している、すごく長い時間を過ごしているということです。
 家族会が結成されたのは1997年ですが、それから24年が経過しています。また、2002年9月の日朝首脳会談から19年が経過しています。この間家族会・救う会は11人の総理と面会して、「被害者を取り戻してください」と訴え続けてもまだできていません。
 今後あらゆる交渉をしていく中で、1つお願いしました。それは家族会、救う会、拉致議連の基本方針でもありますが、こうした膠着状態の中で、北朝鮮側や日本国内から聞こえのいい話が聞こえてくることです。日朝双方に連絡事務所を設置するとか、調査委員会を立ち上げてはどうか、それによって何か手掛かりが見つかるのではないかという話です。こういう提案には絶対に乗ってほしくないということです。家族会は反対しているとお伝えしました。
 北朝鮮当局は24時間、拉致被害者がいつ、どこで、何をしているかが分かっているわけで、あたかも分かっていないかのような調査委員会の立ち上げなどは時間稼ぎにしかならないわかです。そういう甘い誘いに乗ってほしくないと申し上げました。
 またこの問題は首脳同士でないと解決できないので、(拉致被害者を返せば)日朝双方に平和な未来が描けるのだということを是非岸田総理方お伝えしていただきたいとお伝えしました。

最後に横田哲也さんから。
 本日岸田総理は、「拉致問題は岸田内閣の最重要課題である」とおっしゃいましたので、「それで安心しました」と申し上げました。
 一方北朝鮮は相変わらず「解決済み」と言っていますので、そこをどう突き崩すのかが大事だと思います。しかし、この問題が解決しなければ主権国家とはいえないので、政治力、外交力を駆使して解決してほしいと申し上げました。
 日本と国連の制裁が効いていて、外貨や物資が少なくなってかなり追い詰められていると思いますが、一方でミサイルを発射する資金はどこかの国やどこかの人が流入させているということでしょうから、今以上に国際連携を強めて「瀬取り」等を防いで、北朝鮮を追い詰めてほしいと申し上げました。

日本語放送のふるさとの唱歌は「思い出のアルバム」である。カットもなく最後まで出てきた。今週の一曲、朝鮮語は岡本真夜の「TOMORROW」が出ている。日本語放送は1975年のヒット曲、野口五郎の「私鉄沿線」である。実に5年ぶりの登場である。

1300の「しおかぜ」は7250と7335kHzが弱いながらも何とか聞こえている。10日水曜日は英語放送が出ている。7335kHzは中国局がスキップしており、八俣の電波が優勢である。いずれもジャミングは出ていない。

1405の6070と7280kHzはほぼスキップ状態、上からの被りも強く全く聞き取れない。受信状態は極めて悪い。ジャミングは確認できない。

1430の「ふるさとの風」は7290、7525、9560kHzが出ている。台湾送信の9560kHzは依然としてスキップ気味、弱弱しい。7290kHzはCNR1をつぶしている。7525kHzはクリアーに聞こえている。10日はこの時間も1330と同じ番組が出ている。このため1457にアニメソング「お化けのQ太郎」が追加されている。


1600の「しおかぜ」は6020と6135kHzが聞こえている。若干弱いものの実用レベルでほぼ聞き取り可能である。1300と同じ英語放送が出ている。ジャミングはわからない、出ていないようだ。

1600の5945、6045、9690kHzは概ね良好である。5945kHzもCNR1をつぶしている。1700の6155kHzは台湾送信、強力である。1800の5820kHzはタシケント送信、クリアーに聞こえている。周波数ずれはない。
いずれも同じ番組が出ている。1627、1727、1827にアニメソング「お化けのQ太郎」が追加されている。

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