北朝鮮が初めて日本人拉致を認めたと大騒ぎになった日である。拉致などあるはずがない、でっち上げだと野党勢力が言い放っていた、たった11人のために国交正常化の妨げになるという議員もいた。墓場まで持っていくはずが公になり取り返しがつかなくなった、2002年年末以降、特別扱いしていた北朝鮮の国名表記が今のようになった。
現行憲法下の日本では拉致被害者の救出をすることができない。憲法改正には拉致事件解決を望まない勢力が反対しできない。この先も帰国できない拉致被害者に向けての放送は続けられることだろう。
1300の「しおかぜ」はジャミングが強く聞きづらい。概ね八俣の電波が優勢である。金曜日は日本語放送から、ニュースとニュース解説番組「日本海にかける橋」である。最初に東京地方裁判所が金正恩に呼び出しを行ったというニュースから。
続いて、特定失踪者家族会会長植村照光氏の菅総理引退に寄せてメッセージが出ている。
「日本政府からご家族の声」は松木信弘さんから2018年収録のメッセージである。後半1330は朝鮮語番組、「富士山は知っている」が出ている。
1300代の台湾送信は各波良好である。11875kHzは若干ノイズがあるが影響はほとんどない。今日も約180Hzほど低いほうへずれている。混信がないので、ビート障害などはない。
1430の「ふるさとの風」は9450と9705kHzが強力である。11995kHzは若干弱い、これも180Hz程ずれている。懐かしい日本の歌は「富士の山」である。「拉致問題解説」は松木薫さんについて。1980年5月頃スペイン留学中に消息を絶った。1988年に石岡亨さんから家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き、平壌で生活していると伝えてきた。その後よど号ハイジャック犯とその関係者によって増元るみ子さんを含め3人が平壌へ連れて行かれたことが判明している。北朝鮮は1996年8月交通事故で死亡と発表、しかしこれは拉致を認めて2002年に急遽死亡確認書をねつ造したもので、ニセ遺骨を出すなど客観的なことは何も示されていない。
「ふるさとの声」は松木薫さんへ、お姉さん斎藤文代さんから、2019年12月に熊本で収録したメッセージ。そして2019年5月、東京の国民大集会での収録から。続いて弟松木信弘さんからは2020年12月に収録したメッセージである。次に2019年12月収録のメッセージが出ている。
「今日の一曲」はミュージックボランティア、うらた剛さん作詞作曲の「薫の約束」である。お姉さん斎藤文代さんが、うらた剛さんに依頼し松木薫さんへの思いを込めて作られた曲である。台湾送信は1458に停波するため尻切れである。最後の周波数アナウンスが聞けない。この番組は2021年4月13日、23日、5月3日、13日、24日、6月4日、14日、25日、7月5日、15日、27日、8月6日、16日、26日、9月6日と同じ内容である。