短波帯で一番多くの周波数を出しているのはもちろん中国がとびぬけて多い。次に多いのはどこか、RFAやVOAの米国かもしれない。しかし台湾から出ている「希望之声国際広播電台」も多くの周波数を使っている。
15日の0700台と1000代にチェックしてみた。21800kHzから6215kHzまで150波以上が確認できた。そのほとんどが10数Hzから200Hz程度変動している。性格に出ているのは数波ほどである。このうち4波ほどがRFAの中国語と広東語を出している。
しk氏これだけ数多く出ていても目立つのはそれに対するCNR1のジャミング用放送である。SOHへのジャミングはすべて毎正時に止まるので、次に出るまでの10数分間はクリアーに聞くことができる。勿論ジャミングのない周波数が圧倒的に多いが、信号は弱い。
SOHの周波数は当リストに1Hzまで読み取った半端な周波数を載せている。エクセルファイルのみで、テキストファイルは100Hz以下は四捨五入をしている。開始、終了時刻は調べていない。
15日の「しおかぜ」、八俣の電波は弱い。英語放送が出ているのがわかる程度。ジャミングも弱いがそれ以上に八俣からの電波が弱い。
1405の5980と6090kHzは若干持ち直し聞き取り可能である。
1330の「ふるさとの風」も台湾送信が弱い、昨日の強さはどこへやら。タシケントの11875kHzは強い。
1430の「ふるさとの風」は11995kHzが良好である。9450都9705kHzは弱いがかろうじて音になるレベル。懐かしい日本の歌は「雨降り」である。
拉致問題解説は田口八重子さんについて、1978年6月ごろ、東京高田馬場のベビーホテルに2歳と1歳の子供を預けたまま行方不明に。当時22歳である。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっている。北朝鮮はこうした事実や大韓航空機爆破事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明は信用できるものではない。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠そうとしている。もちろん事件そのものを北朝鮮は韓国のデッチ上げだとし認めていない。
「ふるさとの声」は田口八重子さんへのメッセージ、お兄さんの飯塚繁雄さんから、2020年1月収録のメッセージである。続いてお兄さん本田勝さんからは2020年10月24日収録したメッセージ。そして長男、飯塚耕一郎さんからは2020年12月12日の国際シンポジウムにて収録したメッセージが出ている。
「今日の一曲」は1968年のヒット曲、水前寺清子の「365歩のマーチ」である。先回放送分から最初の曲とメッセージが差し替えられた。