2021年04月05日

4月4日「しおかぜ」

1300の「しおかぜ」は5935、6040kHzともにジャミングに埋没している。5935kHzは上下1kHzのパル氏を切れば何とか聞き取ることができる。昨日と同じ番組で日本語放送から出ている。
まず北朝鮮の弾道ミサイル発射について。続いて金正日の末期について。内容はほとんど聞き取れない。
救出への道コーナーは日本では春爛漫の様子、様変わりした花見の様子など。3月24日の短距離ミサイル発射についても苦言を呈してしている。
「日本政府からご家族の声」横田滋さんからのメッセージで、2015年に収録したもので、当時の元気な声が出ている。このあとはいつものように緊急放送ISに次いで日本へ船で脱出する際の注意事項が出ている。
「この放送を船の上で聞いている皆さん、日本へ船でやってくる場合、皆さんは当然危険を冒して日本を目指されるものと思います。無事願いが叶うようお祈りしています。皆さんが無事日本で保護されるために日本の近くに来たら次のことを守ってください。まず武器麻薬などを持っていれば犯罪者として扱われます。皆さんの近辺が危険になります。北朝鮮を脱出するとき必要であったとしても、日本へ着く前にすべて海に捨ててください。皆さんから攻撃されない限り、日本の警察も海上保安庁も軍も、皆さんを攻撃することはありません。
警察官、海上保安官など上陸した場所にいる人の指示に必ず従ってください。日本では犯罪を犯さない限り皆さんは保護されます。また拉致被害者など日本に関係のある人が乗っている場合、それを伝えてください。拉致被害者についての情報をお持ちの方はそれを伝えてください。これは一度だけではなく、警察にも海上保安庁にも、あるいは近くに一般の人達がいれば、それらの方々にも繰り返し伝えてください。
拉致被害者が乗っていれば、あるいは拉致被害者に関する情報があれば日本政府は皆さんに対して、それにふさわしい待遇をします。しおかぜでは船で日本を目指す方々のためにも、逐次情報を提供します。ぜひ今後も、しおかぜをお聞きください。」


1300の「イルボネパラム」と1330の「ふるさとの風」はは11875kHzが良好である。台湾送信は若干弱い。今週の一曲、朝鮮語はウルフルズの「ガッツだぜ!!」と1995年のヒット曲、岡本真夜の「TOMORROW」の2曲が出ている。日本語放送は、1973年のヒット曲かぐや姫の「神田川」である。
1353に日本政府からのお知らせやスケジュールなどのアナウンスが出ているがB20のままである。1357番組終了。今週の一曲、朝鮮語はウルフルズの「ガッツだぜ!!」と1995年のヒット曲、岡本真夜の「TOMORROW」の2曲が出ている。日本語放送は、1973年のヒット曲かぐや姫の「神田川」である。
1353に日本政府からのお知らせやスケジュールなどのアナウンスが出ているがB20のままである。1357番組終了。

1430の「ふるさとの風」は11995kHzが良好である。9705と9450kHzはスキップ状態、音にならない。懐かしい日本の歌「富士の山」で番組開始。
拉致問題解説は田口八重子さんについて、1978年6月ごろ、東京高田馬場のベビーホテルに2歳と1歳の子供を預けたまま行方不明に。当時22歳である。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっている。北朝鮮はこうした事実や大韓航空機爆破事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明は信用できるものではない。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠そうとしている。もちろん事件そのものを北朝鮮は韓国のデッチ上げだとし認めていない。
「ふるさとの声」は田口八重子さんへのメッセージ、お兄さんの飯塚繁雄さんから、2020年1月収録のメッセージである。続いてお兄さん本田勝さんからは2020年6月電話収録のメッセージ。そして長男、飯塚耕一郎さんからは2020年6月収録の世界に発信するメッセージが出ている。
「今日の一曲」は1968年のヒット曲、水前寺清子の「365歩のマーチ」である。この番組は2020年8月27日、9月6日、16日、26日、10月8日、28日、11月8日、19日、29日、12月9日、20日、30日、2021年1月10日、21日、31日、2月10日、20日、3月4日、14日、24日と同じ内容である。

1600の「しおかぜ」は5955と5985kHz、両波ともジャミングにつぶされている。5955kHzがキャリアーをカットして何とか聞き取れる程度。

6110kHzの放送は各時間とも良好である。7335kHzも1605以降はクリアーに聞こえている。
1730の5845kHzは相変わらず不調だ、一分遅れで頭切れはいつものこと、変調も浅く聞きづらい。1800の日本語放送はさらに音声が小さくなりまともに聞き取れない。
タシケントからは多くの放送が出ているが、なぜか日本政府のこの放送だけ品質が悪い。
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