2020年12月24日

アルゼンチン日本語放送

先週12月16日以降、4980kHzに出ているRAEのマルチ言語による放送、直接の受信は不可能だが、リモートSDRで受信することができる。この一週間の受信でも、実際の周波数アナウンスは実態とかけ離れている。
放送は毎日0800-1000の間、4980kHz一波で各国語番組が繰り返されている。同局のウェブサイトには実際に放送されているテキストが掲載されている。必ずしも毎日同じ内容ではない。約5分間の放送で、頭と最後は同じだが、中ほど(青文字の箇所)は異なっている。
12月24日は0839の日本語はホームメード ラエ第38弾が放送された。また0907は第25弾が出ていた。昨日更新された日本語ページには39弾が掲載されているが、今日の放送では出なかった。

24日0839から4980kHzで放送された内容。
ラエ世界に向けてアルゼンチン日本語番組、キャスターの植田敬子です。新型コロナウィールスの世界的感染 パンデミックで色々大変ですが皆さま お元気ですか?
ホームメード ラエ第38弾をお伝えします。

アルゼンチンでは3月19日より外出禁止令が出され、現在に至っています。
外出禁止となってから、必要最小限な買い物だけが許されていました。 医療や食料品販売・製造、出前サービス、廃棄物回収など緊急時に最小限必要とされるサービスが国を支えて、毎日の生活が可能になっていました。現在では大分緩和されています。
私達ラエのスタッフも全員在宅ワークとなっており、アルゼンチンでのコロナ禍について、ラエのウェブサイト www.rae.com.arに掲載されています。そして特別番組やトピックニュースもウェブサイトで更新しています。
4月6日より新しい放送スケジュールとなり、短波放送日本語番組は 月曜日から金曜日 UTC時間8時から9時まで 周波数5950kHz 出力100kW、北米西部、及びアジアへ向けて マイアミの オキチョビの送信機より 放送となっています。ラエ短波放送のスケジュールもウェブサイトでチェックできます。
ユーチューブYOUTUBEでもラエのチャンネルが開設され、コンテンツがアップロードされます。Canal RAE Argentina と検索バーに入力してください。

私もブエノスアイレス市、ベルグラーノ地区の自宅で作業する日々です。
現在アルゼンチン国営ラジオ放送局はAM放送、FM放送と短波放送、全てAM放送に一本化されているので、ラエのウェブサイトで聴けるインターネット・ストリーミング配信も AM放送で現地アルゼンチンのニュースをスペイン語でお楽しみ頂けます。
マイアミ送信機経由でリレー放送となるラエの短波放送では、これまで放送された番組が再放送されています。これからは状況が許される限り 新しいコンテツを皆様にお届けしたいと思っています。
受信リポートの宛先は qslrae@gmail.comです。DX情報番組担当のアルナルド・スラエーンさんにより確認されたのち、デジタルQSLカードが返信されることになります。

去る木曜日、アルベルト・フェルナンデス大統領政権は新型コロナウィルスのパンデミックと未曾有の経済危機と共に、就任より1年を迎えました。ダニエル・アロージョ社会保障大臣は、一番の心配の種は “未成年人口の60%が貧困層にあり、それらの世帯が3世代にわたって貧困家庭の状況にあることである”と指摘しています。
アロージョ大臣はアルゼンチンの記者団を前に以上の発言を行い、テラン通信社により報道されました。また、国内における社会状況は危機的だと述べ、アルゼンチン・カソリック大学の報告によると、未成年者人口の60%以上は貧困層にあり、長期的な社会経済構造の問題に由来する「慢性的貧困」はアルゼンチン総人口の30%になっているとのデーターを示しました
記者団による問いかけに、アロージョ大臣は 全国の1100万人の人々が政府による食料援助を受けていると答え、この数週間で微々ながらこの数値は減少しているが、危機的な状況にあることは間違いないと断言しました。
そして、社会全体が意気消沈しており、暴動が起きることは考えられないが、一年間を振り返る12月という時期は、人々が焦燥感に襲われる時期でもあると語りました。

ではでは
南半球の日本の正反対に位置するアルゼンチンより
又お会いすることができる日までごきげんよう さようなら!
日本語訳・ナレーション:植田敬子
制作:シルバーナ・アベジャネーダ
ウェブサイト:フリアン・コルテス

4980kHzでは各言語約5分で、一時間に2回、計4回、毎日放送されている。

Posted by Hiroshi at 19:00│Comments(0)日本語放送
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