1300の「イルボネパラム」と1330の「ふるさとの風」は3波とも昨日と同じ番組である。9705kHzは弱くほとんど音にならない。7295kHzは混信もなく強力である、5895kHzは若干弱く、ハム音も出ており、相変わらずの状態である。
「ふるさとの風ニュース」は加藤勝信拉致問題担当大臣の拉致被害者家族などへ向けた激励メッセージが出ている。これは11月16日、「特定失踪者問題調査会」が、北朝鮮にいる拉致被害者に向けて放送している短波ラジオ番組の共同公開収録を行ったその内容である。昨日、今日の「しおかぜ」と同じメッセージである。
ふるさとの唱歌コーナーは「ハブの港」が出ている。
今週の一曲、朝鮮語は、ORIGINAL LOVEの「接吻」と宇多田ヒカルの「First Love」の2曲である。日本語放送は1977年のヒット曲、沢田研二の「勝手にしやがれ」である。いずれも過去何度も登場している。
「ふるさとの声」は、横田滋さんお別れの会から、横田早紀江さんからのメッセージである。1357番組終了、5895kHzはENC Musicが1400まで流れて停波している。
1300の「しおかぜ」は6085kHzが比較的良好である。7310kHzは弱くまた上下からの被りが強く聞き取り不可能である。昨日と同じ番組である。後半1330は朝鮮語放送、やはり受信状態は悪い。激励メッセージは日本語のまま出ている。
6085kHzには昨日からジャミングが出ているようにも聞こえるが極めて弱い。今日も1330過ぎからパルスジャミングが弱くバックで確認できる。受信状態に影響はない。ジャミングは1340過ぎには全く聞こえなくなってしまった。
1405の「しおかぜ」は6070と7325kHzが聞こえている。ジャミングは確認できない。しかしいずれも隣接周波数が強くガザついており聞きづらい。この時間は日本語放送で、先週1330に放送された「ふるさとの風」が出ている。
1430の「ふるさとの風」は9560kHzがスキップ、全く聞こえない。7290kHzはCNR1をつぶして強力である。5895kHzも弱いながらも聞こえている。この時間も3波とも同じ番組である。昨日は5895kHzは5年前の番組を出していた。懐かしい日本の歌「富士の山」から番組開始である。
拉致問題解説は田口八重子さんについて、1978年6月ごろ、東京高田馬場のベビーホテルに2歳と1歳の子供を預けたまま行方不明に。当時22歳である。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっている。北朝鮮はこうした事実や大韓航空機爆破事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明は信用できるものではない。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠そうとしている。もちろん事件そのものを北朝鮮は韓国のデッチ上げだとし認めていない。
「ふるさとの声」は田口八重子さんへのメッセージ、お兄さんの飯塚繁雄さんから、2020年1月収録のメッセージである。続いてお兄さん本田勝さんからは2020年6月電話収録のメッセージ。そして長男、飯塚耕一郎さんから2020年6月収録の世界に発信するメッセージが出ている。
「今日の一曲」は1968年のヒット曲、水前寺清子の「365歩のマーチ」である。この番組は2020年8月27日、9月6日、16日、26日、10月8日、28日、11月8日、19日と同じ内容である。