2020年11月08日

11月7日「しおかぜ」

7日1300土曜日の「しおかぜ」、7295kHzは「イルボネパラム」と「ふるさとの風」につぶされている。6145kHzもジャミングと中国局の混信で受信状態は悪い。
いつものように周波数アナウンスに次いでニュースから。10月21日「特定失踪者家族有志の会」が、加藤勝信拉致問題担当大臣と面会した。冒頭加藤大臣から「拉致問題は、菅内閣においても、最重要課題です。御家族も被害者ご本人も御高齢となる中、もはや一刻の猶予もありません。認定の有無に関わらず、すべての拉致被害者の一日も早い帰国実現に向けて、あらゆるチャンスを逃すことなく、全力で取り組んでまいります。」との挨拶があり、特定失踪者家族会の大澤前会長から「菅総理大臣は、規制改革を進め、岩盤規制を破壊すると言っているが、北朝鮮の岩盤も固い。総理独特の解決方法でより綿密にかつ計画的に行動していただき、20年以上破れない岩盤を破壊していただきたい。認定未認定に関わらず、生存している日本人を一刻も早く救出していただきたい。」との政府への要望がなされた。
続いて、加藤官房長官への要請文が一部紹介されている。
10月15日で2002年の拉致被害者帰国から18年が経ちました。その間1人の拉致被害者も救出されていません。古川了子さんの拉致認定を求める訴訟にあたって、平成19年4月26日、当時の河内隆・内閣官房拉致問題対策本部事務局総合調整室長兼内閣府拉致被害者等支援担当室長の表明した「表明所」によれば「すべての拉致被害者の北朝鮮からの速やかな帰国を実現することをはじめとした拉致問題の解決に向け、全力で取り組んでいくこととする」とありました。これを信じて私たちは訴訟を取り下げたのですが、その後13年間、事実上何の結果も出なかったというのが現実です。
 菅政権になってから北朝鮮外務省が発表した中で、“我々の誠意と努力によって既に引き戻せないほど完全無欠に解決された”と談話が発表されたと言うことは、今までの日本政府の踏襲では何年経っても解決の道は見つけられず、救出の扉は開かないと思います。北朝鮮に対しては今までとは違う方策を行使し、確実に被害者を取り返す行動を起こしていただきたく思います。
 安倍総理も含め、歴代の総理大臣は特定失踪者家族とは面談を一切行いませんでした。それは全ての拉致被害者と言いつつも、認定被害者と未認定の被害者を明らかに区別することになり私たち家族は容認できるものではありません。
総理が特定失踪者家族と面会する映像が流れれば、それは日本の国内のみならず北朝鮮に対しても、菅政権が全ての拉致被害者救出に向けて強い意志を持っていることを示す分かり易い表明になるはずであり、北朝鮮に対する圧力にもなります。
拉致被害者の認定は2002年小泉訪朝で曽我さん母子の拉致が明らかになった後は田中実さん、松本京子さんが追加認定されただけで、いまだに17人のみに止まっています。前述の「表明書」でも「北朝鮮当局による拉致行為があったと確認された場合には、速やかに(中略)『被害者』として認定することとする」とありますが、田中さん・松本さんの認定は古川訴訟の最中に行われており、政府の表明書を信じ訴訟を取り下げた後は13年間ただ一人の認定もなされていません。
待ちわびる家族の高齢化はもとよりですが、この被害者の現実をしっかり認識し、被害者の救出が一刻の猶予もないことを真剣に受け止めて、救出への対策を急いでください。

日本政府からふるさとの声」は飯塚耕一郎さんからのメッセージが出ている。2019年12月のシンポジウムでの収録である。緊急放送OSの後、日本への脱出について注意喚起が出ている。

1300代の朝鮮語と日本語放送は7295kHzが聞こえるのみ、5895kHzは混信はないが、弱く変調も浅く聞き取れない。9705kHzは完全にスキップしている。この時間は毎日同じ番組である。

1430の「ふるさとの風」は7290kHzが良好である。9560、5895kHzも弱いながらかろうじて音になるレベル。7日土曜日はこの時間も1330と同じ番組である。
「ふるさとの風ニュース」は10月21日、加藤勝信拉致問題担当大臣が、特定失踪者家族らと面会、そのときの挨拶が出ている。三ッ林裕巳内閣府副大臣、吉川赳内閣府政務次官の挨拶も出ている。これら政府側の挨拶ををうけ、特定失踪問題調査会大沢昭一氏の挨拶が出ている。
ニュース解説は10月14日ワシントンDCでの米韓安保協議会について。
今週の一曲は、さる9月19日山形市で開催された北朝鮮向けラジオ放送「ふるさとの風」「しおかぜ」共同公開収録から、YAMATOさんの「愛しき人よ もう一度」が出ている。1457にアニメソング「リボンの騎士」が追加されている。

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