2020年04月13日

4月12日「しおかぜ」

1300の「しおかぜ」は6040と6070kHzが聞こえている。両波ともジャミングが出ているが、6040kHzが聞き取り可能である。これより10kHz下6030kHzは中国のDRM放送が出ていたが、4月10日から停波している。
日曜日の「しおかぜ」は前半日本語、後半朝鮮語放送である。先週並びに昨日と同じ番組が出ている。
ニュースとニュース解説番組「日本海にかける橋」では、元航空自衛隊員の軍事ジャーナリスト鍛冶俊樹のブログからの引用で、金正恩が死亡したのではないかというニュースが出ている。 
 昨日、北朝鮮は短距離弾を日本海に撃ち込んだ。2日、9日、21日に続いて今月4回目の暴挙である。ところが今朝の労働新聞は、発射を記事にしながら、そこに金正恩委員長の姿がない。前3回の発射の翌朝には、必ず発射を視察する金正恩の写真が掲載されていたのだ。
 マスコミは「北朝鮮が国際社会の批判を回避する狙い」だと分析しているが、今まで国際社会の批判を無視して撃ち続けてきた北朝鮮が、今さら「批判を回避」しようとする訳がない。マスコミの国際情勢についての頓珍漢ぶりは相変わらずだ。
 前号「北朝鮮の実権は誰の手に?」で金正恩死亡説に触れたが、今回の異変はこの説を裏付ける形となった。つまり金正恩はとうの昔に死んでおり、年末から北朝鮮メディアに登場する金正恩はすべて替え玉だとする説である。
 替え玉は複数いると見られるが、いつまでも替え玉で誤魔化し続けられる筈はなく、後継体制が固まれば、いずれは死を公表しなければなるまい。昨日まで元気な姿を見せていて、今日突然病死したと発表すれば内外に暗殺説が渦巻き、後継体制に疑惑の目が向けられよう。だから、まずは金正恩の肉声が報道されなくなり、次に金正恩の動く姿が報ぜられなくなり、遂に写真がなくなったのであろう。近々、金正恩重病説が流れ、やがて死去が報ぜられると言う順序であろうか?

次いで、新型コロナウィルスについて、北朝鮮だけが「武漢肺炎」いわゆる新型コロナ肺炎がゼロというのは世界中が疑いの目で見ている。北朝鮮でもマスクの全員着装が指示されているが、目の粗いガーゼで、洗濯をし再利用する人が多く役に立っていないという。
続いて、特定失踪者家族会編『「ただいま」も言えない 「おかえり」も言えない』の著書を読んだ人などからの感想などが紹介されている。このあとはいつものように緊急放送ISに次いで、日本への脱出に関し注意すべきことが出ている。

1300代の朝鮮語と日本語放送は各波聞こえている。日本政府の子の放送にはジャミングが出ていないので、受信状態は良好である。一週間続いた番組最後の放送日である。今週の一曲で流される曲は、これまでに使われた中からランダムに繰り返し使われている。制約から新しい曲が放送されることはない。

1430の「ふるさとの風」は台湾送信の9450と9560kHzが弱いながらも聞こえている。タシケント送信の11995kHzは弱く音にならないレベル。懐かしい日本の歌は「どんぐりころころ」が出ている。
拉致問題解説は市川修一さんについて。1978年8月12日、鹿児島県日置郡から増元るみ子さん当時23歳と共に拉致された。2002年北朝鮮は拉致を認め1979年7月24日に結婚し、9月4日死亡としているが、泳げなかった市川さんが、初冬に川で溺死したことにして、にわか死亡通知書を2002年9月に急きょ作成、客観的事実は何もなく信用できる内容ではない。これも北朝鮮にとっては死亡したことにしないと都合の悪い拉致事件である。
「ふるさとの声」は、市川修一さんへ、お兄さん市川健一さんから2019年5月東京での国民大集会で収録したメッセージ。続いて2019年2月に収録したメッセージ。そして2018年4月国民大集会で収録のメッセージである。16年間誰一人帰ることなく、両親は亡くなってしまった。お姉さん市川龍子さんからも2019年2月収録のメッセージが出ている。
今日の一曲は1972年のヒット曲、山本リンダの「どうにも止まらない」。この番組は2020年4月2日と同じ内容である。

1600の「しおかぜ」は5920kHzがジャミングで聞きづらいが、5980kHzはジャミングがほとんど聞こえない、八俣の電波もそれなりに強く良好である。1300と同じ番組が出ている。

1600の「ふるさとの風」は3波とも弱い。台湾送信は聞き取り可能である。1700の6155kHzもいつもの強さはないが、十分実用レベルである。
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