1300の「しおかぜ」は6040と6070kHzである。両波とも早くから強烈なジャミングに見舞われている。いつものように周波数アナウンスが出ているが、一年前と同じ内容である。
土曜日は日本語放送から、まず元航空自衛隊員の軍事ジャーナリスト鍛冶俊樹のブログからの引用で、金正恩が死亡したのではないかというニュースが出ている。 昨日、北朝鮮は短距離弾を日本海に撃ち込んだ。2日、9日、21日に続いて今月4回目の暴挙である。ところが今朝の労働新聞は、発射を記事にしながら、そこに金正恩委員長の姿がない。前3回の発射の翌朝には、必ず発射を視察する金正恩の写真が掲載されていたのだ。
マスコミは「北朝鮮が国際社会の批判を回避する狙い」だと分析しているが、今まで国際社会の批判を無視して撃ち続けてきた北朝鮮が、今さら「批判を回避」しようとする訳がない。マスコミの国際情勢についての頓珍漢ぶりは相変わらずだ。
前号「北朝鮮の実権は誰の手に?」で金正恩死亡説に触れたが、今回の異変はこの説を裏付ける形となった。つまり金正恩はとうの昔に死んでおり、年末から北朝鮮メディアに登場する金正恩はすべて替え玉だとする説である。
替え玉は複数いると見られるが、いつまでも替え玉で誤魔化し続けられる筈はなく、後継体制が固まれば、いずれは死を公表しなければなるまい。昨日まで元気な姿を見せていて、今日突然病死したと発表すれば内外に暗殺説が渦巻き、後継体制に疑惑の目が向けられよう。だから、まずは金正恩の肉声が報道されなくなり、次に金正恩の動く姿が報ぜられなくなり、遂に写真がなくなったのであろう。近々、金正恩重病説が流れ、やがて死去が報ぜられると言う順序であろうか?
続いて北朝鮮における新型コロナウィルスについて、北朝鮮でもマスクの全員着装が言われているが、再利用する人が多く役に立っていないという。以降ジャミングが強くなり聞き取り困難である。
1405の6165と7325kHzもジャミングにつぶされている。ほとんど聞き取り不可能である。
1300代の朝鮮語と日本語放送、台湾、タシケント送信ともに良好である。今日は9705kHzが一番強い。
同じタシケント送信で1300から波平女史の日本語放送が出る予定だが、どうも電波が出ていないようだ。あるいは時間、周波数が変更されたのかも。
1430の「ふるさとの風」は9450と9560kHzが良好である。11995kHzは弱くややノイジーである。懐かしい日本の歌は「月の砂漠」である。
拉致問題開設は石岡亨さんについて。1980年5月頃大学生だった石岡さんはヨーロッパへ出かけたまま行方不明に、1988年家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き平壌で暮らしていることがわかった。こうして有本恵子さん、松木薫さん3人が北朝鮮に拉致されたことが判明、1984年11月4日死亡と北朝鮮は発表している。松木薫さんを含めた3人は、よど号ハイジャック犯とその関係者によってヨーロッパから平壌に連れていかれたことが判明している。当然のことながら北朝鮮はよど号ハイジャック犯との関わりを全面否定している。小泉総理の訪朝が決まると、2002年に急遽死亡したことにされてしまった。
ふるさとの声は石岡亨さんへのメッセージ、お兄さん石岡章さんから、2019年2月の手紙が代読されている。2018年は暑い夏と大災害の起きたことを述べている。
今日の一曲は拉致問題の解決を願って歌われている、南こうせつの「国境の風」である。過去何度も登場している曲である。
この番組は2019年12月10日、19日、31日、2020年1月11日、21日、31日、2月12日、22日、3月3日、13日、25日と同じ番組である。この番組は更新されていない。