まもなくA20シーズンの周波数が公開される。CRIも引き続き現状維持のようだ。八俣送信の「しおかぜ」も2波体制で行われる。ITUへの申請には北朝鮮の周波数が90波ほど登録されている。
その「しおかぜ」は11日から周波数を変更している。1300の6085kHzは概ね良好である。7345kHzは若干の混信があるものの聞き取りは可能である。13日、金曜日は朝鮮語放送が出ている。
1405の「しおかぜ」は6095と7260kHzが聞こえているが信号は弱い。開始と終了はしおかぜのアナウンスで、番組は「ふるさとの風」が出ている。
1300の「イルボネパラム」と1330の「ふるさとの風」は7295kHzが良好である。9705と9530kHzは弱くほとんど聞こえない。「ふるさとの風ニュース」は2月29日、安倍総理は新型コロナウィルスについて会見を行った。その一部が出ている。
ニュース解説は3月2日と9日に発射されたミサイルについて。
今週の一曲、朝鮮語は1980年のヒット曲、松山千春の「恋」である。昨年12月に登場している。日本語は、1973年のヒット曲、チューリップの「心の旅」である。昨年11月に登場している。
「ふるさとの声」は1月13日高松で開催された「拉致問題を考える国民の集いin香川」における、大山一郎 香川県議会北朝鮮日本人拉致問題早期解決促進議員連盟会長の挨拶が出ている。1357終了。
1430の「ふるさとの風」は3波とも持ち直し珍しく強力である。いずれもS9+30dBほどで入感している。懐かしい日本の歌は「月の砂漠」である。拉致問題解説は石岡亨さんについて。1980年5月頃大学生だった石岡さんはヨーロッパへ出かけたまま行方不明に、1988年家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き平壌で暮らしていることがわかった。こうして有本恵子さん、松木薫さん3人が北朝鮮に拉致されたことが判明、1984年11月4日死亡と北朝鮮は発表している。松木薫さんを含めた3人は、よど号ハイジャック犯とその関係者によってヨーロッパから平壌に連れていかれたことが判明している。当然のことながら北朝鮮はよど号ハイジャック犯との関わりを全面否定している。小泉総理の訪朝が決まると、2002年に急遽死亡したことにされてしまった。
ふるさとの声は石岡亨さんへのメッセージ、お兄さん石岡章さんから、2019年2月の手紙が代読されている。2018年は暑い夏と大災害の起きたことを述べている。
今日の一曲は拉致問題の解決を願って歌われている、南こうせつの「国境の風」である。過去何度も登場している。
この番組は2019年12月10日、19日、31日、2020年1月11日、21日、31日、2月12日、22日、3月3日と同じ番組である。