1300の「しおかぜ」は6145kHzが聞こえているが受信状態は悪い。6145kHzにジャミングが出ているが7245kHzには出ていない。
周波数アナウンスに続き、新型コロナウィルスについてのニュース。先週とは違う内容である。続いて3月1日に北朝鮮による拉致被害 特定失踪者家族の集会が神戸で開催された。その時、採択されたアピールが出ている。
3.1 神戸アピール
私たちは今日、神戸市で「帰すべき人を日本へ 拉致被害者救出!北朝鮮に自由と平和を!関西集会を開催しました。
今回の集会はコロナウイルス騒ぎで政府が大規模集会の自粛を求める中で開催されました。政府の自粛方針に従うべきではないかとの声もあり、逡巡するなかであえて実施したのは、今この問題がピンチとチャンスを迎えており、猶予がならないと考えたからです。
ピンチの一つは言うまでもなく、ここ神戸にお住まいの有本恵子さんのお母さん、嘉代子さんが亡くなられたことです。特定失踪者家族でも1月に高知にお住まいの別役瑞久さんが急逝されています。北朝鮮にいる拉致被害者はなおのこと時間がありません。そして、それにもかかわらずこの騒ぎで拉致問題への関心は薄れつつあります。
一方、北朝鮮の内部は昨年末の異常な中央委員会、金正恩の叔母金敬姫の登場、そしてコロナウイルスに対応した中国人観光客遮断での外貨枯渇と、大きく揺れ動いています。これは何より大きなチャンスであり、逃してはなりません。
政府及び関係各位、そして心ある国民の皆様は今回政府の集会自粛要請がある中であえて私たちが今日のデモと集会を行ったことの意味をしっかりと受け止めて下さい。そして、米国頼みではなく、日本の力で以下の3点を実現しましょう。
1、日本人と在日韓国・朝鮮人をはじめとするすべての拉致被害者を日本へ、そしてそれぞれの祖国への救出
2、在日朝鮮帰国者・その日本人家族の自由往来
3、北朝鮮における政治犯収容所・連座制・公開処刑といった人権侵害の中止、囚われている人々の解放
神戸は政府認定拉致被害者田中実さんとともに北朝鮮にいる在日韓国人金田竜光さんの出身地です。また神戸市灘区を中心として兵庫県内及び関西地区には多数の拉致被害者・特定失踪者が存在しています。
帰還事業では多数の在日朝鮮人とその日本人家族が北朝鮮に渡りました。彼らの多くを待っていたのは「地上の楽園」という宣伝と正反対の地獄のような北朝鮮でした。そして、日本に残った家族には、帰還者を人質に資金の提供や拉致をはじめとする工作活動への協力が強要されました。日本政府は特定失踪者を900人近くと発表していますが、今回初めて光を当てたとも言える在日朝鮮人の拉致被害者はどれだけいるのか概数すら分かりません。
北朝鮮は民族を云々しながら、実は朝鮮総聯を通じて在日朝鮮人を食い物にしてきました。しかし、その北朝鮮を信奉する教育を行っている学校に補助金を交付している自治体がこの兵庫県をはじめとしてまだ残っています。さらに「多文化共生」という美辞麗句を用いてこのような朝鮮総聯・北朝鮮に対する批判を封じようという動きすら見られることは許しがたいと言わざるを得ません。
共に闘いましょう。拉致をした北朝鮮と、それを擁護する者たちと、そしてこの問題を風化させようとする人々と。
令和2年(2020)3月1日
拉致被害者救出!北朝鮮に自由と平和を!関西集会参加者一同
この後、いつものように緊急放送ISに次いで、日本への脱出に関する注意喚起が出ている。
1300の「イルボネパラム」と1330の「ふるさとの風」は7295kHzが聞こえている。9705と9530kHzは弱く音になるにはもう一歩といったところ。しかし後半の日本語放送は幾分信号レベルも上昇気味、ノイジーだが聞こえている。これも1350ごろにまた急降下ノイズに埋もれてしまった。この時間は毎日同じ番組である。
1430の「ふるさとの風」は7290kHzが混信の中聞こえている。受信状態は悪い。9705と9560kHzは影も形もない。懐かしい日本の歌は「翼をください」が出ている。拉致問題解説は増元るみ子さんについて。1978年8月12日鹿児島県吹上浜で市川修一さんとともに拉致された。当時24歳であった。二人は1979年7月20日結婚し、1981年8月17日死亡したとされる。しかし結婚した事実もなく、何の前触れもなく心臓マヒで死亡したというのはいかにも不自然であり、2002年9月に北朝鮮の捏造死亡診断書で死んだことにされてしまった。死亡を確認する客観的事実は何もない。
ふるさとの声は増元るみ子さんへ、お姉さん平野フミ子さんからのメッセージは2018年12月8日に熊本市で開催された北朝鮮拉致問題解決に向けた講演会からの収録。続いて2016年11月4日、長崎ブリックホール国際会議場において、政府拉致問題対策本部、長崎県、長崎県拉致問題早期解決議員連盟の共催により、「拉致問題を考える国民の集いin長崎」の国民集会での訴えから。最後に2015年8月日本政府制作のご家族ビデオメッセージから。
今日の一曲は1976年のヒット曲沢田研二の「コバルトの季節の中で」、この曲は1978年秋から約一年間、蓮池由紀子さんと増元るみ子さんが北朝鮮で一緒に暮らしていた際、由紀子さんがるみ子さんによく歌っていたという。この番組は2019年12月3日、13日、25日、2020年1月4日、14日、24日、2月5日、15日、25日と同じ内容である。