2020年02月20日

2月19日ふるさとの風

連日台湾送信が不調だったが、19日、1300の開始時は3波とも強力である。朝鮮語放送がクリアーに聞こえている。2週続いて火曜日から更新された番組である。
「ふるさとの風ニュース」は2月10日、建国記念の日、2月11日を迎えるにあたり安倍総理のメッセージが出ている。「ふるさとの唱歌コーナー」は「思い出のアルバム」が聞こえている。
「ふるさとの声」は昨年12月14日のチャリティーコンサートにおける佐久間豊新潟県副知事の挨拶が出ている。「日本政府からご家族の声」は市川修一さんへ、お兄さん市川健一さんから2019年5月国民大集会での収録メッセージである。
今週の一曲、朝鮮語は1993年のヒット曲ORIGINAL LOVEの「接吻」と宇多田ヒカルの「First Love」の2曲が出ている。日本語放送は昨年12月14日「横田めぐみさんと再会を誓うチャリティーコンサート」から横田めぐみさん同級生による合唱「翼をください」である。
1430の「ふるさとの風」は7290、9560、9705kHzの3波がまだ聞こえている。この3波へのジャミングは確認できない。9560kHzがベストである。19日水曜日はこの時間も1330と同じ番組である。そして1457に懐かしいアニメソング「あかねちゃん」が追加されている。

1300の「しおかぜ」は6145kHzがジャミングの中聞こえている。7245kHzへのジャミングは分からないが、中国語の混信でほとんど聞こえない。水曜日は朝鮮語放送である。「しおかぜ」へのジャミングについて2月15日の調査会ニュースで以下のように伝えている。
<北朝鮮当局、同時2波に妨害電波 >副代表 村尾建兒
 北朝鮮向けラジオ放送「しおかぜ」が昨年4月から実施している、同一時間、別周波数による「二重放送」に対して、北朝鮮当局は今年1月から二つの放送に妨害電波発射を開始した事を確認しました。
 これまで北朝鮮当局は「二重放送」の一方にのみ、妨害電波を発射し続けており、この八ヶ月間、同時に送信する二つ目の放送は完全にフリーの状態で聴取できる状況を確保していました。
 同時に二つの放送に妨害電波を送信するためには過大な電力が必要であり、送信設備も確保しなくてはならない事から、その能力に限界があるのではとの見方もしていました。特にエネルギー事情が厳しいとされる冬期において、これまで北朝鮮当局は、何度も妨害電波の停波を余儀なくされており、自国の海外向け放送を停波する場面は幾度となく発生しています。
 そんな時期の同時二波に対する妨害電波発射は、外部からの情報を遮断する事の強化が最優先であるのは言うまでもなく、内部的に混乱を誘発しないためと考えるのが妥当でしょう。
 北朝鮮は今年1月、毎年行われる金正恩の新年辞もなく、年始に実施されていた軍事パレードも開催していません。また、6年前に処刑した叔父、張成沢の妻、金慶喜が姿を見せるなど、複数の情報筋から内部での変化を伝える内容が囁かれています。これらの状況から考えると北朝鮮内で何かが起きている可能性は十分に考えられます。
 現在「しおかぜ」は、新たな周波数へ変更して放送しているために、2波ともクリアな状態で放送が聴こえています。北朝鮮当局がどの時点で妨害電波の追従を開始するか、同時に二つの放送へ妨害電波を発射して来るのか、継続して監視を続け、北朝鮮内部への情報注入に邁進して参ります、  引き続き、皆様のご理解とご支援を賜りたくお願い申し上げます。


1600と1700の「ふるさとの風」もすべて同じ番組である。6045と6155kHzがクリアーに聞こえている。右は1700の6155kHzで受信した音声である。十分実用レベルで入感しているようだ。
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