1月11日土曜日の「しおかぜ」は7310と7345kHzが出ている。ジャミングは出ていないが7345kHzはCNR1の混信で聞きづらい。
開始時の周波数アナウンスは依然として古いまま(A19)である。日本語放送でまずニュースから、イラン革命防衛隊の司令官が米軍の空爆により死亡したという1月5日のBBCニュースから。このようなニュースにもかかわらず北朝鮮では報道されていない。
続いて新潟県で失踪した大澤孝司さんと埼玉県で失踪した藤田進さんについてその詳細が出ている。二人とも拉致された疑いが濃厚とされている。
救出へに道コーナーは増元照明さんのお話。
1300代、拉致対策本部の朝鮮語と日本語放送、7295kHzが聞こええるのみ。9705と9530kHzは聞こえない。この時間は毎日同じ番組が出ている。
今週の一曲、朝鮮語放送は、井上陽水奥田民生の「ありがとう」と、たまの「さよなら人類」の2曲が出ている。日本語放送は12月14日国際シンポジウム第三部から参加者全員の合唱で唱歌「ふるさと」である。
1430の「ふるさとの風」は7290kHzが混信の中かろうじて聞こえている、9705と9560kHzは弱く音にならない、全く聞こえない。懐かしい日本の歌は「月の砂漠」である。
拉致問題解説は石岡亨さんについて。1980年5月頃大学生だった石岡さんはヨーロッパへ出かけたまま行方不明に、1988年家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き平壌で暮らしていることがわかった。こうして有本恵子さん、松木薫さん3人が北朝鮮に拉致されたことが判明、1984年11月4日死亡と北朝鮮は発表している。松木薫さんを含めた3人は、よど号ハイジャック犯とその関係者によってヨーロッパから平壌に連れていかれたことが判明している。当然のことながら北朝鮮はよど号ハイジャック犯との関わりを全面否定している。小泉総理の訪朝が決まると、2002年に急遽死亡したことにされてしまった。
ふるさとの声は石岡亨さんへのメッセージ、お兄さん石岡章さんから、2019年2月の手紙が代読されている。2018年は暑い夏と大災害の起きたことを述べている。
今日の一曲は拉致問題の解決を願って歌われている、南こうせつの「国境の風」である。今年11月にも登場している。
この番組は2019年12月10日、19日、31日と同じ番組である。