1300の「しおかぜ」は5935、6040kHzの両波とも良好である。八俣の電波はきわめて強力、ローカル局並みである。土曜日は日本語放送から。10月16日に発表されたアピールから。 以下は10月12日に予定していた神戸でのデモ・集会で発表する予定だったアピールで、台風19号の影響で中止された。会場の空きの関係があり来年3月1日に延期の予定である。
<調査会・特定失踪者家族会アピール> 返すべき人を日本へ!
私たちは金正恩朝鮮労働党委員長と、「拉致問題解決を最優先課題」としている安倍総理と全国会議員、そして北朝鮮の拉致と人権に憂慮するすべての人々に以下の3項目の実現を訴えます。
1、日本人と在日韓国・朝鮮人をはじめとするすべての拉致被害者を日本へ、そしてそれぞれの祖国への救出
2、在日朝鮮帰国者・その日本人家族の自由往来
3、北朝鮮における政治犯収容所・連座制・公開処刑といった人権侵害の中止し、囚われている人々の解放
10月12日、私たちは神戸においてはじめてのデモと集会を行う予定でした。残念ながら台風19号の接近に伴い延期としましたが、来年3月1日にあらためて実施すべく、準備を進めているところです。
神戸は政府認定拉致被害者田中実さんとともに北朝鮮にいることが確実とされている在日韓国人金田竜光さんの出身地です。また神戸市灘区を中心として兵庫県内及び関西地区には多数の拉致被害者・特定失踪者が存在しています。
帰還事業では多数の在日朝鮮人とその日本人家族が北朝鮮に渡りました。彼らの多くを待っていたのは「地上の楽園」という宣伝と正反対の地獄のような北朝鮮でした。そして、この関西地方をはじめ日本に残った家族には、帰国者を人質に資金の提供や拉致をはじめとする工作活動への協力が強要されました。さらに、日本政府は特定失踪者を900人近くと発表していますが、今回初めて光を当てたとも言える在日朝鮮人の拉致被害者はどれだけいるのか概数すら分からないというのが実情です。
北朝鮮は民族を云々しながら、実は朝鮮総聯を通じて在日朝鮮人を食い物にしてきました。しかし、その北朝鮮を信奉する教育を行っている学校に補助金を交付している自治体がこの兵庫県をはじめとしてまだ残っています。さらに「多文化共生」という美辞麗句を用いてこのような朝鮮総聯・北朝鮮に対する批判を封じようという動きすら見られることは許しがたいと言わざるを得ません。
金正恩委員長の母高容姫氏は大阪鶴橋出身の在日であり、祖父高ギョンテク氏は戦前日本陸軍の管理下にある被服工場に勤務していたと言われています。これほど日本と関連の深い指導者であれば、安倍総理と条件をつけずに会談し、被害者の送還と在日帰国者及びその家族の自由往来を実現させ、北朝鮮の最悪の人権状況を改善し、あわせて核・ミサイルの放棄を実現すべきです。それらが解決して日朝がそれぞれ正常な状態で国交を結ぶことができるよう、両国指導者の決断と行動を求める次第です。
令和元年(2019)10月16日
特定失踪者問題調査会代表 荒木和博、 特定失踪者家族会会長 今井英輝
続いて、アジア自由民主連帯協議会、東京集会が開催されその模様から。
20世紀末、ソ連・東欧の全体主義体制は崩壊し、ヨーロッパには冷戦の終結と一定の民主化が実現した。もちろん、その後も、民族対立や移民問題を含め様々な問題が噴出してはいるが、再び共産党独裁による全体主義が復活することはありえないであろう。
しかし、ここアジアにおいては、今もなお冷戦時代同様、共産党独裁と全体主義体制が継続し、しかもその脅威は増大しつつある。中国共産党政府は国内植民地というべきウイグル(東トルキスタン)、南モンゴル、チベットなどで、文化大革命時代にも匹敵する民族絶滅政策を強行している。また、対外的には一帯一路という名のもとに、各国への経済侵略や資源略奪を行い、東シナ海、南シナ海では国際法を踏みにじる覇権主義の姿勢を露骨に示している。
だが、その全体主義に対し、各地で自由を求める人々が立ちあがり始めた。特に香港市民・学生は、全体主義の支配下に置かれることを拒否し、尊い犠牲を出しながらも今も不屈の信念で闘い続けている。ウイグル、チベット、南モンゴルにおいても、厳しい統制を潜り抜けて、海外に迫害の実態を伝える証言が伝えられている。自由と民主主義の価値を信ずる諸国政府並びに国民は、彼らの必死の抵抗に連帯しなければならないはずだ。
私たちはこの全体主義体制がアジアで拡大することを防止するのみならず、自由と民主主義、法治と民族自決権の確立をアジアで促進することが、アジアの、そして世界の平和と繁栄につながることだと信ずる。私たちはこのアジアが、全体主義の恐怖から解放され、自由と民主主義が確立する日が来ることを信じて運動を続けていくことをここに誓う。
救出への道コーナーは相次いで襲来した台風被害などについて、朝鮮半島では事前に情報を得ることが困難なこともあり、被害の拡大を招いていることもある。
日本政府からふるさとの声は、横田哲也さんからのメッセージが出ている。2019年5月国民大集会での収録である。緊急放送ISに次いで、日本への脱出に際しての注意喚起、日本への連絡方法などのアナウンスが出ている。
後半1330は朝鮮語放送である。
1300代の朝鮮語と日本語放送も強力である。パラ、台湾送信共にクリアーに聞こえている。この時間帯は毎日同じ番組である。
1430の「ふるさとの風」9960、9560、9450kHzが聞こえている。ジャミングは全くない。パラオ送信は強力である。台湾送信は若干弱いが十分実用レベルである。懐かしい日本の歌は「冬の星座」である。
拉致問題解説は市川修一さんについて。1978年8月12日、鹿児島県日置郡から増元るみ子さん当時23歳と共に拉致された。2002年北朝鮮は拉致を認め1979年9月4日死亡としているが、泳げなかった市川さんが、初冬に川で溺死したことにして、にわか死亡通知書を2002年9月に急きょ作成、客観的事実は何もなく信用できる内容ではない。これも北朝鮮にとっては死亡したことにしないと都合の悪い拉致事件である。
ふるさとの声は、市川修一さんへ、お兄さん市川健一さんから2019年5月東京での国民大集会にて収録メッセージ。続いて2019年2月に収録したメッセージ。そして2018年4月国民大集会で収録のメッセージである。16年間誰一人帰ることなく、両親は亡くなってしまった。お姉さん市川龍子さんからも2019年2月収録のメッセージが出ている。
今日の一曲は1968年のヒット曲、ザ・タイガースの「花の首飾り」である。昨年12月に今週の一曲でも登場している。
この番組は2019年8月4日、14日、25日、9月4日、15日、26日、10月6日、16日と同じ内容である。