1300の「イルボネパラム」、1330の「ふるさとの風」は3波とも弱い、しかしジャミングはなく聞き取りは可能である。一週間同じ番組が続いたその最後の放送である。
この時間9940kHzのタイの日本語放送は強力である。
後半1330の日本語放送は、パラオ送信が沈んでしまった。9705kHzがジャミングは出ているがよく聞こえている。ここに出ているジャミング、なぜか9740kHzを中心に上下35kHzに出ている。1600からの9740kHzの妨害用に出しているジャミングでもある。
1300の「しおかぜ」は7345kHz、先週並びに昨日と同じ番組である。同波のCNR1と互角の勝負、ジャミングはわからない、出ていないようだ。しかし後半はほとんどつぶされてしまった。
金正恩の母親の映画については、一般公開されなかったいきさつなどが詳細に述べられている。最大の理由は母親が在日であることから、それをどう扱うかということだ。
1322:45に日本政府からのメッセージとして、横田滋さんの2015年2月に収録したメッセージが出ている。まだお元気なころの収録ではっきりとした声である。
このあと再び開始時と同じ緊急メッセージが出ている。
1405の「しおかぜ」は7295kHz、この時間ジャミングは出ているが、八俣の電波にほぼ制圧されている。開始と終了にしおかぜのアナウンスが出ているが、番組本体は先週1330に放送された「ふるさとの風」が出ている。
1430の「ふるさとの風」は7295、9560、9960kHzである。パラオの9960kHzは弱く音にならない。懐かしい日本の歌「おはなしゆびさん」で放送開始。この曲は昨年3月以来である。
拉致問題解説は、田口八重子さんについて、1978年6月ごろ東京高田のベビーホテルに2歳と1歳の子供を残したまま拉致された。当時22歳である。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっている。北朝鮮はこうした事実や大韓航空機爆破事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明は信用できるものではない。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠そうとしている。もちろん事件そのものを北朝鮮は韓国のデッチ上げだとし認めていない、韓国も機体引き上げの捜査をしないなどおかしな事故である。
ふるさとの声は田口八重子さんへのメッセージ、お兄さんの飯塚繁雄さんから、2018年9月開催の国民大集会での収録。続いて2017年1月15日に開催された、「拉致問題を考える国民のつどいin広島」での収録から。そしてお兄さん本田勝さんからは2018年9月の国民大集会での収録。同じく2018年9月、国民大集会で収録した飯塚耕一郎さんからのメッセージが出ている。
今日の一曲は1968年のヒット曲、水前寺清子の「365歩のマーチ」である。昨年9月にも登場している。先回とは曲とメッセージ内容が一部差し替えられている。最後は12人の拉致被害者氏名の読み上げで終了している。