1300の「イルボネパラム」は9465kHz、1330の「ふるさとの風」は9705kHzが弱いながらもクリアーに聞こえている。他の周波数もジャミングは確認できない。一週間続いた最後の番組である。拉致問題インフォメーションは、10月6日、安倍総理は訪日中のポンペオ国務長官の表敬を受けたこと。
ニュース解説はポンペオ国務長官の訪朝について、米朝会談が年明けにも再び開催される公算が大きくなった。
今週の一曲、朝鮮語は2009年のヒット曲THE ALFEEの「星空のディスタンス」がクリアーに聞こえている。半年ぶりの登場である。日本語は9月15日神戸市での公開収録から、1979年のヒット曲BOROの「大阪で生まれた女」、ライブバージョンである。
ふるさとの声は、9月15日の公開収録から励ましのメッセージが出ている。まず兵庫県知事のメッセージ、続いて特定失踪者福本勝利さんの母、福本えりさんからのメッセージが出ている。スケジュールなどのアナウンスがあり、1357に終了。
1300の「しおかぜ」は6165kHz、ジャミングはよくわからない、朝鮮語放送が聞こえている。後半1330は日本語放送で、昨日と同じ番組である。
北朝鮮「不動産バブル」崩壊で大打撃か…金正恩氏も黙認の闇市場と題し、10月15日付デーリーNKの記事が紹介されている。
救出への道コーナーは、めぐみさんへ、お母さん横田早紀江さんからの手紙が読み上げられている。1355:40に緊急放送ISがあり、スケジュールが紹介されている。北朝鮮時間はすでに5月から元に戻ったと理解しているが、しおかぜは依然として30分早い時間である。何か目的があるのか、メッセージなのか、古い時間をアナウンスする目的がわからない。
1430の「ふるさとの風」はパラオの9960kHzが極めて強力である、台湾送信の9560kHzも回復しクリアーに聞こえている。9450kHzはかなり弱く変調も浅い。懐かしい日本の歌は「ずいずいずっころばし」で始まった。拉致問題解説は、田口八重子さんについて、1978年6月ごろ東京高田のベビーホテルに2歳と1歳の子供を残したまま拉致された。当時22歳である。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっている。北朝鮮はこうした事実や大韓航空機爆破事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明は信用できるものではない。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠そうとしている。もちろん事件そのものを北朝鮮は韓国のでっち上げだとし認めていない、韓国も機体引き上げの捜査をしないなどおかしな事故である。
ふるさとの声は田口八重子さんへのメッセージ、お兄さんの飯塚繁雄さんから2015年3月4日収録されたもの。続いて2017年1月15日に開催された、「拉致問題を考える国民のつどいin広島」での収録から。そしてお兄さん本田勝さんからは2018年2月に収録された新しいメッセージである。最後に2017年4月に東京で開催された「拉致問題を最優先として今年中に全被害者を救え!国民大集会」で収録した飯塚耕一郎さんからのメッセージが出ている。
今日の一曲は2014年下半期放送のNHKテレビドラマ「マッサン」の主題歌、中島みゆきで「麦の唄」が出ている。この番組は2018年4月5日、15日、25日、5月5日、17日、27日、6月6日、17日、28日、7月8日、18日、29日、8月8日、19日、30日、9月9日、19日、29日、10月11日と同じ内容である。