1300の「しおかぜ」は6085kHz、ジャミングは確認できない、受信状態は良好である。先週と同じ日本語番組で「北朝鮮を脱出して、日本へ向かおうとしている皆さんへお知らせします。」と題し、注意点などを述べている。
アメリカの夜テロ支援国家再指定についての解説。11月17日に中国共産党の習近平国家主席の特使、宋濤・党中央対外連絡部長を平壌へ派遣したが、トップとの会談はできなかった。
東アジア首脳会議について、11月12日からマニラで開催された。救出への道コーナーでは板門店から亡命した北朝鮮兵士の体内にはすべて寄生虫が数十匹もいたことなど、生活の困窮さを示している。
救出への道コーナーでは板門店から亡命した北朝鮮兵士の体内にはすべて寄生虫が数十匹もいたことなど、生活の困窮さを示している。日本海岸へ多くの木造船が漂着している、有事の際は木造船で脱出しようなどと考えず、西側大使館へ逃げ込むよう伝えている。
1324:35に「日本政府からのメッセージ」が出ている。北朝鮮人権侵害問題啓発週間の関連行事として12月16日に国際シンポジウムを開催、短波で生中継するという内容である。最後に放送時間と周波数が北朝鮮時間でアナウンスされている。
後半1330は朝鮮語放送、日本語と同じ内容である。
1300の「イルボネパラム」、1330の「ふるさとの風」、開始時は強かったが次第に落ち込んでいった。9950kHzは全く聞こえない。他はかろうじて聞こえている。
この時間は毎日同じ番組である。今週の一曲朝鮮語は小柳ゆきの「あなたのキスを数えましょう~You were mine~」が出ている。この曲は8月にも登場している。日本語は、山口采希の「願いの色、灯りをともせば」、拉致被害者救出を願って作られた曲である。今年6月にも登場している。
1430の「ふるさとの風」は7295、9560、9960kHz、台湾送信の7295kHz、パラオの9960kHzは良好である。9560kHzはほとんど音にならないレベル。懐かしい日本の歌「汽車」で始まっている。
拉致問題解説は、田口八重子さんについて、1978年6月ごろ東京高田のベビーホテルに2歳と1歳の子供を残したまま拉致された。当時22歳である。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっている。北朝鮮はこうした事実や大韓航空機爆破事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(=金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明は信用できるものではない。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠そうとしている。もちろん事件そのものを北朝鮮は韓国のでっち上げだとし認めていない、韓国も機体引き上げの捜査をしないなどおかしな事件である。
ふるさとの声は田口八重子さんへのメッセージ、お兄さんの飯塚繁雄さんから2015年3月4日収録されたもの。続いて2017年1月15日に開催された、「拉致問題を考える国民のつどいin広島」における収録から。そしてお兄さん本田勝さんからのメッセージは2016年2月に収録されたメッセージ、地元の民謡も歌っている。最後に2017年4月に東京で開催された「拉致問題を最優先として今年中に全被害者を救え!国民大集会」で収録した飯塚耕一郎さんからのメッセージが出ている。
今日の一曲は2014年下半期NHKテレビドラマ「マッサン」の主題歌、中島みゆきで「麦の唄」が出ている。この番組は2017年11月3日、12日、21日、30日と同じ内容である。