31日1300の「イルボネパラム」は7295、9465、9950kHzである。台湾送信は今年4月から追加されているが、3波が二か所から送信されていると推定できる。
7295と9950kHzがパラ、9465kHzが約1.2秒ほど遅れて聞こえる。1330の「ふるさとの風」は9705kHzが遅れている。9950kHzは1330に周波数の切り替えがなくなり一分遅れということはない。
7295kHz以外は弱いが、ジャミングは無い。1357番組終了。
1300の「しおかぜ」は全く聞こえない7410kHzに出ている。海外での受信では失踪者家族、拉致被害者家族からの肉声によるメッセージが出ている。今年9月19日と同じ番組である。
調査会ニュースでも伝えているように、北朝鮮が翌日からジャミングを出すのは初めてのこと。さてこの周波数といいこの事態にどう対応するのか。
妨害電波、異例の早さ!【調査会NEWS2580】(29.10.31)
特定失踪者問題調査会副代表 村尾建兒
しおかぜは10月29日より世界的周波数改編により、新周波数にて放送を開始しましたが、今回北朝鮮当局はなんと翌日の30日から妨害電波を発射して来ました!周波数変更直後に追従して来るのは異例です!
また、この周波数は中国のCRIという放送がしおかぜと混信していますが、朝鮮半島近隣地域でのモニタリングにおいて、しおかぜはCRIを抑えて受診感度を保っています。そこへ北朝鮮当局が妨害電波を発射して来たという事は、中国CRIを妨害しているという事と同じです!
なりふり構わず、外部からの情報注入を妨害して来るという事態は、まさに北朝鮮内部情勢の一端が伺える状況です。高位級幹部の脱北や人民軍の飢餓など、次々と北朝鮮内部の実情に関する混乱情報が入って来る中、周波数変更翌日の妨害電波発射は、外部からの情報が如何に内部効果的であり、混乱を助長させるという危機感の現れと言えるでしょう。
しおかぜでは今後も監視を続けながら適時対応し、状況を報告致します。
<「しおかぜ」の放送時間と周波数は以下の通りです>
22:00〜23:00 短波5935kHz 6085kHz 7410kHzのいずれか
23:05〜23:35 短波5935kHz 6085kHz 6095kHzのいずれか
01:00〜02:00 短波6110kHz 7285kHz 7335kHzのいずれか
1405の「しおかぜ」は6095kHz、ジャミングは確認できない。信号は強く、受信状態は良好である。先週放送された「ふるさとの風」が出ている。
そして1430の「ふるさとの風」は7295、9560kHzの台湾送信と9960kHzのパラオ送信である。9560kHzは約3秒ほど遅れて聞こえる。ジャミングは確認できない、受信状態は良好である。
31日火曜日はこの時間も1330と同じ番組である。拉致問題インフォメーションは、9月25日総理官邸での記者会見から、安倍総理の発言が出ている。
「我が国を飛び越える弾道ミサイルの相次ぐ発射、核実験の強行、北朝鮮による挑発はどんどんエスカレートし、その脅威は正に現実のものとなっています。こうした中で、私は、国際社会の連帯をより強固なものとするため、米国、韓国はもちろんのこと、中国、ロシア、インド、欧州、中東、アジアの首脳たちと対話や協議を重ねてきました。そして先般、国連安保理が原油や石油製品の輸出制限を含む厳格な制裁措置を全会一致で決定しました。まず、これを完全に履行する。さらに、北朝鮮がその政策を変更しないのであれば、国際社会と共に一層圧力を強化してまいります。
北朝鮮には勤勉な労働力があり、資源も豊富です。北朝鮮が正しい道を歩めば、経済を飛躍的に伸ばすこともできる。しかし、拉致、核・ミサイル問題の解決なくして、北朝鮮に明るい未来などあり得ません。北朝鮮にその政策を変えさせなければならない。そのための圧力であります。
圧力の強化は北朝鮮を暴発させる危険があり、方針転換して対話をすべきではないかという意見もあります。世界中の誰も紛争などを望んではいません。しかし、ただ対話のための対話には、意味はありません。」
ニュース解説は「韓国で高まる中韓関係改善」について。
今週の一曲は1977年のヒット曲、狩人の「あずさ2号」である。過去幾度も使用されている曲である。
ふるさとの声は横田めぐみさんへ、7月8日に福岡で開かれた国民の集いから弟さん横田拓也さんの発言が出ている。最後に29日から使用されている台湾送信の周波数が各時間一波のみアナウンスされている。
1457に今月の特別番組、懐かしいアニメソング「鉄腕アトム」が出ている。昨日1600と同じ番組構成である。