2017年10月10日

10月9日ふるさとの風

1300の「イルボネパラム」、1330の「ふるさとの風」は各波とも強力である。時間とともに9940/9950kHzが若干弱くなっている。今日からまた新しい内容の番組となる。
拉致問題インフォメーションは、9月20日安倍総理は国連総会で一般討論演説を行った、その中から北朝鮮に関する部分が出ている。以下、放送された全文。
 安保理常任理事国として、世界平和に積極的役割を果たすのが、日本の変わらぬ決意だと、私は、主張するつもりでありました。けれども私は、私の討論をただ一点、北朝鮮に関して集中せざるを得ません。
 9月3日、北朝鮮は核実験を強行した。それが、水爆の爆発だったかはともかく、規模は、前例をはるかに上回った。前後し、8月29日、次いで、北朝鮮を制裁するため安保理が通した、「決議2375」のインクも乾かぬうち、9月15日に、北朝鮮はミサイルを発射した。いずれも日本上空を通過させ、航続距離を見せつけるものだった。脅威はかつてなく重大です。眼前に、差し迫ったものです。我々が営々続けてきた軍縮の努力を、北朝鮮は、一笑に付そうとしている。不拡散体制は、その、史上最も確信的な破壊者によって、深刻な、打撃を受けようとしている。
 議長、同僚の皆様、この度の危機は、独裁者の誰彼が、大量破壊兵器を手に入れようとするたび、我々がくぐってきたものと、質において、次元の異なるものです。北朝鮮の核兵器は、水爆になったか、なろうとしている。その運搬手段は、早晩、ICBMになるだろう。
 冷戦が終わって二十有余年、我々は、この間、どこの、どの独裁者に、ここまで放恣にさせたでしょう。北朝鮮にだけは、我々は、結果として、許してしまった。それは我々の、目の前の現実です。かつ、これをもたらしたのは、「対話」の不足では、断じてありません。
対話とは、北朝鮮にとって、我々を欺き、時間を稼ぐため、むしろ最良の手段だった。対話による問題解決の試みは、一再ならず、無に帰した。なんの成算あって、我々は三度、同じ過ちを繰り返そうというのでしょう。
 北朝鮮に、すべての核・弾道ミサイル計画を、完全な、検証可能な、かつ、不可逆的な方法で、放棄させなくてはなりません。そのため必要なのは、対話ではない。圧力なのです。
 議長、同僚の皆様、横田めぐみという、13歳の少女が、北朝鮮に拉致されて、本年11月15日、ついに40年を迎えます。
 めぐみさんはじめ、多くの日本人が、いまだに北朝鮮に、拉致されたままです。彼らが、一日も早く祖国の土を踏み、父や母、家族と抱き合うことができる日がくるよう、全力を尽くしてまいります。
 北朝鮮の核・ミサイルの脅威に対し、日本は日米同盟によって、また、日米韓三国の結束によって、立ち向かいます。「全ての選択肢はテーブルの上にある」とする米国の立場を、一貫して支持します。そのうえで私は、北朝鮮に対し厳しい制裁を課す安保理決議2375号が、9月11日、安保理の全会一致で採択されたのを、多とするものです。それは、北朝鮮に対する圧力をいっそう強めることによって、北朝鮮に対し、路線の根本変更を迫る我々の意思を、明確にしたものでした。しかし、あえて訴えます。
 北朝鮮は既に、ミサイルを発射して、決議を無視して見せました。決議はあくまで、始まりにすぎません。核・ミサイルの開発に必要な、モノ、カネ、ヒト、技術が、北朝鮮に向かうのを阻む。北朝鮮に、累次の決議を、完全に、履行させる。全ての加盟国による、一連の安保理決議の、厳格かつ全面的な履行を確保する。必要なのは、行動です。北朝鮮による挑発を止めることができるかどうかは、国際社会の連帯にかかっている。残された時間は、多くありません。
 議長、ご列席の皆様、北朝鮮はアジア・太平洋の成長圏に隣接し、立地条件に恵まれています。勤勉な労働力があり、地下には資源がある。それらを活用するなら、北朝鮮には経済を飛躍的に伸ばし、民生を改善する途があり得る。
 そこにこそ、北朝鮮の明るい未来はあるのです。拉致、核、ミサイル問題の解決なしに、人類全体の脅威となることで、拓ける未来など、あろうはずはありません。北朝鮮の政策を、変えさせる。そのために私たちは、結束を固めなければなりません。有難うございました。

ニュース解説は「10.4宣言10周年を迎えた南北関係」について。
今週の一曲、朝鮮語は無し、日本語放送は1978年のヒット曲松本ちえこの「恋人試験」、2015年6月以来の登場かも。
拉致問題解説は田中実さんについて。1978年6月、北朝鮮からの指示を受けた大阪の中華料理店主の在日朝鮮人により、言葉巧みに誘い成田からウィーンに出国させ、その後、北朝鮮に拉致したもので、当時28歳である、2005年拉致被害者に認定された。日本にはスパイを取り締まる法律はなく、この在日朝鮮人も国内に住んでいたが、2014年死亡したとされる。スケジュールなどの紹介があり、1357終了。

1300の「しおかぜ」は6040kHz、ジャミングの中、月曜日は日本語放送、聞き取りは十分できるレベル。失踪者の氏名生年月日、失踪年月日が紹介されている。
1405の「しおかぜ」は6165kHz、ジャミングとCNR6の混信で、受信状態は極めて悪い。この時間は先週10月2日、1330に放送された「ふるさとの風」が出ている。

1430の「ふるさとの風」は9450と9560kHzの台湾送信9960kHzのパラオ送信はいつもの強さで入感している。懐かしい日本の歌は「夕焼け小焼け」と「トンボのメガネ」の2曲である。
拉致問題開設は有本恵子さんについて。1983年7月頃コペンハーゲンから手紙が届いたのを最後に行方不明に。1988年に石岡亨さんから家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き、松木薫さんら3人はよど号ハイジャック犯らの手によって北朝鮮に拉致されたことが判明している。そして1988年11月4日に家族全員石炭ガス中毒で死亡と北朝鮮は2002年9月に虚偽報告している。しかし客観的事実は何一つ示されていない。よど号ハイジャック犯の妻らによって拉致されたことが判明している。
ふるさとの声は有本恵子さんご家族からのメッセージ、お父さん有本明弘さんから、2015年8月日本政府制作のビデオメッセージに収録されているメッセージ。2015年4月24日東京で開催された「最終決戦の時不退転の決意で全員救出を国民大集会」から有本明弘さんのメッセージ、続いてお母さん有本加代子さんから、2015年3月収録メッセージと2015年8月日本政府制作のビデオメッセージに収録されている有本加代子さんのメッセージが出ている。
今日の一曲は1976年のヒット曲、岡田奈々さんの「青春の坂道」、これは半年ぶりの登場である。この番組は2017年2月4日、13日、22日、3月12日、21日、30日、4月3日、12日、21日、30日、5月9日、18日、27日、6月5日、23日、7月2日、11日、20日、29日、8月7日、16日、25日、9月21日、30日と同じ番組である。
1600の「しおかぜ」は6090kHz、1300と同じ番組である。ジャミングが結構強い。公開されている失踪者拉致被害者の氏名読み上げが出ている。1706にジャミング停波、今日もアフリカ勢は元気である。

1600の「ふるさとの風」はいずれも良好に受信できている。7335kHzも1605以降はクリアーである。1330と同じ番組で、最後1627から、アニメソング「鉄腕アトム」が出ている。
1700の「ふるさとの風」は6155kHz台湾送信である。本体へのジャミングはよくわからないが6135kHzの影響を受けている。八俣からの電波は強く、受信状態は良い。1430と同じ番組である。

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