2017年09月17日

9月16日「しおかぜ」

1300の「しおかぜ」は6165kHz、ジャミングは出ているようだが、八俣の電波は極めて強く、全く影響はない。番組は先週と同じ内容である。9月3日北朝鮮の核実験について、安倍総理の声明が読み上げられている。
 「本日午後0時31分頃、気象庁が北朝鮮付近を震源とする、自然地震ではない通常の波形とは異なる可能性のある地震波を探知した。これを含む諸情報を総合的に勘案した結果、政府としては、北朝鮮が核実験を実施したものと判断している。
 我が国を含む関係各国及び国際社会は、北朝鮮に対し、これまで累次にわたり関連の国連安保理決議の完全な遵守を求めるとともに、度重なる核実験や弾道ミサイルの発射等の挑発行動を非難し、核・弾道ミサイルの放棄を求めてきた。また、北朝鮮が本年も累次にわたり弾道ミサイルの発射を強行したこと等を受けて、国連安保理はこれらを強く非難してきた。こうした中、今回、北朝鮮が核実験を強行したことは、我が国として断じて容認できない。
北朝鮮が、今回含め、これまで6度にわたり核実験を強行したことや、7月の2度のICBM級の弾道ミサイル発射や8月の我が国上空を通過させた弾道ミサイル発射を含め、本年に入っても大量破壊兵器の運搬手段となり得る弾道ミサイルを10発以上発射し、その能力を増強していること等を踏まえれば、北朝鮮の核・ミサイル開発は、我が国の安全に対する、より重大かつ差し迫った、新たな段階の脅威であり、地域及び国際社会の平和と安全を著しく損なうものになっている。今回の北朝鮮による核実験の実施は、関連する国連安保理決議の重ねての明白な違反であり、核兵器不拡散条約NPTを中心とする国際的な軍縮・不拡散体制に対する重大な挑戦である。また、日朝平壌宣言や六者会合共同声明にも違反するものである。我が国は、北朝鮮に対して厳重に抗議し、最も強い言葉で断固として非難する。
我が国は、北朝鮮による更なる核実験の場合には、更なる重要な措置をとる決意を表明した国連安保理決議第2371号を念頭に、国連安保理が速やかに協議を実施するよう、調整を開始している。北朝鮮に対しては、改めて、関連する国連安保理決議を即時かつ完全に履行するとともに、拉致、核、ミサイルといった諸懸案の包括的な解決に向け具体的な行動をとるよう、強く求める。
 政府としては、自分の指示を踏まえ、引き続き、本件を含む北朝鮮情勢に関する情報収集・分析に徹底を期するとともに、国民に対して的確な情報提供を行う。また、不測の事態の発生を防ぎ、発生した場合、これに万全の対応を行うため、我が国として不断に必要な態勢をとるとともに、米国等と緊密に連携し、もって我が国の平和と安全の確保、国民の安全・安心の確保に万全を期す。核実験に伴う放射性物質の我が国に対する影響については、政府の放射能対策連絡会議を中心に、関係各国と連携しモニタリング態勢の強化等に全力を挙げる。
 我が国としては、本年7月および8月に決定したものを含めた我が国独自の措置及び関連国連安保理決議に基づく措置を着実に実施していく。また、米国、韓国、中国及びロシアを始めとする関係各国や国際社会との協力を更に強化し、国連安保理決議第2371号及び関連国連安保理決議の実効性の確保を図るとともに、国連安保理における更なる対応を含め、北朝鮮に対する対応を検討する。」
核実験について日本国内の対応などについての解説が出ている。内閣官房長官記者会見の内容。
 「本日12時31分頃、気象庁が北朝鮮付近を震源とする自然地震ではない可能性のある地震波を観測した。本件地震は、過去の事例などを踏まえると、北朝鮮による核実験の実施に伴い、発生した可能性があると考えております。気象庁によると当該地震は、発生時刻は平成29年9月3日12時29分57秒、地震の震源は北緯41.3度、東経129.1度、深さ0キロメートル、地震の規模はマグニチュード6.1とされております。本事案を受け、政府としては、官邸対策室において情報を集約するとともに、関係省庁の局長等を官邸に緊急参集させた。この関連では、総理からは、関係省庁においては、緊張感を持って情報収集・分析に努めること、国民に対して的確な情報提供を行うこと、米国、韓国、中国及びロシアを始めとする関係諸国と連携を図ること、この3点について指示があった。
 先ほど、国家安全保障会議を開催し、北朝鮮による核実験の実施情報について審議した。通常の波形と異なる可能性のある地震波の観測等、これまでの情報を総合的に勘案した結果、本日、北朝鮮が核実験を実施したものと判断されます。北朝鮮の核・ミサイル開発は、我が国の安全に対するより重大かつ差し迫った新たな段階の脅威であり、地域及び国際社会の平和と安全を著しく損なうものである。これは我が国として到底容認できるものではなく、北朝鮮に対して、北京大使館ルートを通じて、直ちに厳重に抗議し、最も強い言葉で非難した。また、政府としては、直ちに日米韓で、国連安保理の緊急会合の開催に向け調整を開始している。国家安全保障会議の結果を踏まえ、会議後、総理から既に指示のあった3点に加え、北朝鮮の今後の動向等に関し、情報収集・分析の徹底を期すこと、核実験に伴う放射性物質の影響を把握するため、関係各国と連携しモニタリング態勢を強化すること、不測の事態にも備えるなど、国民の安全・安心の確保に万全を期すこと、3点の新たな指示があった。また、先ほど国家安全保障会議では、内閣総理大臣声明を審議した。
 今回の北朝鮮による核実験に関する最新の事実関係を確認し、分析を行うとともに、最新の情勢を受けた我が国の対応方針について改めて議論を行った。また、各国との連携状況に関して、谷内国家安全保障局長とマクマスター・米大統領補佐官との電話会談の実施結果等について、報告があった。その上で、総理から、米国・韓国など関係国と緊密に連携しつつ、情報収集・警戒監視に当たるとともに、国民の安全・安心の確保に万全を期すことについて、指示があった。」
次に、この8月、金正恩が全く経済関係の視察をやっていないというニュース。救出への道コーナーは9月3日核実験をしたことに関し、身の安全は自分で守るよう述べている。拉致を認めて15年、いまだに拉致被害者を取り戻せない、だらしのない日本政府。どうしたら取り戻せるのか、被害者家族の悲鳴が出ている。1324:50に「日本政府からのメッセージ」が出ている。

1300代の朝鮮語と日本語放送はいずれも台湾送信、今日はどの周波数も強力に入感している。受信状態は極めて良好である。この時間は毎日同じ番組が出ている。拉致問題インフォメーションは、8月29日首相官邸での安倍総理記者会見の模様。ニュース解説は「ロシアに接近する北朝鮮」について。ウラジオストークでの経済フォーラムに北朝鮮も参加している。
今週の一曲、朝鮮語は、たまの「さよなら人類」、意味の良くわからない歌詞だが昨年12月にも登場している。日本語放送は1963年のヒット曲、坂本九の「見上げてごらん夜の星を」、これは昨年7月にも登場している。
ふるさとの声は松木薫さんへ、弟さん松木信弘さんからのメッセージ、2017年2月に収録したもの。1357番組終了。

1430の「ふるさとの風」は9450、9560kHzの台湾送信、9960kHzはパラオ送信である。この時間台湾送信も強力である。9960kHzは約1.2秒遅れで聞こえている。
懐かしい日本の歌「波浮の港」で始まった。拉致問題解説は、曽我ミヨシさんについて。1978年8月12日夜、近所に買い物に出掛けたままひとみさん(当時19歳)と共に行方不明になった。日本政府の無策ぶりが露呈した事件で、2002年10月ひとみさんが帰国するまで、拉致されていることさえ分からなかった。その後の調査で在日朝鮮人が関与していることも分かっている、実行犯女性工作員キムミョンスクを2004年11月に国際手配、犯人の引き渡しを求めているというが何の解決にも至っていない。関係者はいまも日本国内で通名を使い普通に生活している特別永住者の一人である。今も日本国内で多くの工作員が活動していることはよく知られている。
ふるさとの声は曽我ミヨシさんへ、2016年2月収録で曽我ひとみさんの日本語と朝鮮語(日本語放送では韓国語と言っている)によるメッセージが出ている。母と離れ離れになってもう38年にもなると訴えている。続いて2016年9月17日東京で開かれた「最終決戦は続いている!制裁と国際連携で全員救出実現を!国民大集会」におけるひとみさんの訴えが出ている。
きょうの一曲は1977年のヒット曲石川さゆりさんの「津軽海峡冬景色」、2017年1月に朝鮮語放送でも登場している。この番組は2017年2月8日、17日、26日、3月7日、16日、25日、4月7日、16日、25日、5月13日、22日、31日、6月9日、18日、27日、7月6日、15日、24日、8月11日、20日、29日、9月7日と同じ内容である。
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