1300の「しおかぜ」は5965kHz、9月最初の土曜日、いつものように日本語放送から、先週と同じ番組が出ている。ノイズジャミングが強く、受信状態は悪い。いつもの緊急メッセージに次いで、8月21日北朝鮮に対する我が国独自の制裁措置等に関する拉致被害者御家族等への説明会を開催したニュース。内閣府での説明会は、拉致被害者家族や特定失踪者家族らが出席し、加藤勝信・拉致問題担当大臣は日本が北朝鮮に独自制裁を加えたことや国連安保理で制裁を強化する決議が採択されたことを説明した。
政府の担当者は8月7日にフィリピンで河野太郎外相が北朝鮮外相と接触したことに触れ、「あらゆる機会に拉致問題解決を訴えている」と説明した。
延坪島襲撃についてのRFAからのニュースが出ている。北朝鮮が奇襲攻撃したにもかかわらず惨敗したことを伝えている。「しおかぜ」はここでもモニターされている。
救出への道コーナーは8月6日に国連で採択された決議案の内容について。加盟国が、この決議の採択から90日以内に、またその後委員会の要請があれば、この決議の規定を効果的に履行するためにとった具体的な措置につき、安全保障理事会に報告することを決定するとともに、専門家パネルに対し、他の国連制裁モニタリング・グループと協力し、当該報告を適時に準備し提出することについて加盟国を支援する努力を継続するよう要請する。
北朝鮮にいる人々が受けている深刻な苦難に対し深い懸念を改めて表明し、北朝鮮にいる人々の需要が大きく満たされていない中で、北朝鮮が、北朝鮮の人々の福祉に代えて、核兵器及び弾道ミサイルを追求していることを非難するとともに、北朝鮮が、北朝鮮にいる人々の福祉及び固有の尊厳を尊重し、確保することの必要性を強調する。
1300代の台湾送信、各波とも強力である。朝鮮語、日本語放送ともにクリアーに入感している。拉致問題インフォメーションは、8月7日、第24回ASEAN地域フォーラム閣僚会合がマニラで開催されたこと。議長声明のうち北朝鮮に関する部分の概要が出ている。
続いて、8月15日、アメリカ首脳との電話会談を行った、その概要と会談後、安倍総理の記者会見の内容が出ている。
ニュース解説は「韓国専門家の見方」について。今週の一曲、朝鮮語は藤井フミヤの「TRUE LOVE」、昨年7月に登場。日本語は1976年のヒット曲、森田公一とトップギャランの「青春時代」である。今年3月にも登場している。
1430の「ふるさとの風」は9450、9560、9960kHzである。台湾、パラオ送信もよく聞こえている。パラオ送信は約1.2
秒遅れている。懐かしい日本の歌「富士の山」で始まった。
拉致問題解説は横田めぐみさんについて。1977年11月15日夕方、新潟市内の中学校クラブ活動のバドミントンの下校時北朝鮮に拉致された。当時13歳である。20年後に拉致されたことがマスコミの報道で一般に知られることになった。女子中学生が拉致されたということで北朝鮮の残忍さ、拉致事件の象徴として注目を浴びている。北朝鮮は拉致はしたがすでに死亡したとして2004年ニセ遺骨を提出、死亡時期を訂正(1993年3月死亡を1994年4月に改ざん)するなど亡き者にしないと北朝鮮にとっては都合の悪いことばかり。
ふるさとの声は横田めぐみさんへのメッセージ。横田滋さん、横田早紀江さん夫妻から2015年2月収録のメッセージが出ている。ウランバートルで孫娘と面会するなど驚愕した話も出ている。
続いて2016年10月2日に開催された「拉致被害者家族を支援するかわさき市民のつどい」で収録した横田早紀江さんの訴えが出ている。あの手この手を使い孫娘キム・ウンギョンと会わせるなど、現体制下ではトップとの関わりのある、めぐみさんを返すことは不可能で死亡したと洗脳、工作活動を通して拉致事件の幕引きを図ろうとしている。
そして2015年8月に開催された「拉致問題を考える国民の集いin三重」における横田拓哉さんの訴えが出ている。最後に2015年11月新潟で開催された「忘れるな拉致 11.15県民集会」から弟さん横田哲也さんの声が出ている。
今日の一曲は無い。この番組は2017年2月3日、12日、21日、3月2日、29日、4月11日、20日、29日、5月8日、17日、26日、5月4日、6月13日、7月1日、10日、19日、28日、8月6日、15日、24日と同じ番組である。