1300の「しおかぜ」はまだ7215kHzである。ジャミングは弱くほとんど影響はないが、同波のCRIの混信がかなり強い。八俣からの電波は強力だが、フェージングが結構強い。受信状態はおおむね良好である。
先週並びに昨日と同じ番組が出ている。前半朝鮮語、後半1330は日本語である。
1300の朝鮮語、1330の日本語放送、いずれも台湾送信で、強力に入感している。9950kHzは一分遅れ1331に開始している。一週間続いた最後の番組である。
今週の一曲朝鮮語はZIGGY-「GLORIA」、2015年5月に初登場、それ以来かも。日本語は1971年のヒット曲加藤和彦と北山修の「あの素晴らしい愛をもう一度」、昨年11月にも登場している。
1430の「ふるさとの風」は9450、9560、9960kHz、この時間帯、台湾。パラオ送信どちらも強力である。パラオ送信の9960kHzが約2秒ほど遅く聞こえている。懐かしい日本の歌「トンボのメガネ」で始まった。
拉致問題解説は田口八重子さんについて。1978年6月ごろ東京高田のベビーホテルに2歳と1歳の子供を残したまま拉致された。当時22歳である。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっている。北朝鮮はこうした事実や大韓航空機爆破事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(=金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明は信用できるものではない。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠そうとしている。もちろん事件そのものを北朝鮮は韓国のでっち上げだとし認めていない、
ふるさとの声は田口八重子さんへ、お兄さん飯塚繁雄さんから、2015年3月4日収録のメッセージ。続いて2016年2月7日に政府拉致問題対策本部、東京都の共催により開催された、「北朝鮮拉致問題の解決を願う都民の集い」における収録から。そしてお兄さん本田勝さんからのメッセージも2016年2月18日に収録、地元佐渡の民謡を歌っている。
2016年9月開催された「最終決戦は続いている!制裁と国際連携で全員救出実現を!国民大集会」 で収録した飯塚耕一郎さんからのメッセージが出ている。
今日の一曲は1968年のヒット曲、ビレッジ・シンガーズの「亜麻色の髪の乙女」、2010年11月以来の登場である。この番組は2017年2月2日、11日、20日、3月1日、10日、4月19日、28日、5月7日、16日、25日、6月3日、12日、21日と同じ内容である。