1300の「しおかぜ」は7215kHz、昨日からジャミングが出ている。八俣からの電波は極めて強力、ほとんど影響はない。土曜日は日本語放送から、昨日ならびに5月31日と同じ番組である。緊急放送ISに次いで、緊急メッセージが出ている。
「拉致被害者の皆さん、北朝鮮におられる日本人の皆さん、事態が急変しています。しおかぜをはじめとする外国からの放送をお聞きください。日本に連絡できる方法があれば連絡してください。私たち特定失踪者問題調査会の連絡先は電話なら、国番号81の後に、9085179601、FAXの場合は81の後に356945059です。」
ミサイル発射に関するニュース、5月29日午前5時39分ごろ、元山付近から東に向けスカッド型とみられる弾道ミサイルを発射し、約450キロ飛行した。5月27日イタリアでのG7に関するニュース、共同声明発表後にも北朝鮮はミサイルを発射している。北朝鮮の急変事態に関するニュース、5月24日にソールで開催された内容についてRFAからの引用。
北朝鮮では山間地で個人所有している、小さい土地を回収しているというDaily NKからのニュース。取り上げたその土地に木を植えようとするらしい。
救出への道コーナーはミサイル開発が続く中何もできなかった、取り戻すことができなかった。もし何かあったときには西側大使館に駆け込むよう、その所在地を確認しておくよう述べている。1323:55に「日本政府からのメッセージ」が出ている。この後にも緊急メッセージが出ている。
1405の「しおかぜ」は6165kHz、7215kHzとは別のジャミングが出ているが弱い。八俣からの電波は極めて強い、ローカル局並みの受信状態である。先週1330に放送された「ふるさとの風」が出ている。
1300の「イルボネパラム」朝鮮語は9465、9900、9940kHzである。9940kHzが0.2秒早く聞こえている。そして1330の「ふるさとの風」は9705、9900、9950kHzである。この時間は9950kHzが一分遅れで聞こえている。
拉致問題インフォメーションは、5月14日北朝鮮は弾道ミサイルを発射した。これに関し、安倍総理の発言が出ている。
ニュース解説は「北朝鮮の相次ぐ弾道ミサイルの発射」について。今週の一曲、朝鮮語は無し、日本語放送は山口采希の「願いの色、灯りをともせば」、拉致被害者救出を願って作られた曲である。
1)
鏡を引き出しにしまったなら 見上げよう
今こそ「愛」 今こそ「希望」を
君と手を取り歌うよ
笑い合いたい 声が聞きたい 抱きしめ過ごしたい
あの頃のまま そんな温もり 想像するばかり
全てに祈り 遠く叫ぶよ お願い会わせて
ただ普通の 何気ない暮らし
どうか この手に返して
2)
散らかった部屋から 海の見える丘へ行こう
雨雲を掻き分ける光に 声を重ねて届けよう
時が過ぎて 変わる街並み 一緒に歩きたい
驚き笑う そんなしぐさを 想像するばかり
汗を拭う 寒さ凌ぐ いろんな場所から
願いの色 灯りをともせば
ほら 新しい道が さあ 両手を広げて
笑い合いたい 声が聞きたい 抱きしめ過ごしたい
あの頃のまま そんな温もり 想像するばかり
全てに祈り 遠く叫ぶよ お願い会わせて
ただ普通の 何気ない暮らし
どうか この手に返して
「明日こそは」「明日こそは」を
もう 終わらせる時を
さあ 灯りをともそう
ふるさとの声は松木薫さんへ、4月23日の国民大集会におけるお姉さん斉藤文代さんの発言から。スケジュールなどの紹介があり1357終了。
1430の「ふるさとの風」は9450、9560、9960kHz、この時間帯もすべて強力である。懐かしい日本の歌は「トンボのメガネ」で始まった。
拉致問題解説は田口八重子さんについて。1978年6月ごろ東京高田のベビーホテルに2歳と1歳の子供を残したまま拉致された。当時22歳である。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっている。北朝鮮はこうした事実や大韓航空機爆破事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(=金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明は信用できるものではない。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠そうとしている。もちろん事件そのものを北朝鮮は韓国のでっち上げだとし認めていない、
ふるさとの声は田口八重子さんへ、お兄さん飯塚繁雄さんから、2015年3月4日収録のメッセージ。続いて2016年2月7日に政府拉致問題対策本部、東京都の共催により開催された、「北朝鮮拉致問題の解決を願う都民の集い」における収録から。そしてお兄さん本田勝さんからのメッセージも2016年2月18日に収録、地元佐渡の民謡を歌っている。
2016年9月開催された「最終決戦は続いている!制裁と国際連携で全員救出実現を!国民大集会」 で収録した飯塚耕一郎さんからのメッセージが出ている。
今日の一曲は1968年のヒット曲、ビレッジ・シンガーズの「亜麻色の髪の乙女」、2010年11月以来の登場である。この番組は2017年2月2日、11日、20日、3月1日、10日、4月19日、28日、5月7日、16日、25日と同じ内容である。