6月2日、1300の「イルボネパラム」朝鮮語は9465、9900、9940kHzである。9940kHzが0.2秒早く聞こえている。そして1330の「ふるさとの風」は9705、9900、9950kHzである。この時間は9950kHzが一分遅れで聞こえている。
拉致問題インフォメーションは、5月14日北朝鮮は弾道ミサイルを発射した。安倍総理の発言から。
「国際社会の強い警告にもかかわらず、またも北朝鮮が弾道ミサイルの発射を強行しました。断じて容認できません。強く抗議します。この度重なる北朝鮮のミサイル発射は、我が国に対する重大な脅威であり国連の安保理決議に明確に違反します。我々は北朝鮮に対して強く抗議をしてまいります。
この後、NSC(国家安全保障会議)を開催します。更なる挑発も考えられる。米国や韓国とも連携しながら高度の警戒態勢を維持し、国民の安全確保に万全を期してまいります。北朝鮮に対して毅然として対応していきます。」
「北朝鮮の弾道ミサイル発射を受けて、日韓で電話外相会談を行いました。また、日米においては谷内国家安全保障局長とマクマスター国家安全保障担当大統領補佐官との電話会談を行ったところであります。
今後も、日米そして日韓において緊密に連携をしながら情報を分析し、そしてしっかりと対応していきたいと考えております。日米、日韓のみならず、中国そしてまたロシア、国際社会と連携をしながら、しっかりと北朝鮮に対して国連決議を守るよう強く求めていきたいと思っております。」
ニュース解説は「北朝鮮の相次ぐ弾道ミサイルの発射」について。今週の一曲、朝鮮語は無し、日本語放送は山口采希の「願いの色、灯りをともせば」、拉致被害者救出を願って作られた曲である。
ふるさとの声は松木薫さんへ、4月23日の国民大集会におけるお姉さんの斉藤文代さんからの発言から。スケジュールなどの紹介があり1357終了。
1300の「しおかぜ」は7215kHzに変更されている。4日目にしてこの周波数へジャミングを出してきた。CRIの混信はほとんどわからないが、若干ノイジーな受信状態である。
金曜日は朝鮮語放送で始まった、そして1330からは日本語放送が出てきた。先週とは違う構成で、5月31日と同じ番組である。緊急放送ISに次いで、緊急メッセージが出ている。
「拉致被害者の皆さん、北朝鮮におられる日本人の皆さん、事態が急変しています。しおかぜをはじめとする外国からの放送をお聞きください。日本に連絡できる方法があれば連絡してください。私たち特定失踪者問題調査会の連絡先は電話なら、国番号81の後に、9085179601、FAXの場合は81の後に356945059です。」
ミサイル発射に関するニュース、5月27日イタリアでのG7に関するニュース、共同声明発表後にも北朝鮮はミサイルを発射している。北朝鮮の急変事態に関するニュース、5月24日にソールで開催された内容についてRFAからの引用。
北朝鮮では山間地で個人所有している、小さい土地を回収しているというニュース。取り上げたその土地に木を植えようとするらしい。
救出への道コーナーはミサイル開発が続く中何もできなかった、取り戻すことができなかった。もし何かあったときには西側大使館に駆け込むよう、その所在地を確認しておくよう述べている。1353:55に「日本政府からのメッセージ」が出ている。この後にも緊急メッセージが出ている。
1405の「しおかぜ」は6165kHz、7215kHzとは別のジャミングが出ているようだが、弱い。八俣からの電波は極めて強い、ローカル局並みの受信状態である。先週1330に放送された「ふるさとの風」が出ている。
1430「ふるさとの風」は9450、9560と9960kHz、3波とも強力に入感している。懐かしい日本の歌「星の界(よ)」で始まった。讃美歌312番(What a Friend We Have in Jesus)のメロディが使われていることでもよく知られている名曲である。
月なきみ空に きらめく光
嗚呼その星影 希望のすがた
人智は果てなし 無窮の遠(おち)に
いざその星影 きわめも行かん
月なきみ空に きらめく光
嗚呼その星影 希望のすがた
人智は果てなし 無窮の遠に
いざその星影 きわめも行かん
雲なきみ空に 横とう光
嗚呼洋々たる 銀河の流れ
仰ぎて眺むる 万里のあなた
いざ棹させよや 窮理の船に
拉致問題解説は増元るみ子さんについて。1978年8月12日鹿児島県吹上浜で市川修一さんとともに拉致された。二人は1979年7月20日結婚し、1981年8月17日死亡したとされる。何の前触れもなく心臓マヒで死亡したというのはいかにも不自然であり、2002年北朝鮮の捏造死亡診断書で死んだことにされてしまった。
ふるさとの声は増元るみ子さんへ、お姉さん平野フミ子さんからのメッセージ、2016年11月4日、長崎ブリックホール国際会議場において、政府拉致問題対策本部、長崎県、長崎県拉致問題早期解決議員連盟の共催により、「拉致問題を考える国民の集いin長崎」の国民集会での収録から。
続いて2015年8月に日本政府制作のビデオメッセージから同じく平野フミ子さんから、そして中学生時代の同級生メイソンSもと子さんの訴え、小中学校の同級生苅谷達郎さんのメッセージ、いずれも2013年2月の収録である。
今日の一曲は、これまでと同じ、1976年のヒット曲沢田研二「コバルトの季節の中で」、1978年秋から約一年間、蓮池由紀子さんと増元るみ子さんが北朝鮮で一緒に暮らしていた際、由紀子さんがるみ子さんによく歌っていたという。
この番組は2017年2月1日、10日、19日、28日、3月9日、18日、27日、5月6日、15日、24日と同じ内容である。