2017年05月08日

5月7日「しおかぜ」

昨日同様、各波とも極めて強力である。1300の「しおかぜ」6040kHzは朝鮮語放送から始まっているが、ジャミングは全く分からない。八俣の電波が強く完全にブロックされている。
昨日と同じ番組である。4月29日以降同じ内容の「緊急警戒情報」が出ている。
「こちらはしおかぜです。 東京からお伝えしています。
 ここで、北朝鮮に囚われたすべての日本人の皆さんに向け、身の安全に関わる緊急警戒情報をお伝えします。
 日本政府によると、北朝鮮は29日午前5時30分頃、北朝鮮内陸部のプクチャン付近から、1発の弾道ミサイルを、北東方向に発射したもよう。発射された弾道ミサイルは、約50km離れた北朝鮮内陸部に落下したものと推定されると発表しまし。
 これまでアメリカは北朝鮮 金正恩に対し、核実験や弾道ミサイルの発射を実施した場合、報復として武力行使も辞さないと再三警告しています。
 また、NHKは、日本の防衛省関係者によると、29日昼過ぎにかけて、アメリカ海軍空母カールビンソンが、長崎県の沖、対馬海峡を通過したと伝え、進路はさらに北上する見込みです。既に射程圏内に入っているとも言われ、今後北朝鮮に対してミサイルによる空爆の危険性が非常に高まっています。北朝鮮内部に大きな混乱が発生するかも知れません。
 拉致被害者の皆さん、北朝鮮に囚われた日本人の皆さん。常に緊急事態に備え、身の安全の確保を最優先に行動して下さい。有事の際、可能であるならばイギリス、ドイツなど大使館へ避難して下さい。
 拉致被害者の皆さん、北朝鮮に囚われた日本人の皆さん。常に緊急事態に備え、身の安全の確保を最優先に行動して下さい。有事の際、可能であるならばイギリス、ドイツなど大使館へ避難して下さい。
 しおかぜでは、新たな情報が入り次第、皆さんにお伝えします。」


1300の「イルボネパラム」は9465、9900、9940kHz、ジャミングは無く受信状態は極めて良好である。同様に、1330の「ふるさとの風」は9705、9900、9950kHz、これら台湾送信もすべて強力である。一週間同じ番組が続いたがその最後の放送である。朝鮮語、日本語放送共に今週の一曲は無し。

1430の「ふるさとの風」は9450、9560、9960kHz、この時間帯、台湾送信、パラオ送信共に強力である。台湾送信が早く聞こえている。懐かしい日本の歌は「トンボのメガネ」で始まった。
拉致問題解説は田口八重子さんについて。1978年6月ごろ東京高田のベビーホテルに2歳と1歳の子供を残したまま拉致された。当時22歳である。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっている。北朝鮮はこうした事実や大韓航空機爆破事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(=金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明は信用できるものではない。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠そうとしている。もちろん事件そのものを北朝鮮は韓国のでっち上げだとし認めていない、韓国も機体引き上げの捜査をしないなどおかしな事件である。
ふるさとの声は田口八重子さんへ、お兄さん飯塚繁雄さんから、2015年3月4日収録のメッセージ。続いて2016年2月7日に政府拉致問題対策本部、東京都の共催により開催された、「北朝鮮拉致問題の解決を願う都民の集い」における収録から。そしてお兄さん本田勝さんからのメッセージも2016年2月18日に収録、地元佐渡の民謡を歌っている。
2016年9月開催された「最終決戦は続いている!制裁と国際連携で全員救出実現を!国民大集会」 で収録した飯塚耕一郎さんからのメッセージが出ている。このメッセージだけが更新されている。
今日の一曲は1968年のヒット曲、ビレッジ・シンガーズの「亜麻色の髪の乙女」、2010年11月以来の登場である。この番組は2017年2月2日、11日、20日、3月1日、10日、4月19日、28日と同じ内容である。
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