2017年03月30日

3月29日ふるさとの風

29日の地上波で、いまだ解決を見ない拉致事件を取り上げていた。すべて既知の事ばかりだが、ここで書いている短波放送とは全く無縁の多くの日本人にとっては、関心を持ち続けるのに役立ったかもしれない。
しかしその中には拉致を葬り去ろうとする連中のいることも事実である。40年も放置状態、これからもそれが続く、このまま10年、20年たてば、本当に墓場まで持っていくことになる。

1300の朝鮮語放送、9465と9940kHzは共に強力である。29日は両波ともほぼ同時に聞こえている。1330の日本語放送は9705と9950kHz、この時間も強い、どちらも番組終了時に、4月1日からの放送時間と周波数がアナウンスされている。ただこれは追加される周波数のみである。

4月1日からの拉致対策本部の北朝鮮向け短波放送。
1300-1330 Korean 9940, 9900, 9465
1330-1357 Japanese 9950, 9900, 9705
1430-1500 Japanese 9960, 9560, 9450
1500-1530 Korean 9975, 9900, 7335
1530-1600 Korean 9965, 9685, 7335
1600-1630 Japanese 9960, 9470, 7335
1630-1700 Korean 7335
1700-1730 Japanese 6155

1300の「しおかぜ」は6040kHz、昨日からジャミングが出ている。八俣の電波もそれなりに来ているが、強力なジャミングに押されっぱなしである。水曜日は前半後半とも朝鮮語である。
1405の「しおかぜ」は6090kHz、ジャミングは分からない、受信状態は概ね良好である。先週放送された「ふるさとの風」が出ている。

1430の「ふるさとの風」は9560と9960kHz、パラオの9960kHzも強力である。懐かしい日本の歌「富士の山」で始まっている。この曲は2010年10月以来の登場である。
拉致問題解説は横田めぐみさんについて。1977年11月15日夕方、新潟市内の中学校クラブ活動のバドミントンの下校時北朝鮮に拉致された。当時13歳である。20年後に拉致されたことがマスコミの報道で一般に知られることになった。女子中学生が拉致されたということで北朝鮮の残忍さ、拉致事件の象徴として注目を浴びている。北朝鮮は拉致はしたがすでに死亡したとして2004年ニセ遺骨を提出、死亡時期を訂正(1993年3月死亡を1994年4月に改ざん)するなど亡き者にしないと北朝鮮にとっては都合の悪いことばかり。
ふるさとの声は横田めぐみさんへのメッセージ。横田滋さん、横田早紀江さん夫妻から2015年2月収録のメッセージが出ている。ウランバートルで孫娘と面会し、驚愕した話も出ている。続いて2016年10月2日に開催された「拉致被害者家族を支援するかわさき市民のつどい」で収録された横田早紀江さんの訴えが出ている。あの手この手を使い孫娘キム・ウンギョンと会わせるなど、現体制下ではトップとの関わりのあるめぐみさんを返すことは不可能で死亡したと洗脳、工作活動を通して拉致事件の幕引きを図ろうとしている。
さらに2015年8月に開催された「拉致問題を考える国民の集いin三重」における横田拓哉さんの訴えが出ている。最後に2015年11月新潟で開催された「忘れるな拉致 11.15県民集会」から弟さん横田哲也さんの声が出ている。
今日の一曲は無い。この番組は2017年2月3日、12日、21日、3月2日と同じである。
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