永久に解決することのない拉致事件、今年もこの北朝鮮向け放送は続くことになる。さらに4月からは日本政府の放送が、周波数を追加する予定である。おそらく台湾送信がもう一波追加されるのだろうが、さらなる北朝鮮への圧力になるのか。
1300の「しおかぜ」は6145kHz、同波の中国語の混信が強く聞き取りにくい。この時間今年最初の放送ということで、昨日1600UTCの放送同様「君が代」で始まっている。前半朝鮮語、昨日と同じ番組が出ている。冒頭部分の中波放送開始のアナウンスはカットされている。1323:37に「日本政府からのメッセージ」が出ている。
後半1330は日本語放送で、同じく「君が代」で開始、まず北朝鮮の妨害電波について。先週と同じ番組である。中波放送の妨害電波もほとんどかかっていないことなども述べている。続いて12月10日に開催された日本政府主催の「国際シンポジウム」について。
12月16日のデイリーNKからのニュースとして、北朝鮮の5000ウォン札の肖像に落書きがされたという。金正日の死亡に北朝鮮住民は泣いたのかというニュース、12月17日の自由北朝鮮放送から。北朝鮮人民は常に騙され続けているという。1352:24に「日本政府からのメッセージ」が出ている。12月1日、加藤拉致問題担当大臣が、米国ニューヨークの国連本部において、オーストラリア、EU、日本、韓国及び米国との共催により開催されたパネル・ディスカッション「北朝鮮の人権状況-現状及び国際社会の取組」に日本政府を代表して出席したという内容である。
後はいつもの周波数アナウンス、緊急放送ISに次いで、日本への連絡用電話、FAX番号、メールアドレスなどが紹介されている。
1405の「しおかぜ」は5935kHz、この時間は国歌はなく通常通りの開始、「ふるさとの風」が放送されている。西蔵放送の混信が強い。
1300の「イルボネパラム」、1330の「ふるさとの風」はともに台湾からの放送で、完全にスキップ状態、全く聞こえない。
1430の「ふるさとの風」は9560と9960kHz、台湾送信の9560kHzは全く聞こえない。パラオの9960kHzは強力に入感している。懐かしい日本の歌「どんぐりころころ」で始まった。 拉致問題解説は松本京子さんについて。2006年11月20日に17人目の拉致被害者に認定された。鳥取県米子市で1977年10月21日夜、自宅近くの編み物教室に出かけたまま拉致され行方不明に、北朝鮮は入国した事実はないとして、拉致を認めていない事案でもある。29歳で拉致された経緯などが紹介されている。
ふるさとの声は拉致被害者松本京子さんへ、2016年2月に収録のお兄さん松本肇さんからの新しいメッセージ。そして2015年8月に日本政府が制作した松本肇さんのビデオメッセージ。京子さんが当時縫製会社に勤めていた同僚だった友人福本成子さんとウメさん二人から2007年の収録メッセージ、同級生矢倉修さんからも2007年収録で過去放送されたメッセージと同じ内容ある。
今日の一曲は1977年のヒット曲狩人の「あずさ2号」、このあたりから9560kHzは強くなってきた。いまだに旅立ったまま、生涯帰ることのできない人はどんな思いで聞くのだろう。この曲で一躍有名になった列車で、現在新宿8時発は特急スーパーあずさ5号である。12月12日であずさ運転開始50年を記念して12月17日に特別列車が走った、そしてこの歌も40年がたった。この番組は2016年4月15日、24日、5月3日、12日、6月8日、17日、26日、7月5日、14日、23日、8月1日、10日、28日、9月6日、15日、24日、10月3日、12日、21日、30日、11月8日、26日、12月5日、14日、23日と同じ内容である。