2016年12月10日

12月9日ふるさとの風

1300の「イルボネパラム朝鮮語放送は9465と9950kHz、久々両波とも聞こえている。9950kHzは1317までAIRが出ていた。この時間帯9940kHzでCNR1が出ているが、これはジャミング放送の垂れ流しである。ここに出ていたRFAはすでに11月12日に9315kHzへ移動している。
後半1330「ふるさとの風」は9950と9705kHz、この時間もまだ強力である。番組は朝鮮語と同じ内容である。まず冒頭に毎年12月10日から16日までは「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」、これにちなみ今年も日本政府主催国際シンポジウム「拉致問題をはじめとする北朝鮮の人権侵害に対する責任追及のための国際連携~一日も早い拉致被害者の救出にむけて~」開催の案内が出ている。
12月10日の土曜日は日本政府主催の恒例行事「国際シンポジウム」と「ふるさとの風」「しおかぜ」共同公開収録が行われる。この模様は短波放送でも生中継される。今回は日本語のほか朝鮮語でも同時放送される。
2016年12月10日 「国際シンポジウム」
0500-0700 13835kHz Japanese
0500-0700 15740kHz Korean
「ふるさとの風」「しおかぜ」共同公開収録
0800-1000 9550kHz
拉致問題インフォメーションは11月16日国連総会第3委員会にて12年連続12回目の北朝鮮人権状況決議がコンセンサス採択されたことによる、外務大臣談話から。
ニュース解説は「国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁決議」について。
拉致問題解説は日本政府パンフレット「北朝鮮による日本人拉致」から、拉致問題Q&Aの紹介。これは2015年3月、10月、2016年3月にも放送されている。
今週の一曲朝鮮語は高野寛の「虹の都へ」が出ている、昨年5月と今年3月にも登場している。日本語は南こうせつ「国境の風」、約2年ぶりの登場である。

1300の「しおかぜ」は6145kHz、今日は八俣送信が優勢である。ジャミングと中国語を抑えて強力に入感している。金曜日は一時間朝鮮語放送が出ている。
1405の「しおかぜ」は5910kHz、八俣からの信号はいつもより強い、ジャミングは弱くほぼ聞き取り可能である。この時間は毎日同じ番組で、先週放送された「ふるさとの風」が出ている。

1430の「ふるさとの風」は9560と9960kHz、台湾送信はかなり弱くなってしまった。パラオ送信は強力に聞こえている。懐かしい日本の歌「肩たたき」で始まった。拉致問題解説は増元るみ子さんについて。1978年8月12日鹿児島県吹上浜で市川修一さんとともに拉致された。二人は1979年7月20日結婚し、1981年8月17日死亡したとされる。何の前触れもなく心臓マヒで死亡したというのはいかにも不自然であり、2002年北朝鮮の捏造死亡診断書で死んだことにされてしまった。
ふるさとの声は増元るみ子さんへ。お姉さん平野フミ子さんから2016年3月福岡西鉄ホールで開催されたふるさとの風公開収録したメッセージ。続いて平野フミ子さんから2015年9月東京で開催された「最終決戦のとき!不退転の決意で全員救出を!国民大集会」における訴えが出ている。18年たってもたった8人しか帰国していないと深刻な訴えである。同じく2015年8月日本政府収録のビデオメッセージから。
続いて中学生時代の同級生メイソンSもと子さんの訴え、小中学校の同級生苅谷達郎さんのメッセージ、いずれも2013年2月の収録である。
今日の一曲は、1976年のヒット曲沢田研二「コバルトの季節の中で」、1978年秋から約一年間、蓮池由紀子さんと増元るみ子さんが北朝鮮で一緒に暮らしていた際、由紀子さんがるみ子さんによく歌っていたという。この番組は2016年4月28日、5月7日、16日、25日、6月3日、12日、21日、30日、7月27日、8月5日、14日、23日、9月1日、10日、19日、28日、10月16日、25日、11月3日、12日、21日、30日と同じ内容である。
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