今日からまた一部新しい内容の番組が出ている。台湾送信の9900と9950kHzはいずれも強力である。
拉致問題インフォメーションは9月17日の国民大集会における加藤拉致問題担当大臣のあいさつが出ている。
「本日は、家族会、救う会、拉致議連、知事の会、そして地方議会全国協議会の皆さん方が主催して大集会を開催していただき、また日頃から拉致問題に高い関心とこの問題の解決のためにご努力をしていただいている多くの皆様方にこうして足を運んでいただきましたことを、担当大臣として改めて御礼申し上げます。
今までお話がありましたように、日朝首脳会談から14年、そして久米裕さんが拉致されてから39年の年月が経っています。そして北朝鮮は、一昨年7月に、「すべての日本人に関する調査を行う」と特別調査委員会を設置し、調査をするということでしたが、残念ながら今日まで一人の拉致被害者も実現できず、また帰国に向けての具体的な道筋を作れなかったことは本当に遺憾であります。家族会のご関係の皆様にも本当に申し訳なく思っています。
北朝鮮で過酷な状況に置かれ、未だ帰国を果たせない被害者の方々、そして帰国を切なる思いで待ち続けているご家族の方々にとって、あまりにも長い年月が経っています。そしてこの間にいかに苦しみがあり、悲しみがあり、そういうことに思いを致す時に、私も申しあげる言葉もありません。
私も拉致問題の担当大臣として、もはや一刻の猶予も許されないと、切実なる切迫感と断固たる使命をもって、すべての拉致被害者の方々の一日も早い帰国の実現をはかるという決意で、新たに取り組んでいきます。そして同時に、先ほど総理からもありましたが、北朝鮮の指導部に対しては、「拉致問題の解決なくして北朝鮮は未来を描くことができない」という安倍総理の言葉の真意について、しっかりと理解し、一日も早くすべての拉致被害者の帰国を実現させるよう、強く求めます。
先ほど安倍総理が述べられた通り、わが国は一貫して、日朝平壌宣言の精神を堅持しています。特に拉致問題は安倍政権の最重要問題と位置づけ、「拉致問題の解決なくして日朝関係の改善はない」と。
また北朝鮮は、ご家族や関係者を離間させたり、あるいは虚偽の情報を流すことによって拉致問題の風化をはかる、こうしたいかなる策動も一切通用しないということ、そしてすべての被害者の帰国を望む日本国民の総意は何があっても変
わるものではないことを理解すべきです。
これまでも安否不明の被害者について、私たちも情報収集や分析活動を進めてきております。「死亡」、「未入境」というこれまでの北朝鮮側の説明は、一切受け入れるわけにはいきません。北朝鮮がそうした説明を繰り返すのであれば、いたずらに時間が経過するだけで、北朝鮮にいかなる利益ももたらすものではないのです。北朝鮮はもはや被害者を隠蔽して問題の収束を図るのではなく、真相を明らかにするとともに、すべての被害者を直ちに帰国させるよう強く求めます。
逆にわが国としては、「対話と圧力」、「行動対行動」の原則に従って、拉致被害者の一日も早い帰国の実現に向け、あらゆる政策を講じていく。こういう決意をもって当たってまいります。北朝鮮は、国際社会の声に耳を傾けることなく孤立化の道を進むのか、また拉致・核・ミサイルといった諸懸案の解決に誠実に対応して平和と繁栄の道を歩むのか、判断を迫っていきます。
本日、安倍総理とともにご家族の皆さんと懇談をさせていただきました。お伺いしたご家族の思いをしっかりと胸に刻み、また遠く北朝鮮の地で救出を待ち続けている被害者の方々の心情や健康状態に思いをはせ、一刻も早く、認定の有無
に関わらずすべての拉致被害者を取り戻すべく、総理と共に全力で取り組んでまいります。
本日のこの集会において、拉致問題の解決に向け国民の熱い思いを一致団結して示していただきたいと思っています。どうぞ宜しくお願いいたします。」
ニュース解説は「弾道ミサイル発射失敗」について。弾道ミサイルムスダンの発射に失敗した。
ふるさとの声は田口八重子さんへ、弟さんの飯塚浩一郎さんからのメッセージ。5月2日アメリカの戦略国際問題研究所におけるスピーチから。
今週の一曲、朝鮮語は朝鮮語がGO-BANG'Sの「あいにきてI・NEED・YOU」、2014年7月にも登場している。日本語放送は無し。
1300の「しおかぜ」は5935kHz、強力なPipジャミングに侵されている。月曜日は日本語放送で、失踪者、拉致穂会社の氏名生年月日の読み上げである。聞き取りは十分可能である。
1405の「しおかぜ」は5985kHz、この周波数はジャミングがない。受信状態は良好である。先週10月10日1330から放送された「ふるさとの風」が出ている。
1430の「ふるさとの風」は9560と9960kHz、両波ともジャミングは無い。台湾送信の9560kHzも超強力である。懐かしい日本の歌「汽車」で始まった。拉致問題解説は田口八重子さんについて。1978年6月ごろ東京高田のベビーホテルに2歳と1歳の子供を残したまま拉致された。当時22歳である。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっている。北朝鮮はこうした事実や大韓航空機爆破事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(=金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明は信用できるものではない。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠そうとしている。もちろん事件そのものを北朝鮮は韓国のでっち上げだとし認めていない、韓国も機体引き上げの捜査をしないなどおかしな事件である。
ふるさとの声は田口八重子さんへのメッセージ、お兄さんの飯塚繁雄さんから2015年3月4日収録されたもの。続いて2016年2月7日に政府拉致問題対策本部、東京都の共催により開催された、「北朝鮮拉致問題の解決を願う都民の集い」における収録から。そしてお兄さん本田勝さんからのメッセージは2016年2月に収録されたメッセージ、地元の民謡を歌っている。最後に2015年9月に東京で開催された「最終決戦のとき!不退転の決意で全員救出を!国民大集会」で収録した飯塚耕一郎さんからのメッセージが出ている。今日の一曲は1975年のヒット曲布施晃の「シクラメンの香り」である。この番組は2016年4月20日、29日、5月8日、17日、26日、6月4日、13日、22日、7月10日、19日、28日、8月6日、15日、24日、9月2日、11日、20日、10月8日と同じ内容である。