2016年10月09日

10月8日「しおかぜ」

昨日から周波数変更をしている「しおかぜ」、当然まだジャミングは無い。6日まで使われていた5985kHzに垂れ流しである。昨日から使われている5935kHzは西蔵放送の中国語が強く、8日もその西蔵放送につぶされている。バックで日本語の出ていることだけは分かる。
冒頭はこれまでと同じで中波1431kHzで放送を始めたという告知が出ている。先週と同じ番組が出ている。
1405の「しおかぜ」も変更されたが、これがまたジャミングの中へ自爆。全く受信不可能である。かろうじて日本語の出ていることだけは分かる。

1300の「イルボネパラム」と1330の「ふるさとの風」は9900と9950kHz、両波ともよく聞こえている、若干9950kHzが弱い。この時間は毎日同じ番組が出ている。ニュース解説は「ラッセル国務次官補の議会声明」について。ふるさとの声は有本恵子さんご家族からのメッセージ、お母さん有本加代子さんからで2015年8月日本政府制作のビデオメッセージが出ている。
今週の一曲、朝鮮語放送は無し、日本語放送は1973年のヒット曲、ガロの「学生街の喫茶店」、2015年2月にも登場している。

1430の「ふるさとの風」は9560と9960kHz、両波ともジャミングは無い。台湾送信の9560kHzも強力である。懐かしい日本の歌「汽車」で始まった。拉致問題解説は田口八重子さんについて。1978年6月ごろ東京高田のベビーホテルに2歳と1歳の子供を残したまま拉致された。当時22歳である。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっている。北朝鮮はこうした事実や大韓航空機爆破事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(=金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明は信用できるものではない。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠そうとしている。もちろん事件そのものを北朝鮮は韓国のでっち上げだとし認めていない、韓国も機体引き上げの捜査をしないなどおかしな事件である。
ふるさとの声は田口八重子さんへのメッセージ、お兄さんの飯塚繁雄さんから2015年3月4日収録されたもの。続いて2016年2月7日に政府拉致問題対策本部、東京都の共催により開催された、「北朝鮮拉致問題の解決を願う都民の集い」における収録から。そしてお兄さん本田勝さんからのメッセージは2016年2月に収録されたメッセージ、地元の民謡を歌っている。最後に2015年9月に東京で開催された「最終決戦のとき!不退転の決意で全員救出を!国民大集会」で収録した飯塚耕一郎さんからのメッセージが出ている。今日の一曲は1975年のヒット曲布施晃の「シクラメンの香り」である。この番組は2016年4月20日、29日、5月8日、17日、26日、6月4日、13日、22日、7月10日、19日、28日、8月6日、15日、24日、9月2日、11日、20日と同じ内容である。
1500代の「イルボネパラム」は9765kHzの台湾送信と9975、9965kHzのパラオ送信である。開始当初が9765kHzも強かったが、1508から急激にレベルダウン、ノイジーな受信状態となった。パラオ送信は両波とも強力である。

1600の「ふるさとの風」は9470と9960kHz、この時間は両波ともきわめて強力である。1430と同じ番組である。

1600の「しおかぜ」は5915kHz、昨日からこの周波数に変更されている。八俣からの信号は比較的強く混信も全くない。受信状態は良好である。先週ならびに1300と同じ番組が出ている。前半日本語放送、後半朝鮮語放送である。
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