1300の「イルボネパラム」と1330の「ふるさとの風」は9900と9950kHz台湾からの電波は強く両波ともクリアーに聞こえている。1216に9910kHzへジャミングが出てきたが帯域は広くなく、今のところ影響はない。
拉致問題インフォメーションは8月12日韓国外交部長官との電話会談を行い、その後の臨時記者会見での発言から。
「会談では、ユン長官から、7月末に財団を設立したことをはじめ、韓国側の取組について説明がありました。また、これまでの局長協議や本日の電話会談を通じて、財団の事業の内容等について、大筋で合意に至りました。このような状況の下、韓国政府が、今後も日韓合意を誠実に実施していくことを、改めてしっかり確認することができました。
ついては、日本政府としても、昨年末の日韓合意にあるとおり、速やかに10億円の資金を支出すべく、必要な手続を進める考えである旨を伝えました。
日本政府が支出する10億円に基づき、財団が元慰安婦の方々のための「事業」を実施いたします。具体的には、財団が、元慰安婦の方々やその家族からニーズを調査した上で、日韓両政府が合意する使途の範囲内で、資金が支出されることとなります。我々としては,医療や介護関係といった使途を想定しています。日本政府による資金の支出が完了すれば、日韓合意に基づく日本側の責務は、果たしたことになります。いずれにしても、引き続き日本政府として日韓合意を守っていきます。
韓国側に対しては、合意に基づき、本日の電話会談も含めて、少女像の問題の適切な解決のための努力を強く求めてきており、引き続き,日韓合意の着実な実施を求め続けて参ります。
また、先般の文在寅(ムン・ジェイン)「共に民主党」前代表の竹島上陸に触れつつ、竹島問題も提起いたしました。
韓国は戦略的利益を共有する重要な隣国です。拉致、核、ミサイルといった北朝鮮をめぐる諸懸案の問題への対応や、東シナ海、南シナ海における一方的な現状変更の試みを勘案すると、日韓両国、また、日米韓三か国の間の緊密な連携は非常に重要です。日韓関係を更に前に進めていきたいと考えております。」
ニュース解説は「中国専門家の見方」について。拉致問題解説は拉致を排除できない失踪者について日本政府の取り組みについて。特定失踪者問題調査会についても解説、北朝鮮に向けて毎日、短波放送「しおかぜ」を6000kHz付近で放送していることも述べている。
ふるさとの声は市川修一さんへ、2016年2月収録のお兄さん市川健一さんからのメッセージが出ている。
今週の一曲は朝鮮語、日本語放送とも同じ、うらた剛さん作詞作曲の「薫の約束」である、過去今日の一曲で幾度も登場している。
1.お母さん叶うものなら お母さん一目だけでも逢いたい
お母さんあれから随分と お母さん季節は巡り過ぎた
生きているうちに 何時の日か日本へ帰り
あなたの胸に飛び込んで 思い切り泣きたい
お母さんも一度食べたい ちょぴり酸っぱいところてん
2.お母さん手紙も出さずに お母さん僕を許して下さい
お母さん冷たい冬が来る お母さん身体を大切に
春はまだ遠い最果ての ここは北の国
誰がこの僕を連れ出して 早く逢いたい
お母さんそれまで元気で 薫は必ず帰ります
1300の「しおかぜ」は5965kHz、いつものジャミングは全く無い。信号も強力、受信状態は極めて良好である。水曜日は朝鮮語放送である。
1405の「しおかぜ」は7325kHz、この周波数もジャミングは無い。八俣の信号も強く受信状態は良好である。この時間は先週1330に放送された「ふるさとの風」が出ている。
1430の「ふるさとの風」は9560と9960kHz、両波ともジャミングは無い。台湾送信の9560kHzが1.2秒ほど早く聞こえている。
懐かしい日本の歌「お馬」で始まっている。拉致問題解説は松木薫さんについて。1980年5月頃スペイン留学中に消息を絶った。1988年に石岡亨さんから家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き、よど号ハイジャック犯とその関係者によって増元るみ子さんを含め3人が平壌へ連れて行かれたことが判明している。北朝鮮は1996年8月交通事故で死亡と発表、しかしこれは拉致を認めて2002年に急遽死亡確認書をねつ造したもので客観的なことは何も示されていない。
ふるさとの声は松木薫さんへ、2016年3月18日福岡西鉄ホールで開催された公開収録でのお姉さん斉藤文代さんのメッセージ。帰国も果たせず、両親が亡くなったことを述べている。同じく2番目のお姉さん松木照代さんから、2014年2月28日収録のメッセージ。最後に2016年2月収録の弟さん松木信弘さんからのメッセージ。今日の一曲は松木薫さんへの思いを綴った、ミュージックボランティアうらた剛さん作詞作曲の「薫の約束」でこれまでと同じである。この番組は2016年4月18日、5月6日、15日、24日、6月2日、11日、20日、29日、7月8日、8月4日、13日、22日と同じ内容である。