2016年08月25日

8月24日ふるさとの風

1300の「しおかぜ」は5965kHz、強力なジャミングは1244に出現している。八俣の信号は強くジャミングをほぼ制圧、バックでピコピコとジャミングが聞こえている。しかしこれは1320に止まっている。後半は弱いながらもノイズジャミングが確認できる。水曜日は前半・後半とも朝鮮語放送である。
1405の「しおかぜ」は7325kHz、この周波数へのジャミングはなぜか出てこない、今もって静かである。しかし5kHz上のCRIが強く受信状態は決して良くない。24日は八俣の電波もチョット弱い。

1300の「イルボネパラム」と1330の「ふるさとの風」は9900と9950kHz、ジャミングはない、いつもの9910kHzへのジャミングは弱く全く影響はない。この時間は両波とも台湾送信で、強力に入感している。毎日同じ番組である。
今週の一曲、朝鮮語は宇多田ヒカルの「First Love」、これは2014年1月、2015年11月に登場している。日本語は1972年のヒット曲吉田拓郎の「結婚しようよ」が出ている。

1430の「ふるさとの風」は9560と9960kHz、珍しく両波ともジャミングは全く無い。懐かしい日本の歌「汽車」で始まった。拉致問題解説は田口八重子さんについて。1978年6月ごろ東京高田のベビーホテルに2歳と1歳の子供を残したまま拉致された。当時22歳である。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっている。北朝鮮はこうした事実や大韓航空機爆破事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(=金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明は信用できるものではない。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠そうとしている。もちろん事件そのものを北朝鮮は韓国のでっち上げだとし認めていない、韓国も機体引き上げの捜査をしないなどおかしな事件である。
ふるさとの声は田口八重子さんへのメッセージ、お兄さんの飯塚繁雄さんから2015年3月4日収録されたもの。続いて2016年2月7日に政府拉致問題対策本部、東京都の共催により開催された、「北朝鮮拉致問題の解決を願う都民の集い」における収録から。そしてお兄さん本田勝さんからのメッセージは2016年2月に収録されたメッセージ、地元の民謡を歌っている。最後に2015年9月に東京で開催された「最終決戦のとき!不退転の決意で全員救出を!国民大集会」で収録した飯塚耕一郎さんからのメッセージが出ている。今日の一曲は1975年のヒット曲布施晃の「シクラメンの香り」である。この番組は2016年4月20日、29日、5月8日、17日、26日、6月4日、13日、22日、7月10日、19日、28日、8月6日、15日と同じ内容である。

1600の「ふるさとの風」は9470と9960kHz、9950kHz付近へのジャミングは1517に停波している。このジャミングはKTWRに対するもので1515に放送が終了している。
このため9975や9965kHzの「イルボネパラム」朝鮮語放送はクリアーに聞こえている。1600の放送も極めて強く受信状態は良い。1430と同じ番組である。

1600の「しおかぜ」は5915kHz、この周波数はジャミングが強い、すでに1538に妨害を始めている。朝鮮語放送と互角の勝負である。放送終了直後1701:40にジャミングは停波している。

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