22日、1300代の9900kHz、1243:50に強烈なジャミングが出てきた。9950kHzを中心として100kHzもの帯域にほろがっている。9900kHzは信号も強くジャミングの影響はほとんどない。9950kHzはかなり聞きづらい。拉致問題インフォメーションは7月15日に札幌市で北朝鮮向け短波ラジオ放送「ふるさとの風」「しおかぜ」共同公開収録 ~希望の光、届け海を越えて!~が開催されたこと。当日の模様が詳細に伝えられた。
ニュース解説は「サード配備の決定」の決定について。米国が韓国駐留米軍にサードを配備することになったいきさつなどについて。
拉致問題解説は久米裕さんについて。1977年9月19日、石川県宇出津海岸付近にて拉致された。主犯格である北朝鮮工作員、金世鎬(キム・セホ)について、平成15年1月逮捕状の発付を得て国際手配しており、政府として北朝鮮側に身柄の引渡しを要求している。しかし北朝鮮は入国はしていないとしている。共犯者の在日朝鮮人は逮捕され拉致を自供している。当時4770kcで出ていた乱数放送は解読されており、「南山の青い松」が流れたら接触せよとの指令で拉致が決行された。しかし本人の意思で渡ったという自供から、また本人の確認が取れないということから立件できず捜査は打ち切られた。実にオメデタイ捜査であった。拉致され日本に居ないのにどうやって意思を確認するのだろう。
ふるさとの声は日本政府制作のビデオメッセージから、有本恵子さんのご両親からのメッセージ。これは2015年8月に収録された。
今週の一曲朝鮮語はORIGINAL LOVEの「接吻」、昨年10月に初登場している。日本語はは1963年のヒット曲、坂本九の「見上げてごらん夜の星を」、2011年12月以来の登場である。
1300の「しおかぜ」は5965kHz、ジャミングは5935kHzに垂れ流しだが、弱い。金曜日は前半・後半とも朝鮮語放送が出ている。5955kHzのCRIがやたら強く、その影響を受けている。
1405の「しおかぜ」は7325kHz、受信状態は極めて良好である。この時間は毎日同じ番組である。
1430の「ふるさとの風」は9560と9960kHz、パラオ送信がやや弱くノイジーである。9950kHzを中心に出ているジャミングの影響である。9560kHzが2秒近く早く聞こえている。懐かしい日本の歌は「ずいずいずっころばし」で始まった。拉致問題解説は市川修一さんについて、1978年8月12日、鹿児島県日置郡から増元るみ子さん当時23歳と共に拉致された。2002年北朝鮮は拉致を認め1979年9月4日死亡としているが、泳げなかった市川さんが、初冬に川で溺死したことにして、にわか死亡通知書を作成、客観的事実は何もなく信用できる内容ではない。これも北朝鮮にとっては死亡したことにしないと都合の悪い拉致事件である。
ふるさとの声は、市川修一さんへ、お兄さんの市川健一さんからのメッセージは2016年2月24日収録の新しいものに差し替えられている。続いてお姉さん市川龍子さんからも2016年2月24日収録のメッセージ。このあと中学高校生時代の友人花牟礼薫さん、小中学校同級生の高山孝一さんからのメッセージは2007年に収録されたものが出ている。今日の一曲は1972年のヒット曲、吉田拓郎の「結婚しようよ」、これは2015年5月以来の登場となった。
最後の周波数アナウンスは台湾送信の日本語放送は9900、9560、9470kHz、朝鮮語放送の9900、9765kHzのみでパラオの周波数アナは無い。この番組は2016年4月14日、23日、5月2日、11日、20日、6月16日、25日、7月4日、13日と同じ内容である。