1300の「イルボネパラム」朝鮮語放送と1330の「ふるさとの風」は9900と9950kHz、ジャミングは無くクリアーに聞こえている。拉致問題インフォメーションは6月27日アメリカ訪問中の杉山晋輔外務事務次官は、トニー・ブリンケン米国国務副長官と会談しその概要から。
冒頭、杉山次官から、伊勢志摩サミットでの日米首脳会談、オバマ大統領の広島訪問を成功させることができ協力に感謝する、オバマ大統領の広島訪問は、日米が「希望の同盟」として揺るぎない関係を築いたことを象徴している旨述べました。これに対し、ブリンケン副長官からは、地域及び国際社会が直面する様々な課題を解決するために、日米同盟を基軸としながら緊密に協力していきたい旨の発言がありました。
両者は、日米関係について議論をする中で、沖縄に関する問題を含め、日米同盟の更なる強化に向けた努力を継続していくことで一致しました。
また、アジア太平洋地域情勢について、両者は、北朝鮮の問題や南シナ海を含む海洋安全保障の問題等、アジア太平洋地域の安全保障環境がより一層厳しさを増しているとの認識で一致し、日米で更に緊密に連携・協力していくことで合意しました。
特に、北朝鮮の問題については、日米のみならず、日米韓での更なる協力の必要性を確認するとともに、現在国連で行われている議論において日米で一層の協力を行うことで一致しました。 また、杉山次官から、拉致問題についても日本の考え方を改めて伝達し、両者は日米で協力していくことを改めて確認しました。
英国のEU離脱問題については、英国は日米双方にとって基本的な価値を共有する国であり、政治、経済、安全保障等、様々な分野で強固な協力関係にある重要な国であるとの認識を共有し、今回の英国における国民投票の結果が国際社会に大きな影響を与えないよう日米で連携し、最大限の努力を行っていくことで一致しました。
ニュース解説は「北朝鮮のSLBM発射」について。ふるさとの声は松本肇さんからのメッセージ、2016年2月に収録したもの。
今週の一曲、朝鮮語は井上陽水・奥田民生の「ありがとう」、一年ぶりに登場した。日本語放送は1974年のヒット曲伊藤咲子の「ひまわり娘」、これも昨年8月に登場している。
1300の「しおかぜ」は5935kHz、開始時は良かったが、1307:40にジャミング出現、受信状態はあまり良くない。13日水曜日は朝鮮語放送が出ている。これに続く1405からの「しおかぜ」も受信状態は悪い。
1430の「ふるさとの風」は9560と9960kHz、パラオ送信がやや弱くノイジーである。9560kHzが2秒近く早く聞こえている。懐かしい日本の歌は「ずいずいずっころばし」で始まった。拉致問題解説は市川修一さんについて、1978年8月12日、鹿児島県日置郡から増元るみ子さん当時23歳と共に拉致された。2002年北朝鮮は拉致を認め1979年9月4日死亡としているが、泳げなかった市川さんが、初冬に川で溺死したことにして、にわか死亡通知書を作成、客観的事実は何もなく信用できる内容ではない。これも北朝鮮にとっては死亡したことにしないと都合の悪い拉致事件である。
ふるさとの声は、市川修一さんへ、お兄さんの市川健一さんからのメッセージは2016年2月24日収録の新しいものに差し替えられている。続いてお姉さん市川龍子さんからも2016年2月24日収録のメッセージ。このあと中学高校生時代の友人花牟礼薫さん、小中学校同級生の高山孝一さんからのメッセージは2007年に収録されたものが出ている。今日の一曲は1972年のヒット曲、吉田拓郎の「結婚しようよ」、これは2015年5月以来の登場となった。
最後の周波数アナウンスは台湾送信の日本語放送は9900、9560、9470kHz、朝鮮語放送の9900、9765kHzのみでパラオの周波数アナは無い。この番組は2016年4月14日、23日、5月2日、11日、20日、6月16日、25日、7月4日と同じ内容である。