1300代の9900と9950kHz、当初から使われている9950kHzだけにジャミングがかけられている。今年4月1日から追加送信されている周波数はすべて今もってジャミングはかけられていない。
北朝鮮向けでジャミングのない周波数はこのほか4885kHzの「希望のこだま放送」も同様である。放送のない時間帯などに垂れ流す余裕がありながら、なぜジャミングがかけられないのか、いつものことながらかの国のやることは良く分からない。
1日の9900kHzは極めて強く受信状態は良い。
拉致問題インフォメーションは、5月12日衆議院の特別委員会冒頭、加藤勝正拉致問題担当大臣の報告から。
ニュース解説は「韓国専門家の見方」について。拉致問題解説は田中実さんについて。1978年(昭和53年)6月、北朝鮮からの指示を受けた大阪の中華料理店主の在日朝鮮人により、言葉巧みに誘い成田からウィーンに出国させ、その後、北朝鮮に拉致したものである。2005年拉致被害者に認定された。日本にはスパイを取り締まる法律はなく、この在日朝鮮人も国内に住んでいたが、2014年死亡したとされる。ふるさとの声は田口八重子さんのお兄さん本間勝さんの2016年2月18日収録されたメッセージ、佐渡の民謡も歌っている。
今週の一曲朝鮮語は、槇原敬之の「どんなときも」、今年3月にも登場している。日本語放送は1977年のヒット曲尾崎亜美の「マイピュアレディー」、昨年5月に登場、一年ぶりに聞く曲である。
1300の「しおかぜ」は昨日から周波数を変更している。当然ジャミングは無く八俣の信号も極めて強い、S9+50dBを超す勢いである。水曜日は前半・後半とも朝鮮語放送である。
続く1405の「しおかぜ」も5935kHzに変更されている。この時間は毎日「ふるさとの風」が出ている。
1430の「ふるさとの風」は9560kHz台湾送信と9960kHzパラオ送信の2波である。パラオ送信はジャミングが結構うるさい、信号は強く聞き取りは十分できる。懐かしい日本の歌「ないしょばなし」で始まった。拉致問題解説は曽我ミヨシさん当時46歳について。1978年8月12日夜、佐渡島からひとみさん(当時19歳)と共に行方不明になった。日本政府の無策ぶりが露呈した事件で、2002年10月ひとみさんが帰国するまで、拉致されていることさえ分からなかった。その後の調査で在日朝鮮人が関与していることも分かっている、実行犯キムヨンスクを2004年11月に国際手配、犯人の引き渡しを求めているというが何の解決にも至っていない。関係者はいまも日本国内で通名を使い普通に生活している特別永住者の一人である。日本にはスパイを取り締まる法律はない、今も日本国内で工作員が活動している。
ふるさとの声は曽我ミヨシさんへ、2016年2月収録で曽我ひとみさんの日本語と朝鮮語(日本語放送では韓国語と言っている)によるメッセージが出ている。母と離れ離れになってもう38年になる。続いて2015年9月東京で開かれた「最終決戦の時、不退転の決意で全員救出を!国民大集会」で収録したひとみさんの訴えが出ている。
今週の一曲は1976年のヒット曲荒井由実の「あの日に帰りたい」、2013年11月以来の登場。この番組は2016年4月15日、17日、26日、5月14日、23日と同じ内容である。