1300の「イルボネパラム」朝鮮語放送と1330の「ふるさとの風」はともに台湾送信で9900と9950kHz、22日の日曜日は両波ともジャミングがない、クリアーに聞こえている。
日曜日はこの時間帯パラオ送信も9930と9965kHzの2波出ており賑やかである。
おなじく1300の「しおかぜ」は5965kHz、ここはノイズジャミングが出ているがそれ以上に八俣からの電波が強くほとんど気にならない。前半朝鮮語、後半日本語放送である。先週と同じ番組が出ている。
朝鮮労働党の36年ぶりの党大会が開催されたが、ほとんど非公開、いったい何のための党大会だったのか、世界中から笑いものになっている。続いて3人からのメッセージが放送されている。まず1980年に失踪した秋田美和さんのご両親、お父さんの正一郎さん、お母さん嶺子さんからのメッセージ。劇団夜想会の野伏翔さんのメッセージが出ている。拉致問題啓発演劇公演「めぐみへの誓い-奪還-」を各地で公演している劇団である。
ニューヨークで政府主催のシンポジウムが開かれたこと、一方で36年ぶりに開催しなければならないほど北朝鮮は困窮している、120人もの記者連中を招きながら何も取材をさせないなど、混迷ぶりがみられる。
「救出への道コーナー」ではもう拉致問題は忘れ去られてしまったのかと危機感を募らせている。1352:18に「日本政府からのメッセージ」が出ている。
最後はいつものように緊急放送ISに次いで、日本への連絡用電話、FAX番号などがアナウンスされている。
1405の「しおかぜ」は7325kHz、5kHz上のCRIとほぼ同じ強さである。ジャミングは無い、この時間は「ふるさとの風」を流している。先週1330に放送された番組である。
1430の「ふるさとの風」は9960kHzと9560kHz、この時間も両波ともジャミングは無く強力に入感している。9560kHzの台湾送信も9900kHzと同じ送信機と思われ、変調も深く聞きやすい。この時間帯、9910kHzのKTWRにはジャミングがかけられている。
懐かしい日本の歌「月の砂漠」で始まっている、拉致問題解説は石岡亨さんについて。1980年5月ごろ大学生だった石岡さんはヨーロッパへ出かけたまま行方不明に。1988年家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き平壌で暮らしていることがわかった。こうして有本恵子さん、松木薫さん3人が北朝鮮に拉致されたことが判明、1984年11月4日死亡と北朝鮮は発表している。松木薫さんを含めた3人は、よど号ハイジャック犯とその関係者によって平壌に連れていかれたことが判明している。小泉総理の訪朝が決まると、2002年に急遽死亡したことにされてしまった。
ふるさとの声は石岡亨さんへのメッセージ、2016年2月のお兄さん石岡章さんからの肉声によるメッセージが出ている。今日の一曲は1979年のヒット曲円広志の「夢想花」、とんでとんでとんでと何回も出てくる特徴のある歌で、いつまでも記憶に残っている曲のひとつである。この番組は2016年4月16日、25日、5月4日と同じ内容である。これまでと同じ9日ごとのローテーションである。