2016年05月09日

5月8日「しおかぜ」

8日の5965kHz、昨日とは違いジャミングが出ていない。八俣の信号は極めて強く、前半朝鮮語、後半日本語放送はローカル局並みである。先週並びに昨日と同じ番組が出ている。地震に関する情報として、九州在住の拉致被害者家族、失踪者家族も安否の確認が取れているようだ。
続いて安達俊之さんへお母さんからのメッセージが出ている、1980年代の男女二人連れ失踪者として、帰国した地村さんが平壌で目撃したとの情報もある。続いて三宅博前衆議院委員からのメッセージ。北朝鮮における韓流についてデイリーNKからの報道と続く。救出への道コーナーは熊本地震による被害などについて。失踪者家族の中には避難所生活をしている人もある。

1300の9900と9950kHzもジャミングは全くない、台湾からの信号も極めて強力である。前半朝鮮語、後半日本語放送である。
拉致問題インフォメーションは、4月10・11日に開催された広島外相会合のコミュニケから北朝鮮に関する部分の抜粋。ニュース解説は「中国専門家の見方」について。ふるさとの声は、石岡亨さんへ、2016年2月に収録したメッセージ。
朝鮮語今週の一曲はチェッカーズの「ギザギザハートの子守唄」、2012年1月以来の登場である。日本語は1975年のヒット曲荒井由実の「あの日にかえりたい」、これも2年ぶりに登場した。

1430の「ふるさとの風」は9560と9960kHz、両波とも極めて強力、ローカル局並みの強さである。どちらも同じ番組で懐かしい日本の歌「汽車」で始まった。拉致問題解説は田口八重子さんについて。1978年6月ごろ東京高田のベビーホテルに2歳と1歳の子供を残したまま拉致された。当時22歳である。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっている。北朝鮮はこうした事実や大韓航空機爆破事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(=金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明は信用できるものではない。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠そうとしている。もちろん事件そのものを北朝鮮は韓国のでっち上げだとし認めていない、韓国も機体引き上げの捜査をしないなどおかしな事件である。
ふるさとの声は田口八重子さんへのメッセージ、お兄さんの飯塚繁雄さんから2015年3月4日収録されたもの。続いて2016年2月に開催された「都民の集い」での収録から。お兄さん本田勝さんからのメッセージは2016年2月に収録されたメッセージ、地元の民謡を歌っている。最後に2015年9月に東京で開催された「最終決戦のとき!不退転の決意で全員救出を!国民大集会」で収録した飯塚耕一郎さんからのメッセージが出ている。今日の一曲は1975年のヒット曲布施晃の「シクラメンの香り」が登場した。この番組は2016年4月20日、29日と同じ番組である。
1600の「ふるさとの風」は9470と9960kHz、ジャミングは全くない、台湾、パラオからの信号は強力である。受信状態は極めて良好である。1430と同じ番組である。

同じく1600の「しおかぜ」は6090kHz、この時間6090kHzにはジャミングが出ている。八俣の信号もそれなりに来ているが、かなりノイジーな受信状態である。1300の5965kHzと同じ番組が出ている。
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