2016年04月28日

4月27日ふるさとの風

1430の「ふるさとの風」は9560と9960kHz、両波とも強力かつジャミングもない、聞こえない。この時間は1330と同じ番組が出てきた。拉致問題インフォメーションは、4月9日(土)、文京シビック大ホールにおいて、家族会、救う会、拉致議連 等の主催による「最終決戦は続いている!制裁と国際連携で全員救出実現を! 国民大集会」が開催された。まず安倍総理の挨拶が放送された。
「『国民大集会』の開催に当たり、一言、御挨拶を申し上げます。
 拉致問題の解決は、安倍政権の最重要課題であります。最優先で取り組んでおります。
 しかしながら、北朝鮮が『特別調査委員会』による調査を開始してから、間もなく2年になろうとしていますが、拉致問題に進展が見られないことは、極めて遺憾であります。
 このような中、本年1月、北朝鮮は核実験を行い、さらに2月には『人工衛星』と称する弾道ミサイルの発射を強行し、その後も挑発行為を続けています。
 これらの行為は、明白な『国連安保理決議違反』であり、我が国に対する『直接的な脅威』であり、断じて容認することはできません。
 このような状況を踏まえ、拉致、核、ミサイルといった諸懸案の包括的解決に向け、政府は、断固たる独自の措置を決定いたしました。
 これに対し、北朝鮮は『特別調査委員会』の解体などを宣言しましたが、我が国としてストックホルム合意を破棄する考えはなく、断じて受け入れることはできません。
 先般成立した制裁強化の安保理決議は、国際社会の北朝鮮に対する明確なメッセージであります。決議には、我が国の考え方が十分に盛り込まれており、人道上の懸念が訴えられました。
 我が国は、国際社会と協力してこの決議を厳格に実施してまいります。その後の各首脳会談においては、必ず厳格に国際社会がこの決議を実行していくことが重要であることを訴え続けてきております。
 また、今般の『核セキュリティ・サミット』の際には、私は、オバマ大統領、韓国の朴大統領と意見交換を行い、拉致問題をめぐる日本の立場を説明しました。そして、両大統領から、改めて日本の取組に対する理解と支持を得ることができました。
 しかし、北朝鮮は国際社会に耳を傾けることなく、ICBMのエンジン燃焼実験など挑発的な行為を続けています。
 北朝鮮の最高指導者に対しては『このような挑発行為には、必ず厳しい代償が伴うのであり、拉致、核、ミサイルといった諸懸案を解決しない限り、北朝鮮は明るい未来を描くことができない』ということを、明確に確認させる必要があります。
 拉致問題の解決には『対話のための対話』では意味がありません。
 同時に、対話をしなければ拉致問題は解決しません。
 政府としては、『対話と圧力』、『行動対行動』の原則の下、国際社会と連携して北朝鮮に対して『厳しい』圧力をかけながら、同時に、対話の窓口を閉ざすことなく、拉致問題の解決に向けて全力を尽くしてまいります。
 被害者の方々と御家族の皆様が抱き合うことができる日が訪れるまで、私たちの使命は終わりません。
 我々は、常に、拉致被害者、そして御家族の皆様と共にあります。
 一刻も早く、拉致被害者の皆さんを御家族の下に取り戻すべく、これからも、国民の皆様と共に全力を尽くしていくことをお誓い申し上げまして、内閣総理大臣としての御挨拶とさせていただきたいと思います。
 皆さん一緒に頑張ってまいりましょう。」

次に」加藤拉致問題担当大臣の挨拶が放送されている。
 皆さん、こんばんは。本日は国民大集会に多くの皆さん方が足を運んでいただきました。拉致問題担当大臣として、心から御礼を申し上げたいと思います。
 また国民大集会を開催していただきました家族会、そして救う会、拉致議連、そして知事の会、地方議会全国協議会の皆さん方にも改めて御礼を申し上げたいと思います。
 北朝鮮による拉致問題は、わが国の主権、そして国民の生命と安全を脅かした重大な問題です。そして同時に、将来に夢を持ち、希望を持っていた多くの拉致被害者の方々のそうした思いを打ち砕き、家族の皆さん方との貴重な時間を切り裂いてしまった人権上も人道上も許しがたい犯罪です。
 先ほど安倍総理からもお話を申し上げましたが、安倍政権では、拉致問題の解決を最優先の課題として、そして政府の責任において取り組むべき課題であると位置づけています。
 私も就任以来、拉致被害者の方々の一日も早い帰国実現をめざして取り組んでいます。しかし残念ながら、北朝鮮はこの拉致問題に誠実に対応しないばかりか、核実験をし、また弾道ミサイルを発射した。これを受けて、わが国として独自の北朝鮮措置を講じたところであります。
 そしてその際にも、拉致をその理由として掲げました。これに対し北朝鮮は、「特別調査委員会による調査を中止する」と、また「調査委員会を解体する」と。こうした話は、我々としては全く受け入れられない。強く抗議するとともに、一日も早い拉致被害者の帰国を強く要求しているところです。
 今、北朝鮮に対する国際社会の圧力は、かつてないほど高まりを見せています。先般の強い内容を含んだ国連決議も然りです。北朝鮮に対する、こうした拉致問題を含めた人面問題で、さらに圧力をかけていくことが非常に大事です。
 さらに1月に、マルヅキ・ダルスマンという国連北朝鮮人権状況特別報告者と面会しました。彼の活躍も、こうした国際社会の圧力を高めることに大変後見しています。そして拉致問題の解決に向け、互いに協力することを約束しました。
 そして先月下旬、このダルスマン特別報告者の報告を踏まえて採択された国連人権理事会の決議、この中においては北朝鮮における人道問題の犯罪の説明責任を、説明メカニズムを追及する専門家グループの設置を求める、大変強い内容になっています。
 こうした国際社会との連携を一層加速化し、そして国際広報においても強化をはかり、拉致問題について、世界に向けて発信をし、国際的な理解と連携を求め、解決の気運を高めていこうと思っています。
 この集会が始まる前に、拉致被害者のご家族の皆さんとお話をする機会をいただきました。ご家族の皆さんからは、何ら進展がないまま一日一日、一刻一刻と時が経ち、その重み、負担を直接伺いました。そして一日も早く、拉致被害者の方々に会いたいという痛切な思いを聞かせていただきました。
 このようなご家族の皆さん方の思いを、しっかりと胸に刻み共有するとともに、また北朝鮮において一日も早い帰国を待っておられる拉致被害者の方々の思いに、しっかりと思いをはせていきたいと思っています。
 我々としても、ぶれることなく、「対話と圧力」、「行動対行動」の原則を貫き、北朝鮮から誠実な行動をしっかりと引き出していくように、そして認定の有無に関わらず、すべての拉致被害者の方々の一刻も早い帰国の実現に向けて、その強い決意を持って、安倍総理を先頭に政府一体として取り組んでいきたいと思っています。
 どうか本日の国民集会においても、拉致は許さないと、そして一日も早く拉致被害者を帰国させよという、国民の皆さん方の一つの強い思いを、一致団結してお示しいただきたいと思います。
 そして皆さんの声をとともに、先ほど安倍総理が申し上げた「政府一体として」取り組んでいくことをお誓い申し上げて、私のご挨拶とさせていただきます。今日はありがとうございました。
ニュース解説は「日米韓次官級協議」について。今週の一曲は1973年のヒット曲小柳ルミ子の「春の訪れ」、2010年12月以来の登場である。この番組はオンデマンド放送でも聞くことができるが曲はカットされている。
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