2016年04月21日

4月20日ふるさとの風

1300の「ふるさとの風」は9900と9950kHz、台湾送信はどちらも強力に届いている。ジャミングは全くない、出ていたとしてもこの強さでは聞こえない。前半朝鮮語、後半日本語である。今週の一曲は朝鮮語、日本語とも同じで、3月18日に開かれた「ふるさとの風」「しおかぜ」共同公開収録から、横田めぐみさんの同級生バイオリニスト吉田直矢さん演奏の「コスモスのように」が放送された。

1430の「ふるさとの風」は9560と9960kHz、両波とも極めて強力である。ローカル局並みの強さである。どちらも同じ番組、懐かしい日本の歌「汽車」で始まった。拉致問題解説は田口八重子さんについて。1978年6月ごろ東京高田のベビーホテルに2歳と1歳の子供を残したまま拉致された。当時22歳である。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっている。北朝鮮はこうした事実や大韓航空機爆破事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(=金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明は信用できるものではない。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠そうとしている。もちろん事件そのものを北朝鮮は韓国のでっち上げだとし認めていない、韓国も機体引き上げの捜査をしないなどおかしな事件である。
ふるさとの声は田口八重子さんへのメッセージ、お兄さんの飯塚繁雄さんから2015年3月4日収録されたもの。続いて2016年2月に開催された「都民の集い」での収録から。お兄さん本田勝さんからのメッセージは2016年2月に収録されたメッセージ、地元の民謡を歌っている。最後に2015年9月に東京で開催された「最終決戦のとき!不退転の決意で全員救出を!国民大集会」で収録した飯塚耕一郎さんからのメッセージが出ている。今日の一曲は1975年のヒット曲布施晃の「シクラメンの香り」が登場した。今回の放送分からメッセージが更新されている。

1300と1405の「しおかぜ」はともにジャミングの中聞き取りは可能だが、受信状態は悪い。水曜日は朝鮮語放送が出ている。1405はふるさとの風を放送している。
1600の「ふるさとの風」は9470kHzと9960kHz、台湾送信が若干弱い、ジャミングは出ていないようだ。この時間両波とも同じで1430の番組が出てきた。パラオの9960kHzは極めて強力である。

同じく1600の「しおかぜ」は5915kHz、ジャミングは出ているが、それ以上に八俣からの電波が強くほとんど影響はない。この時間久々に良い受信状態となった。前半・後半とも朝鮮語放送である。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい