2016年03月12日

3月11日ふるさとの風

3月11日、国内の地上波テレビはどこも同じ番組一色。もう5年も経った、しかしまだ5年しかたっていない。人それぞれの思いはいろいろある。いずれにしろ能天気な人が多いのも事実。
諸外国と違い、日本ではどんな事件、災害が起きても「非常事態宣言」が出されることはない。どんな事態が起きても現行法が優先されるため、緊急事態に対応できない。

11日もいつもと変わりなく、北朝鮮向け放送は淡々と放送されている。1300の7400kHzはジャミングは全くない、CRIビルマ語の混信の中、朝鮮語が聞こえている。後半は幾分八俣のほうが優勢でかなり受信状態は良くなってきた。

1300の9950kHzも強力である。台湾からの信号は強く、ジャミングも全く聞こえない。今週の一曲もよく聞こえている。朝鮮語は椎名林檎の「ここでキスして」、2011年5月以来の登場である。日本語は森田公一とトップギャランの「青春時代」である。これは2015年4月にも登場、2011年以来となる、初登場は2007年である。

1430の「ふるさとの風」は9960kHz、この時間もパラオ送信は強力である。平日は送信機の余裕があるのか2分ほど前から電波を出ており頭切れがない。懐かしい日本の歌「お馬」で始まった。拉致問題解説は松木薫さんについて。1980年5月頃スペイン留学中に行方不明に、1988年に石岡亨さんから家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き、よど号ハイジャック犯とその関係者によって増元るみ子さんを含め3人が平壌へ連れて行かれたことが判明している。北朝鮮は1996年8月交通事故で死亡と発表、しかしこれは拉致がバレて2002年に急遽死亡確認書をねつ造したもの。客観的なことは何も示されていない。
ふるさとの声は26歳で拉致された松木薫さんへのメッセージ、お姉さん斉藤文代さんから2015年3月6日収録の内容である。続いて2番目のお姉さん松木照代さんから、2014年2月28日収録のメッセージ。最後に2015年2月24日収録の弟さん松木信弘さんからのメッセージが出ている。
今日の一曲は松木薫さんへの思いを綴った、ミュージックボランティアうらた剛さん作詞作曲の「薫の約束」である。この番組は2015年10月1日、10日、19日、28日、11月15日、24日、12月3日、12日、21日、30日、2016年1月8日、17日、26日、2月13日、22日、3月2日と同じ内容である。
1600の「ふるさとの風」は9975kHzのパラオ送信、ジャミングは聞こえない。フェージングの谷では幾分ノイジーな時もあるが、概ね受信状態は良好である。1430と同じ番組が出ている。

おなじく1600の「しおかぜ」は5990kHz、ここもジャミングは聞こえない、むしろ下からの混信で聞きづらい。1300の7400kHzと同じ朝鮮語放送が出ている。
この記事へのコメント
>いずれにしろ能天気な人が多いのも事実。

良くも悪くもそれが日本人の処世術なんだと思いますよ。
かつて日本が何度も存亡の危機に立たされながらも乗り切って行けたのも
その能天気さによるところが大きいと私は思っていますが。
まあもっともそれが今後も通用するかどうかは私にも分かりませんが。
Posted by まちえ at 2016年03月20日 09:17
上の画像に書かれている文字を入力して下さい