4日1300の7400kHz、ジャミングはよきわからない、CRIビルマ語のほうが強い。金曜日は前半後半とも朝鮮語放送が出ている。実際にこの放送が北朝鮮ではどのように聞こえているのかは知らない。
1300の9950kHz、台湾送信は強力である。ここもジャミングは聞こえない。朝鮮語、日本語放送ともに受信状態は良好である。この時間は毎日同じ番組が出ている。
7515kHzでは毎日国民統一放送が出ているが、4日は1300には出てこない。1330過ぎにキャリアーが出、1336に音声が出てきた。まさか放送時間がシフトしたわけではないと思うが。
1430の「ふるさとの風」は9960kHz、パラオ送信も強力である。懐かしい日本の歌「汽車」で始まった。拉致問題解説は田口八重子さんについて。しかし1434に突然停波、40秒後に再開した。
1978年6月ごろ東京高田のベビーホテルに2歳と1歳の子供を残したまま拉致された。当時22歳である。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっている。北朝鮮はこうした事実や大韓航空機爆破事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(=金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明は信用できるものではない。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠そうとしている。もちろん事件そのものを北朝鮮は認めていないし、韓国も機体引き上げの捜査をしないなどおかしな事件である。
ふるさとの声は田口八重子さんへのメッセージ、お兄さんの飯塚繁雄さんから2015年3月4日収録されたもの。お兄さん本田勝さんからのメッセージは2015年8月に制作されたビデオメッセージから本間勝さんの、田口八重子さんへの家族のメッセージが放送された。最後に2015年9月に東京で開催された「最終決戦のとき!不退転の決意で全員救出を!国民大集会」で収録した飯塚耕一郎さんからのメッセージが出ている。今日の一曲は1975年のヒット曲布施晃の「シクラメンの香り」が復活した。この番組は2月15日放送分から家族メッセージが一部差し替えられている。2月15日、24日と同じ番組である。