ご近所のおじさんが、パソコンを見てもらえないかとやってきた。家の前でディスクトップパソコンのケースを外し掃除をしている時にたまたま通りがかったようだ。まあ見るくらいならと持ち込んできたのが何とすでに分解してある代物。
以前にもこれと同じ機種を見たことがある、メモリーを増設しようと、分解したようだ。しかし何でも増やせばいいというものではない。このパソコン、スペックを見ると32ビットのWindows8.1、メモリーは2GBある。32ビットでこれ以上増やしてどうなるものでもあるまいに。
問題なのはメイン基板をすべて外さないと交換ができないという、そもそも増設とか修理を前提とした作りになっていない。価格からみても使い捨てのパソコンに他ならない。これこそ安かろう悪かろうの典型的な例かもしれない。
フラットケーブルの外し方も知らないでパソコンの分解なんてありえない。それでも分解した勇気だけは称えたい気持ちになった。
基板の裏側にメモリースロットが一つだけついている。