「しおかぜ」は八俣送信所から出ているが、出力は300kWと一部マスコミでも報道された。しかし先日11月24日の周波数変更からこれまでの100kW送信になっている模様。
HFCCへの登録も100kW、調査会ニュースにもそのように記載されている。ただ1600の5910kHzは300kWでの申請もあり実際どうなのかは知らない。赤字が現在使われている周波数。A15の例に倣えば、100kW送信は変更できるが、300kWは申請しないとできないということから100kW送信ということになる。なんとまあ律義なことで。
▲現在「しおかぜ」の放送時間と周波数は以下の通りです
22:00〜23:00 5910kHz 5985kHz 6135kHz 7400kHz(300kW)のいずれか
1:00〜2:00 5910kHz 5955kHz 5985kHz(300kW) 5990kHz(300kW)のいずれか
1日の「しおかぜ」はジャミングもわからない、かつ信号も結構強く聞き取りは100%可能である。火曜日は拉致被害者および拉致の可能性のあるご家族からの肉声メッセージが出ている。
1982年失踪の鈴木清江さんへ、お母さんのたみ江さん、妹のとよみさんからのメッセージ。
1991年失踪の橘邦彦さんへ、お母さんの橘智子さんから。
1972年失踪の生島孝子さんへ、お姉さんの馨子さん、お母さんのウラさんから。
1977年に拉致された松本京子さんへ、お兄さんの孟さんから。
1953年失踪の徳永陽一郎さんへ、お姉さんの森川よう子さんから短いメッセージ。
1981年失踪の横山辰夫さんへ、お姉さんの浦本勝代さんから。
2000年失踪の浜崎真嗣さんへ、お父さんのけんじさんから。
1963年失踪の森 洋子さんへ、お姉さんの林澄子さんから。
1975年失踪の山田妙子さんへ、妹さんの阿部順子さんから。
1325:40に「日本政府からのメッセージ」が出ている。後半1330からも日本語放送、八俣からの電波は一段と強く感じられる。引き続き肉声によるメッセージが出ている。
1991年失踪の佐々木悦子さんへ、お母さんのアイ子さん、妹さんのめぐみさんから。
1971年失踪の井上克美さんへ、お母さんのイトノさんから。
1977年失踪の新木章さんへ、妹の横山木三子さん、弟の博さんから。
1979年失踪の寺島佐津子さんへ、お母さんのイツ子さん、お父さんの寺島六郎さんから。
1965年失踪の山口美好さんへ、お姉さんの津由子さんから。
1962年失踪の井上征子さんへ、お母さんのマサヱさん、妹さんの恵美子さんから。
1979年失踪の尾方晃さんへ、お母さんの美恵子さんからのメッセージ。
以上の方からの肉声による呼びかけが放送された。1355:36にも「日本政府からのメッセージ」が放送されている。この番組は2014年6月18日、8月13日、10月22日、12月17日、2015年3月4日、4月29日、6月24日、8月26日、10月20日と同じ内容である。ほぼ2ヶ月毎の再放送となっている。
1300の9950kHz、開始直後は強力な電波が届いていたが、次第に弱くなり1320ごろからはほとんど聞こえなくなってしまった。9735kHzは強力に来ているが、この送信所だけはそうはいかないようだ。
1430の「ふるさとの風」は9960kHzのパラオ送信、すでに1426過ぎにキャリアーを出している。
12月1日は3回とも同じ日本語放送の出る日。週一回8日毎のローテーションで放送されている。12月10日から16日までは北朝鮮人権侵害問題週間、これに伴い日本政府主催で12月12日に国際シンポジウムを開催する。この模様は短波ラジオ放送でも生中継される。
13:00 開場
14:00 開会
第1部 国際シンポジウム
(1) 基調講演(加藤勝信 拉致問題担当大臣)
(2) パネル・ディスカッション
パネリスト: 北朝鮮による拉致被害者家族連絡会代表 飯塚繁雄氏
国連北朝鮮人権状況特別報告者 マルズキ・ダルスマン氏(ビデオ・メッセージ)
ほか、国連関係者、関係国政府高官、有識者等登壇予定
第2部「 ふるさとの風」ミニコンサート
16:00 閉会
また「ふるさとの風」と「しおかぜ」共同の公開収録も行われこれも生中継される。
12月12日、0500-0700UTC 国際シンポジウム、ふるさとの風ミニコンサート 15635kHz
12月12日、1000-1200UTC 「ふるさとの風」「しおかぜ」公開収録 9960kHz
拉致問題インフォメーションは、今年も11月15日新潟市で開催された「忘れるな拉致 11.15県民集会」における加藤勝信拉致問題担当大臣の挨拶が出ている。
続いてニュース解説、「中国専門家の見方」について。今週の一曲は無し。