2015年08月29日

8月28日ふるさとの風

1300の9950kHz、いつものようにジャミングは聞こえない、台湾からの電波はそれなりに。しかし後半は信号が落ち込みかなり苦しい、聞き取りほとんど不可能である。もうスキップする季節になったのか、これは多分磁気嵐の影響もあるようだ。

1330の「しおかぜ」6020kHzも全く聞こえない、開始時のテーマ曲で何とか電波の出ていることだけは確認できた。同波のベトナム語のほうが強い。6020kHzへのジャミングはないようだが、6015kHzのスーパージャミングは結構うるさい。この時間帯、台湾と八俣両方の電波が特に弱い。
時々朝鮮語が浮いてくる。後半は幾分持ち直し、Pipジャミングの出ているのも確認できた。

1430の「ふるさとの風」は9960kHz、ジャミングは全く聞こえない、したがって若干信号は弱いが、受信状態は良好である。懐かしい日本の歌「汽車」で始まった。拉致問題解説は田口八重子さんについて。1978年6月ごろ東京高田のベビーホテルに2歳と1歳の子供を残したまま拉致された。当時22歳である。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっているが、北朝鮮はこうした事実や事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(=金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明は信用できるものではない。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠そうとしている。もちろん事件そのものを北朝鮮は認めていないし、韓国も機体引き上げなどの捜査をしないなどおかしな事件である。
ふるさとの声は田口八重子さんへのメッセージ、お兄さんの飯塚繁雄さんから2015年3月4日収録されたもの。お兄さん本田勝さんからのメッセージは2015年4月26日の「最終決戦のとき!不退転の決意で全員救出を!国民大集会」での収録。同じく飯塚耕一郎さんから、田口八重子さん家族のメッセージが放送された。今日の一曲はない、この番組は2015年5月30日、6月8日、17日、26日、7月5日、14日、8月1日、10日、19日と同じ内容である。ただ最後の周波数アナウンスには「日本時間」の言葉が追加されている。


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