2015年08月28日

8月27日ふるさとの風

1300代の9950kHzは今日もよく聞こえている。ジャミングは出ているようだがよく聞こえない。朝鮮語、日本語放送ともに受信状態は概ね良好である。拉致問題インフォメーションは、8月6日ASEAN外相会議に出席のマレーシア訪問中の岸田外務大臣から北朝鮮へ働きかけたこと。同日の第5回東アジア主要諸国外相会議から北朝鮮に関する部分を紹介。
▼ 岸田大臣から、日本として、核、ミサイル、拉致等の諸懸案の包括的解決を目指す方針は不変である旨述べ、北朝鮮による核・ミサイル開発の継続は地域・国際社会の重大な脅威であると指摘。国際社会として北朝鮮に対し、(1)核保有を断じて認めない、(2)挑発行動を自制し安保理決議や六者会合共同声明を誠実かつ完全に実施すべきとの強いメッセージを送り続けることが重要であり、同時に、各国による輸出管理を含めた安保理決議の厳格な履行が重要であると述べた。
▼ 拉致問題について、岸田大臣から、日本の主権及び国民の生命と安全に関わる重大な問題であるとともに、国際社会の普遍的問題であり、各国の理解・協力への期待を表明。また、拉致問題の解決を含む北朝鮮の人権状況の改善に向け、各国と協力していきたいと述べた。
▼ これに対し、多くの国から、北朝鮮の核・ミサイル開発に懸念を表明し、北朝鮮に対して関連安保理決議や2005年の六者会合共同声明の履行を求める発言があった他、複数の国から人権状況に対する懸念が表明された。

ニュース解説は「南北高官による緊急接触」について。とりあえず25日、拡声器放送だけは中止されひとまず休戦状態が保たれることになった。
拉致問題解説は2002年に帰国した地村保志さん、濵本富貴惠さん、蓮池薫さん、奥土祐木子さん、曽我ひとみさんの5人について。1978年7月から8月にかけて拉致された。2010年、拉致被害者等支援法が延長され、引き続き支援が続けられていることなど。今週の一曲、朝鮮語は、たまの「さよなら人類」、3年ぶりの登場だが、意味の分からない歌詞だ。1981年のヒット曲石川優子の「シンデレラサマー」、これは一年半ぶりの登場である。番組終了時のアナウンスは8月17日から時刻の前に「日本時間」が追加されている。

1330の「しおかぜ」は6020kHz、八俣の電波は強い、Pipジャミングが出ているがほとんどわからない。27日木曜日は通常の英語放送が出ている。後半は若干八俣の信号も下降の一途、下からの突き上げが強くなってきた。

1430の「ふるさとの風は9960kHz、この時間もジャミングは聞こえない、受信状態は良好である。懐かしい日本の歌「肩たたき」で始まった。拉致問題解説は増元るみ子さんについて。1978年8月12日鹿児島県吹上浜で市川修一さんとともに拉致された。二人は1979年7月20日結婚し、1981年8月17日死亡したとされる。何の前触れもなく心臓マヒで死亡したというのはいかにも不自然であり、2002年北朝鮮の捏造死亡診断書で死んだことにされてしまった。
ふるさとの声は増元るみ子さんへ。お姉さん平野フミ子さんから2014年10月収録のメッセージが出ている、36年ぶりにカセットテープが発見され声を聴くことができたことなど。 同じく平野フミ子さんから2015年4月26日の「最終決戦のとき!不退転の決意で全員救出を!国民大集会」における訴えが出ている。
続いて中学生時代の同級生メイソンSもと子さんの訴えは2013年2月収録、小中学校の同級生苅谷達郎さんのメッセージ、これも2013年2月の収録。
今日の一曲は、1976年のヒット曲沢田研二「コバルトの季節の中で」、1978年秋から一年間、蓮池由紀子さんと増元るみ子さんが北朝鮮で一緒に暮らしていたころ、由紀子さんがるみ子さんによく歌っていたという。この番組は2015年8月18日と同じ内容である。

1500の9975kHz、1530の9965kHzの「イルボネパラム」朝鮮語放送はジャミングもなく極めて良好な受信ができている。1600の「ふるさとの風」9960kHzは若干信号が弱い、同波のFSK波が混信しているのが分かる。1515辺りからパラオの信号も上昇、ローカル局並に聞こえている。この時間帯もほぼ数十kHz間隔でノイズが出ている。給湯器などから出ている人工雑音である。

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