8月1日1300代の9950kHzはかなり強力なPipジャミングが出ている。台湾からの電波も強く聞き取りは可能である。後半1330の「ふるさとの風」もほぼ同じ状態である。7月28日は、1978年に拉致された田中実さんの誕生日、また8月2日は1968年2月辛光洙に拉致された原敕晁さんの誕生日である。
今週の一曲朝鮮語は1971年のヒット曲南沙織の「17才」 、これは2013年11月以来の登場。日本語は1977年のヒット曲ダウン・タウン・ブギウギ・バンドの「サクセス」、3年ぶりの登場である。
1330の「しおかぜ」6020kHz、昨日からこの周波数に出ているが、ジャミングは無くかつ八俣の電波は強力で、6015kHzのジャミングもほとんど影響はない。土曜日は朝鮮語から、後半1400は日本語放送で、先週7月25日の再放送である。北朝鮮で重要幹部たちの脱獄が相次いでいるというニュースから。7月15日付の統一日報の報道から。北朝鮮の幹部から入手したという情報、日本の週刊現代7月18日号からの引用。玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)人民武力部長が粛清されたことなど。こんな人の処刑に銃弾を使うのはもったいないと、空腹にさせた犬、ドーベルマン3匹に襲わせたというもの。調査報告を見送ったことについては、2002年5人を返したが感謝されるどころか非難ごうごう、遺骨を返せば偽物だと非難、これではこの先何をしても非難されるだけだとしている。
救出への道コーナーは増元照明さんから、安保法案が成立し、これで本格的に自衛隊による拉致被害者救出が現実味を帯びてきた。東北大学、旧二校の校歌がアカペラで紹介されている。1353と1422:28に「日本政府からのメッセージ」が出ている。周波数アナウンスに続いて日本への連絡用電話、FAX番号、住所などが告知されている。ファイルは7月25日に受信したもの。↑
1430の「ふるさとの風」は9960kHz、この時間も放送開始前から強力なPipジャミングが出ている。懐かしい日本の歌「汽車」で始まった。拉致問題解説は田口八重子さんについて。1978年6月ごろ東京高田のベビーホテルに2歳と1歳の子供を残したまま拉致された。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっているが、北朝鮮はこうした事実や事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(=金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明は信用できるものではない。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠そうとしている。もちろん事件そのものを北朝鮮は認めていないし、韓国も機体引き上げなどの捜査をしないなどおかしな事件である。
ふるさとの声は田口八重子さんへのメッセージ、お兄さんの飯塚繁雄さんから2015年3月4日収録されたもの。お兄さん本田勝さんからのメッセージは2015年4月26日の「最終決戦のとき!不退転の決意で全員救出を!国民大集会」で収録で。同じく飯塚耕一郎さんからのメッセージ。田口八重子さん家族のメッセージが放送された。1450にはジャミングも止まり受信状態は良くなった。
今日の一曲はない、この番組は2015年5月30日、6月8日、17日、26日、7月5日、14日と同じ内容である。